木に上(下)する虫を冬篭りさせ、
春先に取り去り焼き捨てる(退治)
こも巻き(こもまき、菰巻き)は、
江戸時代から行われてきたとされる害虫駆除法で、幼虫(マツケムシ)を
除去する方法のひとつ。
幼虫は、冬になると地上に降り、枯れ葉の中などで越冬する習性を持つ。
このため、11月頃、マツやヒマラヤスギの幹の地上2mほどの高さに、
藁でできた「こも(菰)」を巻きつける。
春先に、この「こも」の中で越冬したマツカレハの幼虫を「こも」ともども焼却し、駆除をする。
施術の時期的に冬支度のように解釈する向きもあるが、
決して防寒目的ではない。 (フリー百科辞典から出典)
これは桜の菰巻きです。
↓
菰も巻き内部の様子。
この情景を一見すると、冬の風物詩的で、
樹木が守られている、と温もりを抱く。
しかし昨今の研究成果だと、労力を掛けた割りに効果が期待できないとの
発表がなされています。
余 談
北陸新幹線金沢開業まで残り1か月となった。
いま金沢が熱い。
そんな中、金沢兼六公園の雪つりと、菰巻きが
TV画面を賑わしていた。