今年になって、シリーズ5巻目の最新作が発売になっておりました。
島田ゆかの絵本「バムとケロ」シリーズのことです。
1999年に、シリーズ4巻目「バムとケロのおかいもの」が出て。それから、もう12年です。こちらは、すっかり待つのも忘れておりました(笑)。けれども、シリーズ最新作のこの絵本をひらけば、いつものバムとケロがいつものようにベッドからおきて、いつものように食べながら、少しずつふえる仲間とともに出かけているのでした。今回は、木苺つみにでかけてからの物語。そこで、木の上にある古い小屋を発見。それをきれいにかたづけ、皆で集まっての「星をみる会」までのテンマツです。細かい描きこみが、後半になればなるほど、またしても最初のページをもどって見直さなきゃ、と思わせる。それも、いままでどおりのお楽しみ。くもの巣がはって、枯れ葉が散乱する古い小屋の修繕では。ペンキを塗る際に、一面に床に敷く古新聞さえもが、なにやら登場人物?の記事になっていたり、ちらかしているのか、あたらしくしているのか、わからないような部屋の乱雑さは、いつもの見どころとなっております。その部屋に散乱する遊び道具が、いかにもありそうでないような、なさそうでもあるような不思議な空間を演出しているのでした。
こうしてストーリイをお話しても、とにかくも手にとってご覧にならなければ、ちっともわからないのが、この絵本の面白さの味わい。まるで楽しい間違い探しのようでもあります。つぎの巻が登場するまで、さて、この絵本のシリーズをまとめて見直すといたしましょう。そのうちまた、本棚で、次の巻が出るまで、埃をかぶることになるのだろうなあ。
島田ゆかの絵本「バムとケロ」シリーズのことです。
1999年に、シリーズ4巻目「バムとケロのおかいもの」が出て。それから、もう12年です。こちらは、すっかり待つのも忘れておりました(笑)。けれども、シリーズ最新作のこの絵本をひらけば、いつものバムとケロがいつものようにベッドからおきて、いつものように食べながら、少しずつふえる仲間とともに出かけているのでした。今回は、木苺つみにでかけてからの物語。そこで、木の上にある古い小屋を発見。それをきれいにかたづけ、皆で集まっての「星をみる会」までのテンマツです。細かい描きこみが、後半になればなるほど、またしても最初のページをもどって見直さなきゃ、と思わせる。それも、いままでどおりのお楽しみ。くもの巣がはって、枯れ葉が散乱する古い小屋の修繕では。ペンキを塗る際に、一面に床に敷く古新聞さえもが、なにやら登場人物?の記事になっていたり、ちらかしているのか、あたらしくしているのか、わからないような部屋の乱雑さは、いつもの見どころとなっております。その部屋に散乱する遊び道具が、いかにもありそうでないような、なさそうでもあるような不思議な空間を演出しているのでした。
こうしてストーリイをお話しても、とにかくも手にとってご覧にならなければ、ちっともわからないのが、この絵本の面白さの味わい。まるで楽しい間違い探しのようでもあります。つぎの巻が登場するまで、さて、この絵本のシリーズをまとめて見直すといたしましょう。そのうちまた、本棚で、次の巻が出るまで、埃をかぶることになるのだろうなあ。