おやじのつぶやき

おやじの日々の暮らしぶりや世の中の見聞きしたことへの思い

これでいいのか、日本の政治!

2005-07-13 23:42:17 | 平和
 コイズミさん、少しは丁寧な答弁で、反対派の不満を解消させることにしたらしい。修正は無理でも、答弁や付帯決議程度でもって、乗り切る方向へ。衆院解散をちらつかせて、その脅しに公明党も一役買って出た。解散絶対反対の公明党は、自民党執行部と一体となって、法案通過に全力を尽くす。
 衆議院での場外乱闘が、すでに今回も行われる。審議は時間稼ぎに過ぎない、結局、ウラでの駆け引きでことは決する。こうして、国民の関心も盛り上がらないまま、法案成立に向けて、無為に時間は経過する。
 国民の関心は、本当は、年金問題や消費税アップ、大型増税の行方、こうした事柄には一切目もくれず、ひたすら郵政民営化一本。
 他にも、コイズミ首相の靖国神社参拝問題。憲法改正問題(改正熱はまだ続いているの?)。教育基本法改正問題(「愛国心」と「国を愛する心」との表現上の食い違いはなくなったの?公明党はいつまで反対するの?)。道路公団の談合問題。テロ対策。・・・
 まだまだある。空前の公害病にもなるかもしれない、石綿によるガンの多発に対する国の対応・取り組み。国外に目を移しても、国連常任理事国入りを巡る多数派工作。中国との関係改善。6各国協議への方針(拉致問題の解決は?)。・・・とくに、アスベスト被害に対する国の取り組み・対策は気になるところだ。
 この期に至っても、こうした本当に山積する課題について、コイズミさんをはじめ、政府・大臣から明確な説明がなされている、とは全く思えない状況ではないだろうか。また、野党第一党の民主党は、実は右から左まで、自民党以上の分裂政党。選挙互助組合的組織に過ぎず、国民の信頼も期待も薄いのが現状。
 だから、反対の論陣も行動も出てこない。せめて、積極的に街頭に出て、道行く市民に直接訴えていこうというような迫力もなさそう。
 いつしか、国民の間で諦めと無関心が広がっていく。そして、国民が無関心の中で、多くの重要議案が成立していく、そして、国民はますます政治に諦めの気持ちが定着する。
 気がつけば、一億総右傾化のもと、国民の知る権利も議員を選ぶ権利も形骸化していく。そうして、いつか政治の刃は国民に向けられていくのだ。
これでいいのか、今の日本。
今の政治。
今の政治家。
今の教育。
コメント (3)
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