宮崎信行の国会傍聴記

政治ジャーナリスト宮崎信行、50代はドンドン書いていきます。

アンケートが提出さる、選挙・政治・マスコミをゆがめた裏金、私に謝罪してほしい 所得税法改正案が審議入り

2024年02月13日 21時58分04秒 | 第213回通常国会 令和6年2024年1月召集
 自民党の裏金(派閥パーティー券ノルマ超過分の還元の政治資金収支報告書付不記載)のアンケートが提出されました。ヒアリングはペーパーとしての提出はなされていないようです。今後は、そもそも何に使ったのか。私設秘書を増員したということではないでしょう。選挙が歪みました。インテリどもから私は「宮崎信行の問題点は、政権交代ある政治が必要だと主張しながら、それを説明できないからだ」という批判がありましたが、これだけのお金を使っていれば、小選挙区の接戦区で歪むに決まっているでしょう。インテリの両目玉を抉り出したい。

【衆議院本会議 きょう令和6年2024年2月13日(火)】
 「所得税法など改正案」(213閣法1号)が財務大臣から趣旨説明され、各党が質問しました。きょねん同様に重要広範議案でなく、登壇案件にどどまったようです。今国会の法案審議入り第一号。
 財務大臣は、所得税の定額減税などを盛り込んだとしました。また、当ニュースサイトでは報じていのませんが、きょねん首相が言及した「公益信託の拡充」のための公益信託法の改正条項も束ねられました。ひごろ官報を読んでいると、退職金0・5億円ほどでこどものいない夫婦が信託基金をつくり、官報告示されているいことが最近かなり多くみられます。株の配当性向が年2%ですから、年100万円ほどを大学生1人の学費として出せる計算になります。これをきっかけに検討してみてください。
 代表質問では、統一教会との関係で正直さを見せた自民党の斎藤洋明さんが登壇し、比例北陸信越ブロック重複立候補の立場も含めて能登半島地震の倒壊家屋の雑損控除の1年前倒しを質問。大臣は、法案を後日出すとしました。立憲の馬場雄基さんは「平成生まれ初の本会議登壇だ」とアピールしました。
 浅野哲さんは「EV減税はメーカーが対象だが、サプライチェーン全体に波及させてほしい」「イノベーションボックス税制は投資だけでなく継続して発注することを念頭に置くべきだ」との主張をしました。
 質疑順は、自民党、立憲民主党、日本維新の会、共産党、国民民主党の順。このうち、立憲会派は社民党を含み、維新会派は教育無償化を実現する会を含みました。公明党と、れいわ新選組、みんなでつくる党、参政党は「政党」ですが登壇しなかったり、要件を満たしたりしていません。
 今期で勇退する中川正春・新懲罰委員長らの代わりの裁判官訴追委員の選挙もありました。

【衆議院財務金融委員会 同日】
 大臣の所信表明がありました。先週、213閣法1号の趣旨説明があるかのような記述をしましたが、誤りですので、訂正します。

【衆議院総務委員会 同日】
 大臣の所信表明がありました。

●衆議院内閣委員会理事懇談会がありました。あすの内閣委員会で、きょねん森山浩行さんらが事務総長に提出した万博予算総額の予備的調査の結果も読み上げられるはこびとなりました。

【衆議院予算委員会9 同日】
 「令和6年度予算案」は7日目で、そのうち一般的質疑3日目、3時間コースで一巡。
 立憲の山岸一生さんは、松野博一前官房副長官が更迭直前に官房機密費(内閣官房報償費)を引き出したとしました。答弁は「2週間で4660万円」だとしました。ところが、令和5年度予算書一般会計の296ページ(PDF305ページ)の予算コード「95016-2952-07」の報償費では、14億6165万4000円とあります。過去の答弁では内閣情報調室に2・6億円が行き、残りの12億円が官邸だとされています。だったら、2週間で4660万円は適正な支出だと、筆者は考えます。総理秘書官室に割り当てるお金もありますので。鬼の首をとったように拡散している人もいますが、ちょっとおそろしい現象だと考えます。
 私の計算で審議時間は38時間となりました。

●あすの参議院の調査会では、志賀原発をめぐり山中原子力規制委員長をとりあうような動きがありました。調査会には珍しいことで、原発論争が再燃するかもしれません。あすの参議院憲法審はありません。来週月曜日には参議院行政監視委員会も開かれそうです。あすは久しぶりに7時間コースの集中審議「政治資金等」になります。上述の万博の予備的調査は昼休みに朗読されます。紙バージョンも出ていると思いますが、立憲、大阪、維新、関西経済連、日建設業協など各々の立場で注目です。あすは衆・財務金融委の定例日ですが、大臣は集中審議7時間コースに出るので、設定されていません。あすも9時半から、野党4党国対委員長会談が開かれますが「4会派6党」だと思います。
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【速報】「令和6年1月1日能登半島地震」の雑損控除の特例法案は「これから提出」2/16スタートの確定申告(令和5年分の所得)に間に合わず財務相「周知する」から問題なしのかまえ

2024年02月13日 13時23分06秒 | 第213回通常国会 令和6年2024年1月召集
[写真]鈴木財務大臣、5年前、都内で宮崎信行撮影。

 鈴木財務大臣はきょう13日の衆院本会議の「所得税法改正案」の答弁で、令和6年1月1日に発災した「能登半島地震」で損壊した自宅などを「雑損控除」として所得税の計算から落とせる制度を、令和6年(令和5年所得分)の所得税確定申告から使えるとした特別措置を裏付けた法案を「閣議決定を受けて法案を早期に提出したい」と述べ、法案が年次税制改正法案の審議入りや、確定申告スタート日(今週金曜日)に間に合わないことを事実上認めました。自民党の斎藤洋明氏に対する答弁。

 とはいえ、財務相は「周知したい」としており、被災者本人や税理士、国税庁職員は、成立を前提として、何事なく申告、受理することができそうです。

 法案が提出されると、衆参での野党の質疑時間の交渉などが必要となります。但し、相場としては、短時間の審議で最終的には与野党全会派満場一致で成立する結果にはなるでしょう。

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自民党、「宿題」提出期限間に合わず「全議員アンケート」と「安倍派ら100名ヒアリング」

2024年02月13日 10時42分09秒 | 第213回通常国会 令和6年2024年1月召集
[写真]森山総務会長、おととし。

 自民党が「全議員アンケート」と「裏金議員ヒアリング」のまとめを、きょう13日の9時からの衆議院予算委員会(それに先立つ理事会は8時40分から)に提出できなかったことが分かりました。この日の朝に提出される前提で質問を準備した山岸一生・議員(立憲民主党)が10時40分以前に明かしました。予算審議は予定通り進んでいます。同議員は、昼ごろに提出されると聞いている、としました。

 全議員アンケートは岸田総裁が断言して、所属議員に2項目を実施。すべて回収し、5年間さかのぼっての新たな裏金(所属する派閥のパーティー券のノルマ超過分の還流の政治資金収支報告書不記載)はなかった、と森山裕総務会長が明かしています。ヒアリングは、森山総務会長ら衆参6幹部が3班で実施し、二階さん、萩生田さんらもホテルで受けたとしています。

 自民党幹部らは3連休明けの13日朝までに出すとしていましたが、同党事務局や弁護士などが混乱しているのかもしれません。会計責任者は国会議員本人はほとんどなく、秘書らが多く、自民党本部職員らもやる気を失っているのかもしれません。

 「13日朝」に絶対に出すとは言っていなかったかもしれません。

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