おやじのつぶやき

おやじの日々の暮らしぶりや世の中の見聞きしたことへの思い

さてどうする?

2005-07-15 22:12:29 | 平和
 コイズミさんは政治家としての誠意も何もないのでは。ただただ郵政民営化を通すことに執念を燃やす、駄々っ子としか思えない、今日の国会風景でした。コイズミ政権は早く終わって欲しいと思いました。
 今日の国会答弁。にやにやしながら、役人の文書を読み上げ、いい加減しろっ、てヤジが飛んだとたんに、じゃあ、もう答弁しない、丁寧に丁寧にっていうから答えたのに、と完全に居直りました。
 国会での質問時間は、どういうわけか、答弁の時間もこみで、質問者に与えられているようです。だから、だらだら答弁されると、質問者の時間がだんだんなくなっていく。それを知った上で、役人の書類を延々と読み上げるコイズミさんの態度。心なしか口元がほころんでいるような、コイズミさんでした。どこかおかしいと思います。国民をバカにしきった姿勢に、怒りすら感じます。
 それでいて、その審議中の国会の緊張感のなさ。全体的にざわざわして、まるで馴れ合い政治の感じ。これが選ばれた議員たちなの?。まさに選挙民たる国民の練度の低さが露呈された風景でした。投票率の低さ、関心の低さはひいては横暴な政治(家)の専横を許し、気がつけばどうにもならない状況に立ち至ることを、意識しなければならないと思います。
 さてどうする? このように密室政治のはびこる、日本の政治状況を変えていくには。
 一方で、栃木県の大田原市では、市立中学校の歴史教科書に「つくる会」の教科書が選定されました。もう大喜びの「つくる会」。この人たち、今度は、国語の教科書と英語の教科書をつくる計画のようですが。
 それにしても、今年の教科書採択は、「つくる会」の教科書が中心となって、進みそうな気配です。知事や市長が任命した教育委員。その教育委員会によって採択される仕組みが定着。学校現場や保護者の声など無視して、決めていく気配が濃厚になっています。
 その根拠は、組合などの一部の圧力団体には屈しないということらしいです。民主的な選挙で選ばれた市長。市民の信任を得た、その市長が任命した教育委員会が決めたのだから、文句はないでしょう。これほど民主的なやり方はないでしょ、と。
 「つくる会」の教科書を採用するよう、陰に陽に働きかけた政治家たちは、うまくやったとほくそ笑んでいる、そんな姿が目に浮かびます。
 しかし、この次の選挙に、今の市長と政治的立場を異にする市長が選ばれたら、どうなるのでしょう。任期満了になった教育委員に、自分の主義・主張に合った人を任命するようになったら、それこそ、市長の政治的立場によって、教科書がそのたびに変更される、そんな恐れすら生じます。早ければ4年ごとに。
 東京都だって、知事がイシハラさんじゃなくなればどうなるか。もし、イシハラさんの主義・主張を批判する人が都知事になったら、次の教科書採用はどの社になるのか、分からなくなります。それはそれで、正しいと思う人もいるでしょう。それでは、あまりにも楽観的すぎます。
 本来なら、そういう時々の政治(はっきり言えば、政治家個人の)主義・主張に翻弄されないよう、現場の声を聞きながら、保護者の声を受け止め、一番すぐれた教科書を選ぶのが、教育委員会のあり方であるし、また、子どもたちへの配慮というものではないでしょうか。
 まして、60年前の戦争を賛美し、国家に尽くすことを教え込む教科書。
 アジアにもヨーロッパにもアメリカにも目を向け、多様な価値観を持って、国際社会の中で生きようとする、これからの子どもたち。この教科書は、そうした子どもたちの明るい未来を育むものになり得るとは思えません。「つくる会」の教科書を読んで、そんな感想を持った小生です。これから、さてどうする?
 今、「教科書問題」を考えていこうとする人々が、勉強会や集会を開いて活動しています。明日もそうした会合が行われます。
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遅延証明書

