山梨百名山から見る風景

四方を山に囲まれた山梨県。私が愛して止まない山梨の名峰から見る山と花と星の奏でる風景を紹介するページです。

椹池(韮崎市)の水辺に咲く花たちとその周辺に咲く花たち  令和2年8月10日

2020年08月14日 | 花・花・花
 本日も暑い。出かけるのを止めて自宅で涼んでいようかとも思ったのだが折角の休みにどこにも行かないのはもったいない。出発時間がだいぶ遅くなってしまったが、そろそろ咲いているであろう椹池のサワギキョウを見に行ってみる。それと、昨年見つけたナガエミクリはイガグリ状の実しか見ていないので、どんな花が咲くのか見てみたい。望遠レンズをザックに入れ、双眼鏡を片手に昼の12時ごろから探索を始める。


    青空を映す椹池


     サワギキョウが咲いている。


    ちらほらと訪問者がやって来る。


    サワギキョウは7部咲きといったところだろうか。


    個体数はそれなりにあるが、なかなか一斉にパッとは咲いてくれない。


    サワギキョウとナガエミクリ


    サワギキョウ


    ナガエミクリ


    イガグリ状の実を付けている。


    別の場所。ここではカンガレイが一緒に生えている。


    満開のカンガレイ


    ナガエミクリの花が咲いている。


    超望遠レンズで撮影。白い線香花火のような花。


    別株。なかなか綺麗な花である。


    こちらでは2本の花と実が並んでいた。


    超望遠レンズで拡大撮影。

 椹池は池の中だけでなく周辺の山の中にもいろいろな貴重な植物が生育している。ぐるりと巡ってみる。


    イヌガンソクの大きな葉。


    秋に出る胞子葉が出始めていた。


    アオフタバラン


    周辺を散策してみると群生していた。


    ミヤマウズラはもうすぐ咲きそうである。


    期待していたジンバイソウはまだ蕾だった。


    数はそこそこにあるのだが、根元の部分の葉が小さい。良く見ると食害に遭っているようである。

 いちばんの目的だったナガエミクリの花はやや遅かったもののなんとか見ることが出来た。風があまり吹かず揺れなかったおかげで1,140㎜超望遠レンズでの撮影が可能となった。数年前に見たアギナシを探しているのだが昨年は見つからず、今年も確認出来なかった。少し遅い時期に咲くので、時間がとれるようならば9月に再訪できればと思う。

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フウラン

2020年08月14日 | ラン科
 2018年版山梨県レッドデータブックから新たに登場したランである。山梨県では県南部に生育しており、常緑針葉樹や柿の木、シダレヤナギなどの幹に着生している。生育地での個体数は比較的多い。


    フウラン 令和1年7月 南部町で撮影。 常緑針葉樹の枝に着生していた。


    望遠撮影


    さらに望遠撮影


    同じ木に着生していた別株


    別株


    シダレヤナギの木に着生していたフウラン


    令和2年7月 南部町の同じ場所で撮影。


    太い枝に着生した株


    シダレヤナギの幹に着生した株。この日は天候が悪く画像がいまひとつ。


    令和2年7月 身延町で撮影


    同じ株を別角度から撮影。

 常緑針葉樹の大木に多くの個体が集中して着生しているが、その他の木にはまばらにしか生育していない。大木が老化や気象条件などで倒れてしまわないことを祈っている。

➡山梨県の絶滅危惧のラン科植物一覧に戻る
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