やせ尾根歩きを中止!!
物見峠⇔鍋嵐山
風雨が襲いかかった。
雨は小止みなく降り続く。
霧は巻き空を流れる雲が飛び動き回る・・・・・乱れる
階段は合羽を着ては暑い。
強力、つわものが一歩一歩踏みしめ階段を登る
ここよりやせ尾根の
物見峠⇔鍋嵐山の往復に80分の時間を要する。
祠の先に見える連山は
見えたと思ったら霧に隠れて変りやすい天候。
山の天気は本当に変わりやすい。
緑の木の奥にやせ尾根が続く
物見峠⇔鍋嵐山
(今日のメモに詳細あり)
物見峠⇔鍋嵐山=太い赤線
物見峠から下界を見る
このV字谷を風が吹きあげた
↑大樹の下で合羽を着ての昼食↓
昼を食べる間ギブシが見守っていてくれました。
花がユラユラと揺れとても心が和みました。
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今日のメモ
☆ 英断に 感謝を綴る 縄文人
1、低気圧通過とやせ尾根
低気圧が関東地方を通過し大荒れでした。
物見峠⇔鍋嵐山のやせ尾根歩きに掛かったのは、歩きはじめてから2時間くらい経った時か?
先頭を往くリーダーF氏が、ここは最も危険な個所ですから十分気を付けると指示が飛んだ。
風雨で合羽を着ている。視界は悪い。動作は緩慢、奇岩片岩で滑りやすい。
Fリーダーが尾根に張られた1本のロープを頼りに10mほどの危険個所を渡り終えた。
先で「気をつけてゆっくり・・・」の指示のもとに後続が渡り始めた。
2、強い風雨
その時でした。
急に下から雨を交えた強風が吹きあげてきた。
山容を吹き抜け嵐を思わせる風は、谷に集中し風の束のようになって、我々の居る場所を襲った。
風速20~25mは有ったであろうか。
風が雑木林に当たると一層音を強め、ヒュウ~ヒュからゴウ~ゴウ~と
嵐のような気配で大木を揺すぶる。
山の天気は変りやすい。
身体にまとった合羽がまくれあがる者、手で木に捉まるもの、岩場に伏すもの・・・・
風から身体を守った。
3、渡るを待て・・
この時、先にわたったFリーダーが「一寸待って・・・・危ない・・』の指令が出た。
引き返し窪地に身を沈めFリーダーと後抑えのAリーダーの合議の基、雨交じりの強風で
危険に付き今回は取りやめることとした。
4、中止
”中止”が決定した。
食事をしながら皆さんリラックス。
あの強風ではどんなことが起こるか分からない。
リーダーの英断に感謝です。
*やせ尾根とは、両側の斜面が急峻に切り立ったような尾根のことを言う。