2005-07-14 23:16:09 | つぶやき
鬱陶しい日が続きます
電車の中
温度調節に寒かったり、暑かったり
ぐったり朝から電車通勤の試練です

最近、女性専用車両が導入されて
女性陣はゆったり通勤なんですかね
通過するときにちらっとみるだけですが

一両目はJR西日本の大惨事以来
心なしか空いていて
でも急に右カーブして
民家に接するように走り抜けると
何だか気分は落ち着かないものです

ホームに降りて
ほっとするのも束の間
職場に向かう人・人・人

最近は電車の遅れが目立って
人身事故などもありますが
たいていは何でもなくても遅延
ほとんど毎日です

職場の近所の高校生
「遅延証明書」と書かれた小さな紙切れを受け取って
それとも勝手に持っていくのかな?
常時置いてあるのですか?
それを持っていく
今や、日常茶飯事の風景

学校に提出すると遅刻じゃなくなる?
それを持って
悠然と歩いて不届き者もいそうな
もう常習的になっている学生さんも

電車がしょっちゅう遅れるんだったら
少し早く家を出ればいいのに
そういう気もないような高校生が
ゆったりと学校に向かう

タイムカードじゃそうはいかんぞ
のんびり歩いてないで
とっと走れ!とつぶやく。
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これでいいのか、日本の政治!

2005-07-13 23:42:17 | 平和
 コイズミさん、少しは丁寧な答弁で、反対派の不満を解消させることにしたらしい。修正は無理でも、答弁や付帯決議程度でもって、乗り切る方向へ。衆院解散をちらつかせて、その脅しに公明党も一役買って出た。解散絶対反対の公明党は、自民党執行部と一体となって、法案通過に全力を尽くす。
 衆議院での場外乱闘が、すでに今回も行われる。審議は時間稼ぎに過ぎない、結局、ウラでの駆け引きでことは決する。こうして、国民の関心も盛り上がらないまま、法案成立に向けて、無為に時間は経過する。
 国民の関心は、本当は、年金問題や消費税アップ、大型増税の行方、こうした事柄には一切目もくれず、ひたすら郵政民営化一本。
 他にも、コイズミ首相の靖国神社参拝問題。憲法改正問題(改正熱はまだ続いているの?)。教育基本法改正問題(「愛国心」と「国を愛する心」との表現上の食い違いはなくなったの?公明党はいつまで反対するの?)。道路公団の談合問題。テロ対策。・・・
 まだまだある。空前の公害病にもなるかもしれない、石綿によるガンの多発に対する国の対応・取り組み。国外に目を移しても、国連常任理事国入りを巡る多数派工作。中国との関係改善。6各国協議への方針(拉致問題の解決は?)。・・・とくに、アスベスト被害に対する国の取り組み・対策は気になるところだ。
 この期に至っても、こうした本当に山積する課題について、コイズミさんをはじめ、政府・大臣から明確な説明がなされている、とは全く思えない状況ではないだろうか。また、野党第一党の民主党は、実は右から左まで、自民党以上の分裂政党。選挙互助組合的組織に過ぎず、国民の信頼も期待も薄いのが現状。
 だから、反対の論陣も行動も出てこない。せめて、積極的に街頭に出て、道行く市民に直接訴えていこうというような迫力もなさそう。
 いつしか、国民の間で諦めと無関心が広がっていく。そして、国民が無関心の中で、多くの重要議案が成立していく、そして、国民はますます政治に諦めの気持ちが定着する。
 気がつけば、一億総右傾化のもと、国民の知る権利も議員を選ぶ権利も形骸化していく。そうして、いつか政治の刃は国民に向けられていくのだ。
これでいいのか、今の日本。
今の政治。
今の政治家。
今の教育。
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『三島由紀夫が死んだ日』

2005-07-12 22:58:37 | 読書無限
 三島由紀夫が死んで35年。今年の4月から6月にかけて開かれた「三島由紀夫回顧展」記念のアンソロジー。映画監督の篠田正浩さん他が、それぞれ三島由紀夫の死の意味を語っている。
 1970年。小生、まだ若かりしころの出来事。新聞紙上で、生首が二つ置かれた写真に大きなショックを受けた記憶がある。死(体)、それも胴体から切り離された首というものの生々しさに。
 また、ある縁で、三島の檄文が警視庁筋からすぐ入手でき、その内容(感情のみうわずっていて内容がなかったという印象が強い)よりも字体・文体に興味を持った覚えがある。死の直前にものした文章であるがために。
 そうそう、彼が書いた遺作の『豊饒の海』4巻のうち、「暁の寺」と「天人五衰」(これは、死後の発刊のはず)の2巻を初版で購入したこともあった。そのころ、「楯の会」をはじめとする三島由紀夫の行動の特異性に興味をもったのだ。その少し前、「憂国」というきわめて死とエロスが交錯した彼の映画に衝撃を受けたこともあった。
 少しばかり学生運動に関わった小生だったが、何となく三島の言動におかしな印象を感じていたし、おそらく死ぬのではないか、というような直感もあったように思う。そこで、この際、初版本を買っておこう、とういうまさに動機不純の読者でもあった。今でも、そのころ買った、三島の本は書棚に置いてあるが。
 時あたかも70年。前年の10・21国際反戦デーにおける、「新宿騒乱事件」などを一つの頂点として、全共闘運動が次第に勢いを失いつつあった時期。一方で、大阪で万博が開かれ、街頭からは三波春夫の「こんにちは」の歌声が溢れていた。
 小生、当時は、学生時代のある種の高揚感もおさまり、一方で、社会人として、組合運動にもかかわり始めた頃でもあった。おそらく当時の10代~30代くらいの、ちょっと文学に興味を持っていたり、70年安保闘争に参加していた、人々には衝撃的な出来事として三島の死は受け止められただろう。ただ、三島の割腹自殺に左翼が衝撃をうけ、中には、負けたと感想を言った事に対しては、かなりの違和感を持ったことを、昨日のことのように覚えている。あれごときで負けた、とはいったいあなた方は何をしてきたのですか、という思いが。
 あれから、もう35年経った。小生も齢を重ねた。
 こうした書物の特徴として、どの執筆者も、三島の死の意味を当時の置かれた自らの立場・感情をもとに、現在の日本の状況を踏まえて述べる、という形式にならざるをえない。言ってみれば、底の浅い読み物になってしまいがちだ。それもしかたがないことだろう。
 久々に三島由紀夫に関する本を手にして、ふと濫読だった青年時代もまた懐かしく思い出した。それは、執筆者のそれぞれの生き方・今の姿勢に対する、小生の思いともまたオーバーラップしていく。
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東条英機の孫

2005-07-11 22:43:34 | つぶやき
最近マスコミでよく見かける人。
東条英機の孫。
マスコミも積極的に「トウジョウ」させる。
コイズミさんの靖国参拝をめぐって。

今や時の人。
おじいさんに貼られた「A級戦犯」という汚名を雪ぐため。

今の日本のあり方、国際関係までに、
積極的な発言が。

東条英機。敗戦直後、自決し損なった、戦争遂行責任者。
「生き恥をさらした男」
部下には、潔く自決した軍人も多いというのに。
ついでに「あれはどうも狂言自殺臭い」
との汚名も雪ぎたいのか、孫の立場で。

靖国からの分祀には絶対反対!
もしそうなったら
再び戦犯の汚名を着せられることになるから。
靖国合祀になって
やっと汚名を雪ぐことができたのに。
なんで中国や朝鮮の言うことを聞くのか。

このあいだの、日本の正義の戦争が侵略戦争だったとなったら、
死んだ兵士は、侵略戦争の加担者として
神となっても、その汚名は晴らせない、と。

靖国神社。
「大東亜戦争」に
「自衛の戦争」に
「アジア諸国の民族解放戦争」に
「東京裁判否定」に
「国賊・自虐史観」に
「民族のために生命を捧げた英霊」に・・・

と、日本が負けた60年前の戦争を
これでもかこれでもかの、大賛美・居直りのオンパレード。
だから、コイズミさんもご執心。

じゃ、誰も戦争責任者はいないの?
大宅壮一氏の名言は「一億総懺悔」。これは別名、無責任体制。

中国や朝鮮やインドシナやインドネシア・・・での日本軍の戦争は、
やむをえず始めた自衛の戦争、
大東亜共栄圏の理想を高く掲げて。
武運つたなく、圧倒的な敵の物量に敗けたのだ。

ミッドウェーでこう闘えば勝った、
ソロモンでの戦いも、こうすれば勝った、
ハワイの真珠湾攻撃も、もっと的確に敵艦を壊滅させておけばよかった、

もしも、もしも、あの時に、あの時に、の言葉の裏に
60年前の戦争に破れたことが悔しくて、悔しくて
たまらない、御仁がどうもいるらしい。

彼らの、その頭の中には、
戦場となった他国の、他の民族の苦しみ・恨みは毛頭ない。

大本営の、無能だった、戦争を弄んだ、無責任の極みだった、
その参謀本部の後を引き継ぐ
そしてもっと破廉恥な、軍事マニアがいる。

まさか、東条さんのお孫さん
それらに担がれて、マスコミに登場したわけでは
ないでしょうね。

どうせなら、
私のおじいさんは
昭和天皇の命令によって戦争を始め、
国民を総動員し、戦場で死なせてしまった。

本当の戦争責任者は、昭和天皇です、
と言ってみたらどうか。
つべこべ言わずに。
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衆議院を解散して民意を問うべきだ

2005-07-10 19:39:42 | 平和
 NHKの番組。郵政民営化法案をめぐって相変わらずの国会討論。延長されても、またぞろ「郵政民営化」にのみ論議がされて、その他の多くの課題がほとんど議論もされず、大事な時を無駄に送っている国会。
 郵政問題でも、結局、自民党内の賛否両派の駆け引きだけが話題になり、議決の際の多数派工作がマスコミに報じられる。
 先日のロンドンでのテロにからむ、イラクの自衛隊派遣問題、国内の反テロ対策など次々と難問が山積されている。また、コイズミ首相の靖国神社参拝、中国や韓国との領土問題、北朝鮮の拉致問題、6カ国協議問題・・・。
 国内問題では、年金問題をはじめ、憲法・・・など、すべて課題は先送りの状態で、国会が機能停止しているといってもよいほど。
 にもかかわらず、相変わらず脳天気な国会討論。特に、公明党の神崎党首「国会解散はしてはならない。政治的空白はいけない」と。今都議選終了直後で癒しの期間に入った学会員を選挙でこき使うわけにはいかないという見え見えの打算。そのためには、郵政民営化法案を参院で可決通過させなければならないと居直った。
 なにしろ、コイズミさん、参院で否決されたら国会解散、を明言、武部幹事長も「コイズミさんならそうする」とこれまた自民党内の反対派議員を恫喝した。こうして、またまた密室談合政治が活発化する。
 我々名もなき国民としては、今こそ、衆議院を解散し、総選挙によって民意を問うべきだという主張を展開すべきではないか。そのきっかけとして、参院での郵政民営化法案否決という戦術を浮上させなければならない。
 そして、選挙運動を通じて、さまざまな問題・課題について各党の明確な考え・方策をよく照らし合わせ、当面する諸問題への解決への方途を導き出し、また、今後の日本としての進路を考えていく重大な選挙と位置づけ活発な論戦を展開すべきではないだろうか。
 公明党・神崎さんのように、選挙をご都合主義でもてあそぶような、反国民的な言動に惑わされてはならない。
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テロであれ反テロであれ犠牲者は市民

