和田浦海岸

家からは海は見えませんが、波が荒いときなどは、打ち寄せる波の音がきこえます。夏は潮風と蝉の声。

しといたで-。

2011-01-27 | 詩歌
いよいよ2011年1月も、あと5日。
講読している産経新聞も元旦から、そのまま片付けもせず。古新聞はすぐに溜まったまま。1月からの新聞連載小説。将口泰浩著「ダン吉 南海に駆けた男」も、けっきょく読まずじまい。さて、切り抜くかどうするか(すこしは読めばいいのに)。

ということで、片付けるときは、もう2月じゃないかなあ(笑)。
そんなことを思いながら、1月25日の産経歌壇・俳壇をひらくと、
こちらは、クリスマスから年賀はがき書きなど、去年今年がまたがって登場しております。こういうのは、私のペースに、よく合います。
ということで、ここにすこし引用してみます。

 新年のカレンダーなれば画鋲痕去年(こぞ)のをずらし新孔に留める
                横浜市 大建雄志郎

 正座して賀状の宛名書きする写経の僧に思い馳せつつ 
                兵庫・太子町 玉田泰之

 あの家の壁一面のクリスマス今年は点かぬ暗き窓見ゆ
                大阪市 三好和子

 ただならぬ量販店の暮のさまややありて知る年金のわれ
                ひたちなか市 黒沢進

 アンテナを忙しく付けし業者去る商売道具のニッパを忘れ
               佐倉市 薄井隆

 ゆつくりと霧動く朝じつくりと時かけて読む産経新聞

                枚方市 森本敏子


そういえば、この産経歌壇が載った1月25日の産経一面は「通常国会開会」で堂々の阿比留瑠比記者の署名記事。そのなかにこんな箇所

「昨年10月の所信表明演説に対する衆院代表質問。社民党の重野安正幹事長に『実際の行動力が伴わなければ信を失うだけだ』と有言実行を疑問視された首相は、こう開き直った。『大風呂敷を広げたんですよ!』・・」

ちなみに、一面の横見出し「反省ない首相 また大風呂敷」。



産経新聞の歌壇ばかりじゃいけないかなあ。
読売歌壇の1月17日・栗木京子選の最初の一首

 雪掻きをするもされるも高齢化「しといたでー」と温かき声
               盛岡市 下屋敷正志
この選評はこうでした
「雪掻きは重労働。危険が伴うことも多い。『するもされるも高齢化』は心配な状況だが、互いに助け合う態勢は頼もしい。『しといたでー』のさりげなさに心が和む。」

雪掻きとちがって、古新聞の整理など重労働じゃないのに。
よし、今晩から、古新聞を、かたづけるでー。
コメント
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