梅雨の合間を縫って、古寺探訪に出かける。お目当てはいくつかあるのだが、閉幕寸前の奈良国立博物館の特別展『大遣唐使展』が最大の目的だ。特別展は充実していて大変楽しめた。集客数目当てのお化粧ばかり目立つ昨今の美術展と比較して、脳細胞に活気が戻ってくる。色々と考えさせられたので、しばらく熟成させよう。
出発前の気象情報では、かなりの降雨が予想され、覚悟して出かけた。ところが予想に反して、着いた日の朝に雨は上がり、素晴らしい好天に恵まれる。日中は暑いほどの日射しとなる。雨上がりの日本庭園は、木々が洗われて美しく絶佳の一言に尽きる。
絵に描いたような美しい庭園が展開
飾り気ない古寺のたたずまいにも感動
大寺も訪れる人少なく、スケッチを楽しむ人も