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華の道 & 89歳の作家新人デビュー

2012年09月24日 | 総  そ の 他

花を活ける


華道教室からの花材

華道=花心を形で表現
花の美しさをそのまま部屋に持ち込み楽しむ。


秋明菊を活ける

 玄関を入って季節の花を見ると、ほっとする。
夕餉の膳で
  縄文人「玄関の花、何ていうの・・・」
                       Y夫  「アレ知らないの・・・。瑠璃光寺行ったとき印象的残った花」
 縄文人「五重塔、??????」
   Y夫「 「塔の近くに有ったの・・・よう」
               縄文人「五重塔は、とても立派でそれしか覚えていない」
記憶というものは、年月が経るとあいまいで、あまり何も残っていない。
Y夫の覚えていたのは「秋名菊」だった。
今回その花を生けて、言葉から察するに悦に入っていた。

 

余分な話

強烈なのは、NHKラジオ深夜便で聞いた
構想十四年、執筆四年、 八十九歳の新人、デビュー。
人は流転し消え失せあとに塔が残った
「見残しの塔=久木綾子氏の歴史 ―周防国五重塔縁起である。
強烈とは、89歳・新人デビュウであった。


★五重塔に恋い焦がれた日々

        作者、久木氏の言葉から

20年前夫に先立たれたとき、
下関に生まれ育った夫が歩いた土地をたどるつもりで、
友達と山口に参りました。

不勉強で何の予備知識もなく、瑠璃光寺の境内にたどりついたとき、

突然、墨色の黒々とした五重塔が目に入りました。

・・・・・略・・・・・
言い知れぬ感動に襲われた。

2週間後にも、またその塔の下に佇み、塔の虜になっていた。

「あの塔のそばにいくと、あの世が見える」

友達が、「あの世とは極楽・・?」

いえいえ、「その頃、生きていた人たちが、みなが見える」

そんな言い方をしていた。
        ≪ラジオ深夜便雑誌から転載≫

                                      コメ蘭は閉じております。

     

 


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