清里・三社参りの道を歩く
むかしの原風景を留めた里山・(概略)
風習=三社参り⇔270年ほど前の祈願神事
雨乞い =権現神社 晴天の祈り=日吉神社 慕風雨除け=風の三郎神社
この三神社を廻り、 昔の神事を偲び、よき清里・樫山地区の原風景を堪能してきました
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権現神社
水不足を解消する為の雨乞いの神事を行う神社。
巨大の松ノ木が祠を覆う。
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日吉神社
晴天を祈願する神社。
”筒粥野神事”によって天候や、農作物の豊凶を占ったという。
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神楽殿を配し、巨大な神輿が格納庫に有った。
境内は広く、むかしは多くの人達が石段を登って、郷土芸能(神楽、地元芝居)を楽しんだであろう。
現在は、草が覆い人の出入りは寂しい。
むかしを紐解けば、学術的資料も埋もれているのではなかろうか
そんな気分に浸かった。
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日吉神社階段脇に耕地整理組合の記念碑
きっとこのの中心的存在で有ったことが伺える 。この記念碑を見ると現代の文明科学によって
一挙に解決(雨乞い、晴天、台風)されたことが、読み取れた。
風の三郷神社
暴風雨を(台風)からお守りください。
近くにを囲むように『風きり』という赤松の防風林が有る。
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資料 フットパスコースガイドより出典
私の経験・体験
台風が来て中々風が収まらない。
稲は倒れ農作物に甚大な被害が襲い掛かる。
こんなとき年老いた老婆(祖母)は、
草刈鎌を物置から取り出してきて、洗濯する物干し竿の先端に結びつけ
強風が吹く中を、杭を打ってこれを結びつけた。
台風に向って、
『台風を、草刈鎌で切り刻む・・・』と言う、むかしからの言い伝えであったのでしょう。
動物の行動学という科学
①牛が立つと天気は晴れて、横たわると雨が降る。
②カマキリが植物の幹に、地面から高く卵を産み付けると雪が多い。
③クモが軒一面に巣を張ると、風が少ない。
④カエルが、木の上に登って鳴くと、雨が降る
むかし人は、言い伝えによって事が成された。
科学的に根拠がなくても(そんなことは信じない=知らない)
伝承された事のみを信じて、農作業に励んだのであろう。