私の映画玉手箱(番外編)なんということは無い日常日記

なんということは無い日常の備忘録とあわせ、好きな映画、韓国ドラマ、そして
ソン・スンホンの事等を暢気に書いていく予定。

バッド・アンド・クレイジー 第1,2話

2023-01-24 21:13:01 | バッド・アンド・クレイジー 韓国ドラマ

警察内でキャリアと非キャリアの昇進スピードが全く違うのは日本も韓国も一緒だろう。
その上最終学歴が高卒であれば、警察学校そして警察での資格試験の成績がいくら良くても限界がある。

そんな条件に当てはまるスヨルだが、ちょっと頼りない兄の替わりに実質家長の役目も行い、母にお店を出してあげるだけの器量もある。彼は先輩に色々とすり寄り、なんとかして自分の昇進および昇格を確固たるものにしたいと色々画策しているなかなかの策士だ。

しかし今の職は「内部監査」となかなか厳しい職場。警察内部でも誰も親近感を持ってくれない部署だ。しかし、既に家族持ちの後輩からはそれなりに慕われており、先輩も小言は多くても、彼をそれなりに可愛がっている様子。

しかし、そんな彼の周りにフルフェイスマスクで赤と黒のライダースーツを着込んだ怪しい若い男がうろうろするようになってからなんとも不穏な雰囲気が漂うになった。
彼が長い物には巻かれろ的な判断をすると、突然飛び蹴りを繰り出す。ローンの払いが残っている車にも蹴りが入る。公衆の面前で各種嫌がらせが行われるのに何故か誰も気づかない。
幼い少女の「お母さんを探して欲しい」という思いに、交番の若い警官ギョンテの真摯な対応は、警察内の鼻つまみ者ト刑事の知るところとなり、ト刑事の鉄拳がギョンテに下るのだが、ト刑事が自分が頼ろうとしているト議員のいとこだと知ると、ト刑事へのスヨルの追及も急にトーンダウンする。当然これにもバイク男の鉄拳がくだる。

更に少女の母の失踪にト議員がかかわっている事を知ったギョンテの口封じの為にト刑事は全部燃やして亡き者にするという更なる力技の解決方法を繰り出すのだが、それをスヨルがいやいやながら阻止するのも得体のしれないバイク男の手引きがあったから。

少女の思いを感じ、警察官としてのひとかけらの矜持で原因を追究しようとするスヨルとパートナーのジェソンは、違法ペットの葬儀屋が少女の母殺害に関与していることを突き止めるも、ト議員の息のかかったト刑事はそれさえももみ消し、更に追求しようとしていたスヨルは、喉から手の出るほど欲しかったポストと引き換えに、実質ト議員の犬になってしまうのだ。
そして、やっぱりそこに登場するヘルメットバイク男。そしてそのヘルメットバイク男が自分自身だということに気づくスヨル。

「バッドアンドクレイージー」というタイトルは、まさに彼自身そのものなのだ。

ソフトな容貌のイ・ドンウクがバッド・アンド・クレイジーの両方を演じるよりも、やや無骨な感じのウィ・ハジュンがパワフルなクレージーを演じるのも面白いかもしれず。



最新の画像もっと見る