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山梨百名山から見る風景

四方を山に囲まれた山梨県。私が愛して止まない山梨の名峰から見る山と花と星の奏でる風景を紹介するページです。

鳳凰山薬師岳の朝  令和2年8月2日

2020年08月05日 | 番外編
 植物調査の手伝いのため2泊3日で鳳凰山を訪れた。薬師岳小屋に宿泊させていただき、コロナ対策が徹底されている個室でぐっすりと寝かせていただいた。朝食は朝の6時、日の出は5時10分ごろのはずだ。4時半に起床して薬師岳に夜明けの景色を見に行く。


    雲海が広がり、富士山が頭の上だけ姿を現している。久しぶりに見る山上の雲海の景色である。


    白根三山に朝日が射し出す。


    朝日射す北岳


    朝日射す薬師岳岩峰と雲海の富士山


    朝の太陽


    朝の白根三山


    朝日を浴びるタカネビランジ


    良い夜明けの景色を堪能した。

 さて、今日は鳳凰小屋までの移動なので移動距離はさほどではないが植物調査は大変である。暑い1日になりそうだ。

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ウチョウラン

2020年08月05日 | ラン科
 ランのブームの際はアツモリソウと同様に徹底的な盗掘に遭い、激減してしまったウチョウランであるが、人のあまり近付かない山の上ではひっそりと生き残っていたようで、近年少しずつ増殖傾向にある。御坂山系だけでなく八ヶ岳や奥秩父でも生育が確認されている。紫色の蝶が舞う美しい花である。


    ウチョウラン 平成27年7月 御坂山系1


    平成27年7月 御坂山系1


    平成28年7月 御坂山系1


    平成28年7月 御坂山系1 岩場の中の草が生えた場所を好んで生育している。


    平成28年7月 八ヶ岳


    令和1年7月 奥秩父山系 新たに奥秩父山塊でも発見された。


    令和1年7月 奥秩父山系


    令和1年7月 御坂山系2


    令和1年7月 御坂山系2


    令和1年7月 御坂山系2  御坂山系の個体数は少しずつ増えているように見受けられる。

 台風や大雨の影響で岩盤の崩落や土砂の流出が起こらなければ、これからも咲き続けてくれると期待している。

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コメント (4)
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ミスズラン

2020年08月05日 | ラン科
 山梨県準絶滅危惧ⅠA類の稀少なランである。八ヶ岳と富士山で生育が確認されているがいずれでも個体数はきわめて少ない。小さな卵円形の一枚葉から5~10cmほどの穂を出して緑色の米粒ほどの花を数個つける。小さいうえに緑色なので探すのに苦労する。大きさと形から、私は「マッチ棒」と呼んでいる。


    ミスズラン


    苔の生えた場所を好んで生育する。


    2株並んで生えていた。


    マッチ棒のように小さなラン


    米粒くらいの大きさの小さな花


    葉にはうっすらとウズラ葉模様が入る。

 いずれも八ヶ岳で見た個体である。

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