和田浦海岸

家からは海は見えませんが、波が荒いときなどは、打ち寄せる波の音がきこえます。夏は潮風と蝉の声。

たのしさは。

2011-01-18 | Weblog
たのしさは、短歌俳句と現代詩、わけへだてなく、とりいだす時

ついつい、
本人には申し訳ないのですが、ブログの紹介。
それは、ブログ「読書で日暮らし」のTsubuteさん。

たとえば、この7回のブログ更新の書き込みの題名。

   加藤楸邨を読む

   古本の不思議

   方言詩 天野忠

   橘曙覧

   木山捷平が売れ残るなんて

   「ある小さなスズメの記録」

   「本はこれから」

本をテーマにしながら、俳句・現代詩・短歌へと、ごく自然な読みの流れを味わうことができる、喜び。こういうのも、ブログを拝見しだしてからの喜びです。
いままでは、何か詩誌を読んでも、詩人のあつまりのような気がして、読者としての私は、門外漢のような意識があったわけです。ところが、読者としての視点が、何ともたのしいじゃありませんか。そういえば、古本ソムリエさんのブログにしろ、大切に詩集を取り上げていたりして、小説にかたよるような垣根から、自由になっているところが、魅力です。魅力ある本を捜すのに、短歌俳句現代詩小説随筆論文漫画の垣根など、最初からないのに、そんなこと最初から分かっていることなのにね。という気楽な空間にはいりこんだような気分にひたれるのでした。

ということで、今日届いた古本は、

 釈迢空編「曙覧の研究」

これは、選歌を釈迢空がして、
それの評釈を、さまざまな方が一首ごとに、それぞれの見解を出して、討論している形式となっております。その一首ごとの見解の最後に釈迢空の見解も語られております。全338ページ。そのあとに、釈迢空の「曙覧の研究のはしに」が5ページほどついております。

これと、明治36年発行の「橘曙覧全集」
そして、岩波文庫の「橘曙覧全歌集」を身近において。
これで、この寒さの中でも当分楽しめそうです。
これも、ひとえにTsubuteさんのおかげ。
無断での、ブログ「読書で日暮らし」の紹介。
おかげで、今年のブログの書き方に、目鼻がつきました。
こんな書きぶりのブログで、ご迷惑でしょうが、
ひとつ今年も、Tsubuteさん、よろしくお願いいたします。
コメント
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