【写真】梅雨明け直後の永田町、2年前の2018年6月29日、宮崎信行撮影。
【追記 午後7時】
あすの本会議がないと下述しましたが、あす衆議院本会議はあります。確認が不十分でした。【追記終わり】
摩訶不思議なことに、6月17日の閉会から、9月30日の当初予算案の概算要求締め切りまで、長い夏休みとなりそうです。もちろん夏の消費がどうなるか誰にも見えない不思議な夏となります。今国会で初めて、自民党、公明党、立国社、共産党、維新の全5会派共同提出の修正案を可決し、熟議の閉幕モードに入りました。
【衆議院法務委員会理事懇談会 令和2年2020年5月21日(木)】
前日の設定どおりの午後4時30分を定刻とした法務委員会の理事懇。けさ発売の週刊文春では、黒川弘務・東京高検検事長が、「検察vs小沢一郎」の著書がある産経新聞記者や朝日新聞社員らが、40平米の記者のマンションで6時間以上マージャンに興じ、長年にわたり乗車経験がある元ハイヤー運転手が「10万円すった」という趣旨の話をかつて黒川氏の下車直後に記者同士がしていた、と証言しました。文春は日曜日の午前10時に黒川氏に取材。月曜日の朝の新聞で「検察庁法改正案」見送りとの打ち出しにつながった可能性があります。
4時30分の時点までに、黒川氏は辞任していません。官邸が稲田検事総長もやめろという趣旨のことを言っていると新聞電子版で報じられています。
検察官に限れば全員司法試験合格者ですし、東京一括採用、公訴独占主義、起訴便宜主義で、黒川さんは絶対起訴されません。ぜひ、警視庁が4人とも逮捕して、賭博だったと立証して送検してほしいです。
【衆議院消費者問題に関する特別委員会 同日】
「公益通報者保護法改正案」(201閣法41号)は、与野党全会派から「政府原案を修正すべきだ」との動議が出ました。政府原案は14年ぶり初めての法改正で、保護対象に取締役や退社1年以内の元社員などを加える内容で不十分だとの指摘が野党から出ていました。内容は「裁判での、公益通報者が不利益となりかねない証拠の立証責任を、政府が肩代わりすることを、3年後見直し規定の中に追加する」という趣旨に解釈できるものだと思います。採決の結果、修正案を全会一致で可決すべきだと決まりました。動議は、今期で引退する自民党3期生「ジョイフル」の穴見陽一さんが筆頭発議者となりました。質疑の中で維新の串田誠一さんは「とても良い法案だと思う。消費者庁が魂を入れるガイドラインをつくってほしい」としました。討論で共産党は「かなり抜けている部分が多い」としましたが、賛成しました。
今国会での、閣法の、全会派一致での修正議決はこれが初めて。
【衆議院東日本大震災復興特別委員会 同日】
「復興庁の10年設置などの復興庁設置法や特別会計法などの改正案」(201閣法33号)。共産党反対、自公立国社など賛成多数で可決すべきだと決まりました。
玄葉光一郎さんは「今回は復興庁をそのまま10年延長でいい。しかし、その次の10年はどうなるか。2031年以降は、復興・防災庁にするというような議論が必要だ」と強調しました。
野党から、エネルギー特別会計と国債整理基金特別会計の勘定間のやり取りをめぐる特別会計法改正が束ね法案になっていることの批判が出ました。経済産業省政府参考人はやりくりが苦しいという趣旨の答弁で自己正当化しました。
【衆議院議院運営委員会 同日】
【参議院議院運営委員会 同日】
西村康稔さんから新型コロナウイルス感染症の特措法にもとづく緊急事態宣言の地域変更の事前説明がありました。その後、質疑がありました。
衆の議運では次回の本会議の開催は未定だとしました。きょうあすとも定例日ですが衆議院本会議は開催されません。
ところで、第4次安倍第2次改造内閣において、コロナ対策の補職辞令が西村さんに出ていませんが、厚労省などはどうやって西村大臣に従っているんでしょうか。
【衆議院総務委員会 同日】
