渡辺恒雄あとつぎ宮崎信行の国会傍聴記

政治ジャーナリスト宮崎信行、50代はドンドン書いていきます。

【5/7】国民・榛葉賀津也さんが理事を辞任、割賦販売法改正案などが審議入り

2020年05月07日 16時58分04秒 | 第201回通常国会(2020年1月から6月)「コロナ感染症」
[写真]参議院本会議場裏、3年前の2017年5月、宮崎信行が許可を得て撮影。

 連休明けのきょう5月7日は木曜日ですので、参議院の第一種常任委員会。民主党系に10年以上、野党に7年以上委員長ポストが割り振られている、経済産業、国土交通は複数の法案のうち1本が審議入りしました。

【参議院外交防衛委員会 令和2年2020年5月7日(木)】

 国民民主党の榛葉賀津也さんが理事を辞任しました。

 「日本と、UAE、ヨルダン、ASEAN、モロッコ、コートジボワール各々との投資協定の承認案」(201条約1、2、3、4、5号)が外相から趣旨説明されました。質疑は次回。散会。

【参議院経済産業委員会 同日】

「割賦販売法改正案」(201閣法39号参先議趣旨説明されました

 経産省の「割賦販売法」や厚労省の「介護保険法」などは3年に1回見直すことで業界団体を組織した審議会が動いています。このため、役所は必ず改正法案を出そうとして、このことで文部科学省・文化庁・著作権法部会は官民分裂の抗争になりました。経済産業省では傍流だった、新原浩朗局長(昭和59年入省)が、消費税率10%増税後クレジットカード払いだと増税分が還元される制度を官邸・財務省に発案し、業界・省が潤うかっこうとなりました。新原局長は以前から原宿・竹下通り近くに豪邸を持っていたそうで、有名歌手の菊池桃子さんファミリーと新婚されました。平成入省の佐伯耕三・総理事務秘書官とは違い、局長室の個室を思う存分使える立場の新原局長。安倍官邸官僚我が世の春といったところです。

 4月23日に衆議院から送られてきた「5G支援法案」(201閣法22号)「GAFA規制法案」(201閣法23号)は後回しになりました。

【参議院国土交通委員会 同日】

 国交委員長は国民民主党に割り振られ、羽田系の田名部匡代さんが委員長をつとめています。

 「高齢者、障害者バリアフリー法改正案」(201閣法14号)が1か月前の送付から解凍され、委員会で審議入り。新進党時代に阪神大震災に一番乗りした赤羽一嘉大臣のことを、国土交通省内で「あかばか大臣」と呼ぶ不届き者が一部にいるとされており、新型コロナウイルス感染症でどの役所も遠慮のない言論空間が生まれているようです。冗談はさておき、乗り合いバスの独禁法特例法案とセットになる「持続化可能法案」(201閣法20号)の審議入りは持ち越されました。

【衆議院 同日】

 無し。あすは常任委。週明け月曜日は予算委集中審議。2次補正案があるかどうか。そして、「家賃支援法案」(未提出)をめぐって与党内と与野党内の調整へ。

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Ⓒ2020年、宮崎信行 Miyazaki Nobuyuki
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