おやじのつぶやき

おやじの日々の暮らしぶりや世の中の見聞きしたことへの思い

公明党に頭が上がらなくなったコイズミさん

2005-07-05 23:35:37 | つぶやき
 注目の本会議。わずか5票差で可決。郵政民営化法案は、自民党内の造反続出の中で薄氷を踏むかたちで可決。コイズミさんはほっとした?
 しかし、これでいよいよ公明党・創価学会に足を向けて寝られなくなったのは、コイズミさんだろう。公明党が、本気で法案を慎重審議路線に切り換えていたら、もう通るはずがなかったのだから。あと3人賛成から反対に回れば、否決になったのだから。
中身がいかにいい加減であっても、ただただ「賛成」という既定路線を突っ走った公明党。政権与党の座にしがみつく公明党は、コイズミを支える中核となった。
 反対する者には選挙協力しない、公明(学会)票を回さない、という恫喝までした神崎党首。コイズミさんは否決したら解散だ、とすごみをきかせた。公明党は、都議選前の採決は、選挙に影響があるから絶対ダメと脅す。選挙に不利になるような内容の法案なのかというのが、一般の人の素朴な疑問。修正案も慎重に審議して、とも神崎さんほざいた。
 けれども、都議選前には採決しない、と自民党執行部がいったとたん、間髪を入れず、修正案に賛成すると回答。まったく党利党略以外の何物でもない。
 そして都議選が終わったとたんに、採決。公明党は、全員、疑うこともせず賛成票。
 しかし、そうした恫喝に屈せず自民党内の「守旧派」は頑張った。その点は評価する、少なくとも公明党の言いなりにはならなかったという点で。もちろん、造反者たちの態度が、郵政民営化法案の欺瞞性をつくことになった、という点の第一なのは、いうまでもないのだが。 
 コイズミさん、首の皮一枚でつながった、公明党のお陰で。参院ではもっと熾烈な駆け引きが出てくるだろう。そうして、またぞろ、公明党は今度は浜四津さんを出して懐柔策に出るかも知れない。軟弱な自民党員はまたウロウロするかも知れぬ。青木さんの手腕の見せ所でもある。
 解散がない分、創価学会に気兼ねすることはないのだから、正々堂々と政策論争をすべきだ。民主党も同様。日本の進路を決める重要な選挙となるはずだった都議選が、公明党の党利党略によって低調に終わった。都議選前に郵政民営化を採決していれば、もっと盛り上がったのだから。
 反面、ここでも、コイズミは救われた、公明党の邪智にたぶらかされつつ。
 それにしても、会員の宗教的情熱を、選挙活動というお門違いの方向へ向けて突っ走る公明党・創価学会の現在の路線に、不審や不満を抱く学会員はいないのだろうか。本来の宗教活動とは全く無縁の選挙活動にかり出される、学会員は無惨である。都議戦中、上りの新幹線や長距離バスには、選挙応援で東京に向かう学会員が、数多く乗っていたとの話も聞く。
コメント
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