私の映画玉手箱(番外編)なんということは無い日常日記

なんということは無い日常の備忘録とあわせ、好きな映画、韓国ドラマ、そして
ソン・スンホンの事等を暢気に書いていく予定。

聖子ちゃんカット

2021-04-01 21:42:41 | なんということはない日常

聖子ちゃんカット・・・

1980年代に生まれた大ヒットの一つだという事は、あの時代を経験した人は、誰もが認める事だと思う。

「前髪を長めに作り、両サイドに段をつけてブローで後ろに流す両肩にかかる程度の長さの髪型」
高校時代の集合写真を見ると、クラスの大半の女子があの髪型でにこやかに笑顔を浮かべている。割と校則が自由な学校に通っていたため、あの髪型を作りやすいようにパーマをかけている友人は何人もいた。
プールの授業の後は、皆休み時間にドライヤーを使ってセットに余念がなかった。

あの流れを綺麗に再現するように、昼休みにはデンマンブラシでチェックするのも必須だった。
そして「枝毛が増えて困る・・・」と、ドライヤーでブローが必須の髪型ならではの悩みに皆一律に悩んでいた。

あの時代のヒットという言葉の概念は、令和の時代の認識とは全く違っていたと思う。。今の時代のヒットは(鬼滅の刃など特別なものを除き)「その事象に興味ある人の中で、特に一番興味が持たれている事象」という意味合いが強いと思うのだが、あの時代は、興味があるとないに関わらず、程度の差さえあれど、「ヒットしている」という認識を持っていたと思う。
特に私はまさにあの髪型を神型と思っている世代の真ん中にいた。

ただ、私はお菊人形のように直毛でボリュームもない髪だったので、あの髪型をあきらめていた。修学旅行の集合写真は一人おかっぱ頭で映っている。今考えるとワンレンボブなのだが、当時はそんな言葉もなく、私はただの聖子ちゃんカットじゃない女子高生だった・・・

自分は聖子ちゃんカットでなかったけれど、聖子ちゃんカットと言う言葉を聞くと、あの時代の楽しかった出来事がとても鮮やかによみがえる。

松田聖子 - 青い珊瑚礁 〜Blue Lagoon〜