すぷりんぐぶろぐ

桜と絵本と豆乳と

自己解釈で芽を伸ばせ

2015年05月07日 | 雑記帳
 理髪店で落語の話をしていて、落語に出てくる登場人物の思考というのは結局のところ、自分に引き寄せた考え方、もっとくだけて言えば自分勝手な都合のいい解釈なんだな、ということに落ち着いた。

 いってみれば、それがたくましく生きるコツでもあるはず…と「キニナルキ」収集者としての視点で考えてみると、心にフィットしてくるのはたぶん自分の駄目なところでも認めてもらえ、自己解釈によって少しでも前に向かう芽があるものだ。


 3月9日に続いて、「ありがとう!先生」の第2弾より、マイベスト3をピックアップしてみた。

 
 いまの自分は過去の自分が作ってきたもの。未来の自分はいまから自分で作るもの。

 何か節目の時に贈りたいようなことばだ。
 人はそんなに変わるものではないが、それでも毎日細胞は入れ替わっているのだから、アクセルを踏むタイミングはとても大事だ。


 社会に出たら、素直さ・アホさ・自分らしさを大切に

 このポイントは、「アホさ」が入っていることだろう。誰しも自分の中に「アホ」な部分があるはずだ。「素直」と「自分らしさ」でサンドイッチしたところがなんとも印象的だ。


 一歩踏み出す勇気がなくても、前さえ向いていれば戻りはしない

 突っ込みどころ満載の言葉である。
 それゆえ、意志が弱くとも、ポジティブになれなくとも、この程度ならできると思わせてくれる。結局は向きなんだから…。


 番外として、もう一つ。

 点ではなく線を感じなさい

 うーん、なんとも哲学的である。
 様々な「場」の助言に効くかもしれない。