おやじのつぶやき

おやじの日々の暮らしぶりや世の中の見聞きしたことへの思い

怪しい雲行きになったか、郵政民営化法案

2005-07-22 23:56:17 | 平和
 さすが、転んでもタダでは起きない自民党。転びそうで転ばないというべきか。お得意の戦術、騙したり、すかしたりしながら、ガス抜きをしつつ落としどころを探る。それが継続審議・あるいは、付帯決議。継続審議が一番無難な選択肢か。
 これで、顔が立つ、ってだれの?そこがそれ、自民党の不思議さ。コイズミさんの顔も立て、青木さんの顔も立て、反対派の顔は一緒くたで顔を立てた振りしてオシマイ。ついでに公明党の顔を立てて、8月15日のコイズミさんの靖国参拝はないようにしておいて、実は最後まで明かさないというやり方。神崎さんもそれで何にも疑わない。解散の火種の一つが消えればいいのだから。
 衆議院でも、絶対に法案の修正は認めないといっていた、その舌の根も乾かないうちに、いい知恵が出てきましたとあっさりと受け入れたコイズミさん。あくまでも強行突破するふりをしてやらないのがコイズミ流。何の反省も何の弁解もない。最後までがんばれないのがコイズミ流政治。それで、票読みまで披露してしまう、素人のふりの上手な、実はとてもえげつない政治家コイズミさん。でも、否決されたら、自民党に分が悪いのは、自民党幹部は百も承知。よってたかってコイズミおろしにいけるはずもない。
 ここに来て、一番惨めなのが民主党。おさまるところにきちんとおさめる自民党流に、あわよくばの素人集団の悲しさ、自分たちの期待も、国民の支持もしぼみ、またまた内紛が始まる気配。
 てなことで、得したのは、公明党ただ一人。なぜなら、何もしないことに徹したから。何しろ選挙だけはやらせない、ということにだけ焦点を絞ったことの勝利ですか。他にも蚊帳の外の政党もいますが、お呼びでない、これまた失礼しましたってなことにあいなりました。議員の政治家としての練度が低いのか、はたまた選ぶ国民の練度がお粗末なのか。
 小生は、今回の田舎芝居は観ている国民の練度に合わせた毎度おなじみの猿芝居とみた。こういう筋書き通りにいって欲しくないというのが、偽らざる心境ですが。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする