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キラキラネームは日を求める

2015年05月14日 | 雑記帳
 忙しさに追われて…と言えば聞こえはいいが、まあ仕事の段取りが悪いということで、児童の個人写真掲示準備がなかなかはかどらなかった。写真は担当がすでに4月半ばに撮っており、私はそれを選びだし、学級ごとに一覧にしていくだけなのだが、番号と氏名を付けることにしており、その氏名打ちが難関である。


 特定の名前は出さないが、なにしろキラキラネーム全盛期である。パソコン変換では候補が出ない名前が非常に多い。一字一字探して、ふりがなをつける形だが、読めない漢字が出てくると正直イライラする。しかしそれは勉強不足なのだから、仕方がない。ここで引っかかった漢字を出して次に備えようと思った。


 「橙」…これはああなんだっけ、とど忘れモードだった。最初「あぶみ」と打ち込み「鐙」が出た。「とう」で変換をしたがあまり多くて見過ごしてしまったらしい。結局「IMFパッド手書き」に頼って、ああそうだった「だいだい」だと決着した。ちなみに「香橙」は「かぶす」(カボスではない)と読むらしい。


 「晟」…これも「せい」で変換して見過ごしたらしい。訓読みは思いつかなかった。結局ないようである。意味が気になる。大漢和で調べてみた。「日は明るいことを示し、成はりっぱにまとまった意を含む」…なるほど「あきらか」「あかるくりっぱなさま」という実にいい字ではないか。ポピュラーになってもいい。


 さらに「晏」。「あん」で出たが、意味はつかめない。上の晟と似ている気がしたら案の定「日」と「安」の会意文字。「やすい」…から「やすらか」という意味だ。小学生用の漢字辞典にも「日」の部首で、「晟」も「晏」もある。よく名前にある「昴」や「昂」も…おっ、キラキラは「日」を求めているという仮説が浮かぶ。