「聴覚障害者等による電話の利用の円滑化に関する法律案」(201閣法27号)が趣旨説明されました。質疑は次回。
●衆議院科学技術・イノベーション特別委員会は理事会を開きました。
●衆議院憲法審査会は、幹事懇談会を開きました。
●参議院は第一種常任委員会の定例日です。内閣、法務、財政金融の3委員会は開催されず。また特別委員会は定例日ではありませんから「スーパーシティ法案」(201閣法5号)の審議はありませんでした。
【参議院外交防衛委員会 同日】
「日本とアルゼンチン、ウルグアイ、ペルー、ジャマイカ、ウズベキスタン、モロッコ各々との租税協定条約承認案」(201条約6、7、8、9、10、11号)が趣旨説明されました。
【参議院文教科学委員会 同日】
一般質疑。
【参議院厚生労働委員会 同日】
「国民年金法など改正案」(201閣法34号衆修正)。
【参議院経済産業委員会 同日】
「5G支援法案」(201閣法22号)と「GAFAをデジタルプラットフォーマーとして規制する法案」(201閣法23号)。
【参議院国土交通委員会 同日】
「持続可能な白タク全面解禁法案」(201閣法20号)が趣旨説明されました。今国会では地域乗り合いバス関連の法案が他に2本(合併の独禁法特例法、バスターミナル新設財政支援の改正道路法)出ていますが、前日も埼玉県内のバス会社の倒産が報じられました。熊本県内では合併を前提にした経営改革構想が出ているようです。
【参議院環境委員会 同日】
第一委員会室で開かれました。牧山弘恵さんが第一委員会室の委員長席に座ったことは、政治倫理の確立及び選挙制度改革に関する特別委員長の時代にもあったように思います。
「大気汚染防止法改正案」(201閣法51号)が小泉進次郎環境大臣から趣旨説明されました。
●あすの予定
上述しましたが、きょう木曜日、あす金曜日は定例日ですが衆議院本会議は開催されません。
このエントリーの本文記事は以上です。
国会傍聴取材支援基金の創設とご協力のお願いをご一読ください。
このブログは以下のウェブサイトを活用しエントリー(記事)を作成しています。
摩訶不思議なことに、6月17日の閉会から、9月30日の当初予算案の概算要求締め切りまで、長い夏休みとなりそうです。もちろん夏の消費がどうなるか誰にも見えない不思議な夏となります。今国会で初めて、自民党、公明党、立国社、共産党、維新の全5会派共同提出の修正案を可決し、熟議の閉幕モードに入りました。
【衆議院法務委員会理事懇談会 令和2年2020年5月21日(木)】
前日の設定どおりの午後4時30分を定刻とした法務委員会の理事懇。けさ発売の週刊文春では、黒川弘務・東京高検検事長が、「検察vs小沢一郎」の著書がある産経新聞記者や朝日新聞社員らが、40平米の記者のマンションで6時間以上マージャンに興じ、長年にわたり乗車経験がある元ハイヤー運転手が「10万円すった」という趣旨の話をかつて黒川氏の下車直後に記者同士がしていた、と証言しました。文春は日曜日の午前10時に黒川氏に取材。月曜日の朝の新聞で「検察庁法改正案」見送りとの打ち出しにつながった可能性があります。
4時30分の時点までに、黒川氏は辞任していません。官邸が稲田検事総長もやめろという趣旨のことを言っていると新聞電子版で報じられています。
検察官に限れば全員司法試験合格者ですし、東京一括採用、公訴独占主義、起訴便宜主義で、黒川さんは絶対起訴されません。ぜひ、警視庁が4人とも逮捕して、賭博だったと立証して送検してほしいです。
【衆議院消費者問題に関する特別委員会 同日】
