[画像]安倍晋三首相、2019年3月25日、参議院インターネット審議中継からスクリーンショット。
安倍晋三首相(自民党総裁)は手話の「ありがとう」と取り違えて、ウルトラマンのポーズをとってしまったようです。
きょうの参議院予算委員会の最後に、薬師寺道代議員が登場。パネルを使って手話のやり方を見せ、政策推進を首相に求めました。
[画像]薬師寺道代議員、2019年3月25日の参議院インターネット審議中継からスクリーンショット。
薬師寺さんは、手話の「ありがとう」は、相撲で勝った力士が「手刀」をきって、懸賞金を受け取るしぐさにもとづいていると説明。左手の甲のあたりを、右手でたたき、上に1回持ち上げるしぐさで、「ありがとう」の表現になると説明しました。
首相が薬師寺議員に対して手話でこたえるのはここ3年ほどの国会中継で恒例となっていました。首相はいつもの通りに、「ありがとう」と語りながら、なんらかの手話のようなポーズを交えて、5時間強にわたる国会中継をしめくくりました。
[画像]安倍晋三首相、2019年3月25日、参議院インターネット審議中継からスクリーンショット。
しかし、何か変です。右腕と左腕を同時に前に出しながら、右腕の手のひら台にして、その上に左腕をまっすぐ天に向かって立てるポーズをとりました。薬師寺さんの説明では、両手を使って「ありがとう」を示すことになりますが、首相は両腕を使ってます。
[写真]ウルトラマンのスペシウム光線、「ツブラヤステーション」円谷プロダクションホームページより。
「円谷プロダクション」ホームページ「ツブラヤステーション」には、ウルトラマンの必殺技「スペシウム光線」として「腕を十字に組んで放つ強力な破壊光線。ウルトラマンが最も得意とする必殺技」と説明されています。当ブログは国民民主党など権威ある機関から「報道媒体」と公認されておりますので、著作権法第41条「時事の事件の報道のための利用」にもとづき写真を引用しました。
これからすると、首相は「ありがとう」という手話を披露しようとして、ウルトラマンの「シュワッチ」すなわちスペシウム光線のポーズをとってしまったことになります。テレビ放送時に安倍さんは小学校6年生ですので、教室で真似していたのかもしれません。
また、その後のシリーズの、「ウルトラセブン」のワイドショット、「ウルトラマンA」のメトリウム光線は、よりきょうの首相のポーズに似ており、年齢的に、ウルトラセブンかもしれません。
世論調査では、消費税10%の生活防衛対策として、食費を削りたいとする人が6割近くになっています。食費は軽減税率8%として据え置かれるはずなんですが。まあ、このやりとりで「ありがとう」の手話を覚えられて、私はうれしいんですが。
シュワッチ!国民に消費税10%のスぺシウム光線を浴びせる、安倍首相。
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