【元日経新聞記者】宮崎信行の国会傍聴記

政治ジャーナリスト宮崎信行、50代はドンドン書いていきます。

【都人事】警護課長に河西隆浩・第八機動隊長、安倍元首相暗殺に前後した「部理事官から警護課長へ」終わり再び「機動隊長から警護課長へ」

2024年02月17日 06時47分32秒 | 霞が関人事
[写真]警視庁第八機動隊が右奥方向にある、国の総務省統計局庁舎、東京23区で標高が最も高い新宿区若松町、5年前、宮崎信行撮影。

 警視庁は、週明け19日から、警備部警護課長に河西隆浩・第八機動隊長をあてることにしました。深井貴・警護課長は前々任者と同じく、第一機動隊長に移ります。

 安倍晋三元首相暗殺(奈良県警本部長が退職)のため、課長が警察学校副校長に飛ばされ、警備部理事官が警護課長につく人事ローテーションとなりました。これが、数年前までのように、機動隊長が警護課長になるローテーションに戻りました。河西さんは東京オリンピック・パラリンピック本部の理事官をしましたが、その前は所轄署の副署長。「雑踏警備」と「要人警護」は似て非なるもののようにも感じますが、在任中には十中八九、第50回衆院選があり、全国で「見せるソフト警護警備」路線に戻るか注目です。

 警護官(SP)は以前はもう少し、議員の選挙情勢などに詳しかったです。筆者は官邸内で新人SPから、突然「すいません、なぜ新聞は北朝鮮を朝鮮人民共和国と書くのですか」と聞かれたことがあります。お隣の公安部の研修でもあったのでしょうか。今も昔も、勢い余ってテレビカメラに接触してトラブル化する気負った若手SPさんはいますが、以前のSPさんの方が、プライドも政界・賓客周辺の情報もあったように感じます。


[写真]官邸警備隊が以前は置かれていた半蔵門前の麹町署=きょねん宮崎信行撮影=、現在は桜田門前の警視庁本部に置かれている。

 以上です。