モーテルでの強盗が逮捕されるものの、盗まれたお金は賭博の泡となって消えてしまっている事を知り、激高するダリ。なかなか芯の強いお嬢様だ。
ただ、警察署でのやり取りで、ウォンタクの家の家主がムハクであることを知り、ムハクにもウォンタクにも秘密が出来てしまったダリ。更にセギグループの御曹司テジンがなぜ今になってダリとやり直したいと言い出した事で、ダリをめぐって3人の男性がそれぞれお互いを牽制しあうという、なんともラブコメらしい四角関係の成立だ。
新館長としてなんとかしてグループ展を成功させたいダリだが、彼女だけでは支援をなかなか集める事が出来ず、更にはオープンイベントの集客も難しい。
そして何よりムハクがゴミと勘違いしてしまった展示物はグループ展の目玉なのだ。
彼女が機嫌を直さなければグループ展の成功は難しい。自分で蒔いた種は自分でなんとかするというムハクは、ダリに内緒で彼女の作品の権利を購入することでなんとか話しを付ける。そして、彼女の作品に参加することで、アートが自分の人生を見つめなおすきっかけをくれた事に気づくムハク。そんなムハクの様子を見て、彼を身近に感じるダリ。
一つの出来事で二人の仲が近づけばいいのだが、一歩進んで二歩下がるのもラブコメの定番。彼女の笑顔が見たいからと、ムハクがイベントを成功させるべく、さくらの観客を仕込んだ事はダリの気持ちをザワザワさせてしまうのだ。現実的に行くべきなのか、現実と併せて夢も守りたいのか・・・二人だけの問題でなく、これはきっと永遠の命題だ・・・
二人の間にある問題はそれだけではない。美術館のある場所の開発に食指を伸ばすムハクの実家と、ダリが居なければ自分が跡継ぎになっていたはずと彼女を逆恨みするダリの叔父・・・・