2005-07-09 23:12:54 | 平和
 ロンドンでのサミットを標的にしたテロは、多くのイギリス市民を巻き添えにした。さっそく、サミットでは、反テロでの一致した行動が確認された。コイズミさんも反テロの国際共同行動を支持した。
 イラクでの自衛隊の活動。それに対する治安維持をイギリス軍に任せている。そのイギリスが、テロ行為によって多くの犠牲者を出す、という事態になったため、今年末にも予定されていた撤退も難しくなった、と公然といわれ始めた。
 反テロ行動でサミット参加国が一致した上、日本の自衛隊だけが、これを機会に撤退というわけにはいかない、と。コイズミさんは、こうしたテロに対して、決して屈しない、自衛隊の撤退はあり得ない、と即座に断言した。
 また、与党内からは公明党も含め、テロの脅しには屈しない、撤退することや撤退を表明することは、テロに屈したことになる、とまたしても強行意見が出され始めた。現地の自衛隊の主たる目的であった、給水支援活動はほぼ完了し、撤退のタイミングを探り始めたともいわれた事態が、ここにきて急に後戻りしたのだ。自衛隊の撤退はありえないと。
 イギリス軍への直接的な攻撃にとどまらず、遠い本国の国民が、テロの標的になるという事態の中で、こうした強行意見は、いったい何を招くか。まして、コイズミさんの発言はどういう事態を生じるか、このことに思いをはせて、責任ある発言を政治家たちはしているのだろうか。
 そもそも、大義名分の多くが虚偽であったとされた、アメリカ・イギリス軍を中心とした、イラク侵攻。ブッシュのしかけた「正義の」戦争によって殺され、傷ついたイラク国民も多い。いまだに戦後処理も思うに任せない、イラクの現状。報復とそれに対する掃討作戦。それに対する自爆テロ・・・。そのたびに多くの子どもを含めた市民が犠牲者となっている。
 しかし、日本はただアメリカの意向にそって行動するばかり。アメリカ民主主義を賛美し、絶対化し、その価値基準を日本に、世界に適用しようとする政治家。本場のアメリカ民主主義は、ますます貧富の差が広がり、閉塞感に満ちているにも関わらず、相変わらずバラ色の幻想を振りまいている一部の評論家たち。
 自分たちの民主主義のみを信奉し、それを唯一の基準として他国の「遅れた」国々に、その「理念・やり方・幻想」を輸出するアメリカ合衆国。勝ち組・負け組という言葉が、常に現実のものとなっている、競争社会そのもののアメリカ。おそらくは、アメリカ民主主義を賛美する人々は、自分はけっして負け組にはならない、というすぐれた健康と知恵を持った人々なのだろう。
 しかし、アメリカ民主主義だけが、世界に通用する民主主義体制ではないということは、自明である。世界の国々で、民族で、自分たちにふさわしい政治・経済・教育体制をつくって来ている。そして、それぞれの体制を批判し、よりよい社会にしようというのは、その国の国民に委ねられている。
 勿論、その国での、少数民族への不当な圧迫、政治的自由の保障のない社会、敵対者に対する弾圧(監禁・拷問・処刑・・・)、こうした事が起こった場合、その国の人々への国際的支援活動・監視活動は大変重要である。しかし、それだけが正義の味方ではない。
 国際世論によって、その国の政治体制・非民主的な体制を打破する・包囲する(経済封鎖などの手段)。そうした中で、あくまでもその国の政治を変えていくのは、その国の人々である、この原則を忘れてはならない。他国の武力弾圧によっては、解決しないのである。それは、100年を持たずに崩壊した旧ソ連の姿を見れば明らかである。そこに、今回のイラク侵攻のあやまりがある。
 だから、今回のテロに対して直対応することで、今度は、日本の市民が犠牲になることもありうるのだ。その対策のため、かつて9・11以後にとられた、駅や電車内での警戒が強まってきた。そのこと自体、国民の生命を守るために、国家として当然やらなければならない対応策だ。    しかし、そうした警戒の間隙を縫って、万が一、日本国内でテロ行為が起きた場合、テロに屈するな、国民の死・怪我を無駄にするな、自衛隊への攻撃を許すな、というような、感情的な反発・挑発はなしにしていくしかない。今や、イラクの自衛隊への攻撃がいつ起きてもおかしくない情勢である。反自衛隊テロを未然に防ぐためにも自衛隊即時撤退も、その重要な方法だ。
 国際政治の中で、日本として、発言すべき内容・行動を改めて考えるべきだ。
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公明党に翻弄される自民党

