旧統一教会・裏金国会の勢いがとまりません。旧安倍派閣僚を更迭したため、野党の追及は旧岸田派の大臣２人に集中。おそらく採決前後まで「ラインナップ」に入り続けそう。
●今国会２度目の木曜日ですが裏金議員が多く含まれていることに立憲が反発して、衆議院憲法審査会は見送られました。
【衆・議運委理事会 きょう令和６年２０２４年２月８日（木）】
３連休明け１３日（火）午後１時から「所得税法改正案」（２１３閣法１号）の趣旨説明と代表質問をすることを決定しました。また●財務金融、●総務の両委員会の理事懇談会で段取りを話し合いました。
【衆・予算委員会 同日】
「令和６年度予算案」は５日目。まず、１６日（金）に石川、長崎両県で地方公聴会を開くことを全会一致で議決しました。これに先立つ理事会で、来週１４日（水）に集中審議「政治とカネ等」。
きょうは一般質疑１日目７時間コース。あすは３時間コースと午後は集中審議「外交と農業等」。
なお、一般質疑は時間にかわらず「１日」とカウント。また今年になってから２度開かれていますが、あくまでも当初予算案審議以降を集中審議「１日」とカウントしていきます。
一般質疑１日目は、１巡目の前半（７時間）となり、同後半（３時間）はあす午前。
藤岡隆雄さんが「文科相は旧統一教会の政策を代弁すると言った」との指摘に「記憶がございません」。鈴木庸介さんの「嘘をついたか」に「嘘をついていたのではない。２０２２年９月の自民党の調査（茂木敏充幹事長は「点検」）の段階ではこういった会合に出たことすら記憶にない」。
旧二階派は閣内にいるのに、旧岸田派が答弁する事態に。中島克仁さんは「山梨県の長崎知事が、旧二階派の裏金を預かっていた」と問うと、林芳正官房長官が承知していないとし、旧岸田派にそのようなシステムはなかったとしました。林さん個人は「（旧統一から）献金や政治運動支援は受けていない」としました。上川陽子外相も旧統一教会の関係は「ございません」と断言しました。
当サイトが８年前の報じた記事（手錠したまま出産を上川陽子法相が止めさせる、「受刑者の親と子だから貴重な時間」と山尾志桜里さん - ニュースサイト宮崎信行の国会傍聴記）で、上川法相（当時）が刑務所で女の受刑者が出産分娩する際に手錠を外し内部通達を出した件。要求大臣・外相の立場で上川さんが在籍するなか、法務省の小泉龍司大臣は「平成２６年通知（「上川通知」）の後６件、通達に違反をして手錠を使用してしまったケース」があったと残念な答弁がありました。源馬謙太郎さんに対する答弁。
●参議院はありませんでした。
●週刊文春。政党「参政党」唯一の国会議員、神谷宗幣代表。温泉内にある旧施設を活用した「加賀塾」代表の女子学生の母でもあった秘書へのパワハラが疑われる事案で、きょねん末秘書が自殺していたことが分かりました。今国会における秘書の自殺判明者第一号は参政党からとなりました。神谷さんは福井県出身、元大阪府吹田市議で、地元事務所は石川県金沢市。ただし、神谷さんの石川県内での得票数は２０６６票なので突出していたわけではありません。
●日銀プロパーの内田副総裁は、地方での講演・記者会見で、今春闘後の賃金・物価上昇が確認されても、マイナス金利廃止を優先し、量的金融緩和・日本国債購入・日銀券供給を長期化させる意向を明言しました。
●法制審議会総会は、来週１５日（木）の午後２時から５時までをめどに開かれ、離婚後共同親権の民法改正要綱を決定する見通しとなりました。
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