おやじのつぶやき

おやじの日々の暮らしぶりや世の中の見聞きしたことへの思い

本番はいつ来るか

2005-07-25 23:12:31 | 世間世界
 7月25日・月曜。
 三日ぶりに職場に出て、この間の地震で盛り上がりました。これも当然、なにしろ震度5強でしたから。
 小生は泊まりがけで出かけていて、宿舎でちょっと揺れを感じた程度だった。あまり気にもとめていなかったのですが、ニュースを見てびっくり、幸いに留守宅からメールが入ったので様子が分かった次第です。
 でも、随分遅れて届いた。こちらから携帯で連絡しても、しばらく不通という状態が続きました。それでも、家の方では揺れは大きかったが、落ちたものもなかったとのこと。千葉の実家はけっこう揺れて、大変驚いたそうだ。義理の兄さんも、こんな揺れは初めてだったという。
 こういうときには、あちこちから電話もかかってくるし、かけるしで、なかなか通じなかった由、帰宅して聞きました。それでも、親戚(ほとんどが震度5の地域にいるものですから)にも安否(というのも大げさですが)を尋ねる電話をかけまくったという。そんな風でした。
 今日、職場に行くと、文庫本がごっそり落ちてきたとか、棚の上のものが落ちたとか、店の陳列棚がぐらぐら揺れて驚いたとか、中には、震度5強ってこんな程度かと思ったなどという同僚もいました。
 でも、一番の話題は、電車の遅れと混乱、そしてエレベーターの緊急停止の話でした。電車が来ずに、何時間も待たされたのはまだしも、エレベーターの中に閉じこめられた時は、怖かったということでした。幸いにすぐ動いたそうですが。
 都内では3万台のエレベーターが停まったとか。懸命の復旧作業で回復。そんなわけで、地震にあったとき、高層マンションに住む人の心構えも気になりました。なにしろ、職場の近所には、辺りを圧するような巨大高層マンションを建設中ですので。
 もし、エレベーターが30階とか40階で停まったら、どうなるのでしょうか。最寄りの階まで動かして、そこで降りる。そういくまでに、どのくらいの時間がかかるのでしょうか。電気も消え、真っ暗な密室の中で閉じこめられたら、と思うと心配です。
 かつて、高校生向きの演劇に「すてきなクリスマスのつくり方」とかいう作品がありました。停まったエレベーターの中が舞台の、なかなか面白くできた芝居でした。実際には、そんな芝居のように、事は進まないでしょう。復旧が長引いて、何時間どころか一日以上閉じこめられる、ということも想定できそうです。
 また、30階、40階からエレベーターなしで上り下りするなんて想像しただけでくたびれますね。まあ住むのは、せいぜい4階まででしょうか。
 しかし、本番はいつ来るのでしょうか、あの関東大震災を上回る、とも予想される、巨大地震は。そう思うと、今回の地震で軽い予行演習ができた、としたほうがいいでしょう。阪神淡路大震災や中越地震の被災者には申し訳ありませんが。
 もし、これが土曜日ではなくて、平日のその時間帯だったら、家族はばらばら、会社・学校・家などに・・・。おそらく、すぐには連絡もとれずにいたでしょう。帰宅もままならない事態も。
 「備えあれば憂いなし」。余計な事ですが、この「憂い」とは「心配」というより、「災害・災い」と捉えたほうが的確でしょう。人災を少なくするという意味合いですが。ともあれ、こういう当たり前のことが、身に染みて感じられました。
 それにしても、震源地が千葉県北西部とはおかしくありませんか。あそこは、どうみても千葉県中西部、もしくは中部というべきではないでしょうか。小生は、千葉県北西部と聞いたとき、我孫子とか野田あたりを思い浮かべてしまいました。地域を名付ける場合の基準はあるのでしょうか。
コメント (5)
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