(暫定版、初投稿は正午過ぎ)
[写真]パノラマ写真は「御休所」国会議事堂中央部の皇居から見て奥側の3階、おととし2017年、宮崎信行撮影。
きょうから、幼児教育無償化の法案と、大学奨学金の法案が両方とも審議されることになります。私に言わせれば、予算案と違って、恒久に続く法案ですから、この時期の国会は、より注目してほしいところです。
但し、修学支援の法案は、きょうの審議入りは見送られて、来週水曜日以降に持ち越されました。理由は後で、確認します。
【衆議院内閣委員会 平成31年度2019年3月15日(金)】
「子ども子育て支援法改正案」(198閣法15号)の審議が続行。宮越光寛担当相に対して、高所得家庭の方が税金から受ける恩恵がより多く得られる点を、立憲民主党らが問題視。ただし、民主党政権時代に子ども手当に所得制限をつけなかった(2009年度予算のみ)ので、そこをどう説明するつもりなんでしょうか。
【衆議院文部科学委員会 同日】
まず一般質疑。前日の本会議で議論された「大学等における修学の支援に関する法律案」など合計2法案(198閣法21号・22号)が審議入りすると思いましたが、理事会が紛糾したようです。水曜日に、次回の委員会をすることだけ発表して、散会しました。
【参議院本会議 同日】
まず、伊達忠一議長が「会議に先立ち申し上げます。先日の賀詞は、議長が皇居で天皇陛下に申し上げました」とし「これより会議を開きます」と宣言。
「特定防衛調達のための長期契約法の5年延長法案」(198閣法13号)が防衛大臣から趣旨説明され、代表質問されました。いわゆる登壇案件。衆議院では野党会派からも賛成が出ていました。防衛大臣は「長期契約で単年度の負担は減る」と説明。共産党の井上哲士さんは「米軍のイージスアショアが昨年末の中期防では1224億円に膨れ上がった。膨張の経過は不透明だ」としました。F35A、F35B、イージスアショアなど武器(装備品)の具体名を挙げての議論が増えています。また日米同盟について、ややネガティブな意見が、保守的な立場の野党議員からも増えてきました。
【参議院予算委員会 同日】
「平成31年度予算案」は10日目。そのうち、一般質疑は、たぶん3日目だと思いますが、ちょっと週末計算しなおします。今国会では、小西洋之さんと横畠裕介内閣法制局長官の「国会議員の答弁の積み重ねは内閣を統制することができるのか」との問答で「炎上」が一般質疑から起きました。謝罪・撤回・予算委員長から注意を受けた横畠さんですが、その後は、そのことを答弁するだけで、本質からは逃げています。
【衆議院財務金融委員会 同日】
「世界銀行追加出資のための改正法案」(198閣法10号)が全会一致で可決すべきだと決まりました。
【衆議院外務委員会 同日】
「在外公館位置・給与・名称法改正案」(198閣法20号)。前回質疑終局を宣言されていました。きょうは採決のみ。全会一致で可決すべきだと決まりました。来週火曜日に本会議を開ければ、そこで通過します。
【衆議院法務委員会 同日】
一般質疑の後、「裁判所職員定員法改正案」(198閣法19号)が趣旨説明されました。質疑は次回。今回の法案は、最高裁判所事務総局管理下の定員が純増となる内容で、ここ数年の、定員の中で、裁判官は増える内容とは異なっています。東京一括採用で、地方転勤が頻繁な裁判官では、忖度判事が、忖度官僚よりも深刻な空気だとの指摘があります。
【衆議院経済産業委員会 同日】
まず、大臣所信に対する一般質疑があり、「店開き」となりました。
ただちに、「2025年大阪万博財政特措法案」(198閣法11号)が趣旨説明されました。
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