「公益通報者保護法改正案」(201閣法41号)は、与野党全会派から「政府原案を修正すべきだ」との動議が出ました。政府原案は14年ぶり初めての法改正で、保護対象に取締役や退社1年以内の元社員などを加える内容で不十分だとの指摘が野党から出ていました。内容は「裁判での、公益通報者が不利益となりかねない証拠の立証責任を、政府が肩代わりすることを、3年後見直し規定の中に追加する」という趣旨に解釈できるものだと思います。採決の結果、修正案を全会一致で可決すべきだと決まりました。動議は、今期で引退する自民党3期生「ジョイフル」の穴見陽一さんが筆頭発議者となりました。質疑の中で維新の串田誠一さんは「とても良い法案だと思う。消費者庁が魂を入れるガイドラインをつくってほしい」としました。討論で共産党は「かなり抜けている部分が多い」としましたが、賛成しました。
今国会での、閣法の、全会派一致での修正議決はこれが初めて。
【衆議院東日本大震災復興特別委員会 同日】
「復興庁の10年設置などの復興庁設置法や特別会計法などの改正案」(201閣法33号)。共産党反対、自公立国社など賛成多数で可決すべきだと決まりました。
玄葉光一郎さんは「今回は復興庁をそのまま10年延長でいい。しかし、その次の10年はどうなるか。2031年以降は、復興・防災庁にするというような議論が必要だ」と強調しました。
野党から、エネルギー特別会計と国債整理基金特別会計の勘定間のやり取りをめぐる特別会計法改正が束ね法案になっていることの批判が出ました。経済産業省政府参考人はやりくりが苦しいという趣旨の答弁で自己正当化しました。
【衆議院議院運営委員会 同日】
【参議院議院運営委員会 同日】
西村康稔さんから新型コロナウイルス感染症の特措法にもとづく緊急事態宣言の地域変更の事前説明がありました。その後、質疑がありました。
衆の議運では次回の本会議の開催は未定だとしました。きょうあすとも定例日ですが衆議院本会議は開催されません。
ところで、第4次安倍第2次改造内閣において、コロナ対策の補職辞令が西村さんに出ていませんが、厚労省などはどうやって西村大臣に従っているんでしょうか。
【衆議院総務委員会 同日】
「聴覚障害者等による電話の利用の円滑化に関する法律案」(201閣法27号)が趣旨説明されました。質疑は次回。
●衆議院科学技術・イノベーション特別委員会は理事会を開きました。
●衆議院憲法審査会は、幹事懇談会を開きました。
●参議院は第一種常任委員会の定例日です。内閣、法務、財政金融の3委員会は開催されず。また特別委員会は定例日ではありませんから「スーパーシティ法案」(201閣法5号)の審議はありませんでした。
【参議院外交防衛委員会 同日】
「日本とアルゼンチン、ウルグアイ、ペルー、ジャマイカ、ウズベキスタン、モロッコ各々との租税協定条約承認案」(201条約6、7、8、9、10、11号)が趣旨説明されました。
【参議院文教科学委員会 同日】
一般質疑。
【参議院厚生労働委員会 同日】
「国民年金法など改正案」(201閣法34号衆修正)。
【参議院経済産業委員会 同日】
「5G支援法案」(201閣法22号)と「GAFAをデジタルプラットフォーマーとして規制する法案」(201閣法23号)。
【参議院国土交通委員会 同日】
「持続可能な白タク全面解禁法案」(201閣法20号)が趣旨説明されました。今国会では地域乗り合いバス関連の法案が他に2本(合併の独禁法特例法、バスターミナル新設財政支援の改正道路法)出ていますが、前日も埼玉県内のバス会社の倒産が報じられました。熊本県内では合併を前提にした経営改革構想が出ているようです。
【参議院環境委員会 同日】
第一委員会室で開かれました。牧山弘恵さんが第一委員会室の委員長席に座ったことは、政治倫理の確立及び選挙制度改革に関する特別委員長の時代にもあったように思います。
「大気汚染防止法改正案」(201閣法51号)が小泉進次郎環境大臣から趣旨説明されました。
●あすの予定
上述しましたが、きょう木曜日、あす金曜日は定例日ですが衆議院本会議は開催されません。
このエントリーの本文記事は以上です。
国会傍聴取材支援基金の創設とご協力のお願いをご一読ください。
このブログは以下のウェブサイトを活用しエントリー(記事)を作成しています。