映画の舞台は京都。
郵便局の窓口係として働くハジメは、いつでもちょっとだけ人より前のめりで、窓口係になったのも配達していた際にスピードを出し過ぎていたからだ。
ちょっとした勘違いも微妙なフライングによる前のめりのせいなのだが、その勘違いも周りを困惑させるほどでもなく、愛すべき前のめり。ただ、自分ではそれを分かっておらず、どこかフラストレーションをためているのだ。
そんな彼に起きたのは、1日がどこかに行ってしまうという不思議な出来事。その1日が1秒先を行く彼の目線と、毎日郵便局に切手を買いに来る女性レイカの目線で語られる。
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見終わった後、静かな京都に行きたくなり、静かな1日を過ごしたくなる。ハジメを演じる岡田将生の空回り気味の前のめり感が何とも絶妙だ。
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香港に行く飛行機の中で鑑賞