[写真]定例の記者会見をする西村ちなみ・立憲民主党幹事長、きょう、宮崎信行撮影。
再来月22日公示、2022年7月10日(日)投開票の第26回参議院議員通常選挙で、立憲民主党は略称を「民主党」とすることを決めました。あすの両院議員総会で正式に決定する見通し。
西村ちなみ幹事長はきょうの記者会見で、立憲民主党規約第1条の「本党は名称を立憲民主党とし、略称を民主党とする。」をひもとき、そのままにするとしました。西村さんは「略称の変更を総務省に届け出るとしたら、4月23日から5月2日まで」だとし、榛葉賀津也・国民民主党幹事長から返答がないことからこのタイミングで決定するとしました。
2020年9月に「4党派」が合併した際には、そのうちの1党派の代表だった岡田克也さんや小川淳也さんらが「代表は枝野幸男さん、政党名は民主党」をまっさきに主張。枝野初代代表の流れが決まった経緯があります。そして、第49回衆院選で略称を変更しようとしたものの、事務局が変更する期間があることを知らず、総務省選挙部からの能動的な示唆もなかったため変更できずに「民主党」となり、枝野さんが多くを語らずにかばった背景があります。
按分票が多かったことや、過去の経緯から、「民主党」と決まりました。一方、両院議員総会にはかる文書では「届出略称は民主党とする」「ビラ等の宣伝物において略称を使用する場合には、有権者が日常的に用いている我が党に対する呼称=「りっけん」との表記を使用する」となりそう。
この件に関する国民民主党のコメントは現時点では問い合わせていません。
立憲民主党は常任幹事会で、参院選の候補者を追加決定しました。この中で、北関東の群馬県・栃木県の公認も決まりました。自民党の現職・上野通子さんに対して栃木県では、板倉京さん、女性、55歳を公認。東京本部の公募で、西村さんは「税制に詳しくいろいろな本も書いている素晴らしい候補者。栃木県は衆院の議席が増えて、勢いのある県連」とし、福田昭夫さんに加えて、旧・渡辺みんなの党の若手合流した栃木に期待を込めました。
一方、群馬県では自民党・中曽根弘文さんが立ちますが、西村さんは「群馬県は立憲民主党が不在の県になってしまった」としました。そして白井桂子さんを公認。この方は、自治医大付属看護学校卒業後に、1983年4月から2017年3月まで群馬県庁職員として県立小児医療センター看護部に勤務。2015年8月から2019年8月まで自治労本部の中央執行委員。2019年10月から連合群馬副事務局長をつとめているようです。群馬県某重大事案では巻き添えになった2人の前職らは非はなく、危機管理の成功で、他県には広がらず。私としても「左翼はおさかん」「田舎の人は、中央から俯瞰して情報がバレバレだと分からないものか」と思うしかありませんでしたが、連合群馬から女性が業務命令立候補することになりました。
地勢も選挙区定数も近い、栃木と群馬だけでも、わずか数人の有力者のふるまい方だけでも、大きく地域事情は変わってくるものだと感じるしかありません。自民党の茂木敏充幹事長は先々週の福島県連で「構図が変わりそうだ」と述べ、立憲と共産の関係を争点にするのは難しいとの認識を示唆しました。
補正予算案について自公政調会長会談で、高市早苗会長が予備費を積み増すだけの補正を提案して撤回したことについては、「予備費を積み増すだけでも国会での審議は必要なので、そこから自民党さんは逃げないでもらいたい。岸田政権は聞く力があるとご自身がおっしゃているわけですから、物価が上がって国民生活が大変厳しい中で上がっている声に耳をふさがないでいただきたい」と語りました。
このエントリーの本文記事は以上です。
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西村ちなみ幹事長はきょうの記者会見で、立憲民主党規約第1条の「本党は名称を立憲民主党とし、略称を民主党とする。」をひもとき、そのままにするとしました。西村さんは「略称の変更を総務省に届け出るとしたら、4月23日から5月2日まで」だとし、榛葉賀津也・国民民主党幹事長から返答がないことからこのタイミングで決定するとしました。
2020年9月に「4党派」が合併した際には、そのうちの1党派の代表だった岡田克也さんや小川淳也さんらが「代表は枝野幸男さん、政党名は民主党」をまっさきに主張。枝野初代代表の流れが決まった経緯があります。そして、第49回衆院選で略称を変更しようとしたものの、事務局が変更する期間があることを知らず、総務省選挙部からの能動的な示唆もなかったため変更できずに「民主党」となり、枝野さんが多くを語らずにかばった背景があります。
按分票が多かったことや、過去の経緯から、「民主党」と決まりました。一方、両院議員総会にはかる文書では「届出略称は民主党とする」「ビラ等の宣伝物において略称を使用する場合には、有権者が日常的に用いている我が党に対する呼称=「りっけん」との表記を使用する」となりそう。
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立憲民主党は常任幹事会で、参院選の候補者を追加決定しました。この中で、北関東の群馬県・栃木県の公認も決まりました。自民党の現職・上野通子さんに対して栃木県では、板倉京さん、女性、55歳を公認。東京本部の公募で、西村さんは「税制に詳しくいろいろな本も書いている素晴らしい候補者。栃木県は衆院の議席が増えて、勢いのある県連」とし、福田昭夫さんに加えて、旧・渡辺みんなの党の若手合流した栃木に期待を込めました。
一方、群馬県では自民党・中曽根弘文さんが立ちますが、西村さんは「群馬県は立憲民主党が不在の県になってしまった」としました。そして白井桂子さんを公認。この方は、自治医大付属看護学校卒業後に、1983年4月から2017年3月まで群馬県庁職員として県立小児医療センター看護部に勤務。2015年8月から2019年8月まで自治労本部の中央執行委員。2019年10月から連合群馬副事務局長をつとめているようです。群馬県某重大事案では巻き添えになった2人の前職らは非はなく、危機管理の成功で、他県には広がらず。私としても「左翼はおさかん」「田舎の人は、中央から俯瞰して情報がバレバレだと分からないものか」と思うしかありませんでしたが、連合群馬から女性が業務命令立候補することになりました。
地勢も選挙区定数も近い、栃木と群馬だけでも、わずか数人の有力者のふるまい方だけでも、大きく地域事情は変わってくるものだと感じるしかありません。自民党の茂木敏充幹事長は先々週の福島県連で「構図が変わりそうだ」と述べ、立憲と共産の関係を争点にするのは難しいとの認識を示唆しました。
補正予算案について自公政調会長会談で、高市早苗会長が予備費を積み増すだけの補正を提案して撤回したことについては、「予備費を積み増すだけでも国会での審議は必要なので、そこから自民党さんは逃げないでもらいたい。岸田政権は聞く力があるとご自身がおっしゃているわけですから、物価が上がって国民生活が大変厳しい中で上がっている声に耳をふさがないでいただきたい」と語りました。
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