2005-07-08 22:20:46 | つぶやき
 郵政民営化が参議院へ。自民18人反対なら否決。これに対してコイズミさん。否決したらコイズミ内閣が不信任された、とここでも解散をちらつかせて、反対派を封じ込めよう、と強硬な発言を繰り返している。 コイズミさん、いよいよ「自民党をぶっつぶす」の公約通りの展開になりそうか。
 さにあらず、公明党がそうはさせたくない。今、総選挙になったら、学会員の動きは鈍くなる。この間の都議選で、応援運動を全国展開した学会。投票率の低さもあって、完勝。大勝利に酔いしれている学会幹部。そのつもりにさせられている運動員たる学会員。
 しかし、かれらも人の子、そうそう選挙運動ばかりもしていられない。しばらく休養期間をおいて、またぞろ会員を選挙運動にかりたてさせるのが学会の常套手段、幹部の思惑。だから、今解散されたら、絶対に困るのだ。
 そこで、恫喝作戦で自民党幹部を脅かし、選挙に弱い議員を脅かしている。自民党幹部も公明党の顔色をうかがいながら、政権を運営している有様。中には、公明党なくして、今の自民党内閣は成り立たない、とまで言い切る自民党幹部も。
 もうこうなれば、コイズミさんも公明党・学会頼み、反対派も公明党・学会頼み。参議院で否決しても、公明党は解散絶対反対だから、つぶれるのは、コイズミさんのほうだとたかをくくっている様子。
 公明党は、支持者への説明責任すら果たさず、郵政民営化法案に賛成なのは、議会が混乱して、衆院を解散されるのが、ただただイヤなだけ。都議選も影響があると困るからと、都議選前の採決に反対だけに過ぎなかったのだから。彼らは、自分たちの党利党略のみ考えている。
 某名誉会長の意向が働いているかは定かでないが、創価学会は、特に選挙に関して「勝つこと」ということに、すべての宗教的情熱を燃やし続ける組織。またそうでないと今や持たない組織になりさがった。選挙によって組織を鼓舞し、選挙によって会員の団結と拡大を図り、一人ひとりの会員の満足と歓喜を味合わせるのが、組織目的。政治的な信念も宗教的な目的観もなく、ひたすら選挙活動で組織をもたせる。それも時の幹部の意向のままに。こういう状況になってしまった学会を創価学会2代会長・戸田さんも想像していただろうか。
 今の政治家連中の品位のなさや理念のなさに共々埋没して、政治的駆け引きに終始する公明党幹部。それに右往左往させられる自民党幹部、創価学会。この国の将来は、危ういものがある。
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開催地決定は政治情勢次第?

2005-07-07 19:21:24 | 世間世界
 夏季オリンピックの開催地が、ロンドンに決定した。本命と目されたパリが、またも落選。あれほどの世界に名だたる、大都市が3度も落選するのは、よほどの不利な条件があるのだろうか。
 今回。フランスとイギリスの対照的な結果は、イラク派兵やEUなど英仏が対立する局面が多かった最近の政治情勢を反映しているようだ。9・11以来、アフガンにもイラクにもアメリカの最大の同盟国として軍隊を送り、反テロに積極的なイギリス。それに対して、一貫してイラク派兵には与しないフランス。
 また、EUの中心的な国として積極的に関わってきながら、国民投票ではEU憲法を否決にしたフランス。一方で、EUにはつかず離れずのイギリス。こうした流れの中で、オリンピック委員会の諸氏は、当初の予想を覆して、ロンドンに票を投じた。
 こうした結果は、ロンドンのオリンピック構想・考え方が、積極的な最後のプレゼンテーションにおいて功を奏した、という見方が一般的なようだ。だが、どうもそれほど単純ではないようだ。イラクやEUへの姿勢を巡って、その政治的好感度・信頼度が、ロンドンの逆転勝利の原因ではないかと思う。
朝日新聞では、実に通り一遍の解説記事が掲載された。その記事の中に、日本の委員猪谷さんが「政治的決着ですね」と開催地決定の本質を見事に見抜いたコメントを述べている。おそらくその通りであろう。
 今回の結果が、まさに政治的決着だったとすれば、スポーツが政治に翻弄される歴史は、今も続いているとみるべきであろう。
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闘いは今から

2005-07-06 22:37:54 | つぶやき
昔、組合の集会で歌った
歌の一節をつい思い出した
「頑張ろう突き上げる空に」
というフレーズ

ふと口に出てきました
何だか国民不在の
駆け引きが続く国会
もっと国会にも
都議会にも
関心を持たなければならないのに
いつしか日々の暮らしの中で無関心になり

あげくのはてに
狂信的なカルト教団の意のままに
国政が動かされる

そんな時代が目の前に現れそうな気配に
畏れおののいてばかりはいられない
と、本当に思いました

労働者が拳を突き上げているポーズ
まるで北朝鮮の宣伝用のパンフに
見まごうように思わされる昨今の政治情勢

これでいいのかなと諦めかけていた
今日この頃
でも「闘いはこれから」だと
その気になっていきたい

昔、組合の集会の最後に必ず歌った歌
「インターナショナル」
「いざ闘わんいざ奮い立て今、・・・」
いつしかどのセクトも歌わなくなった

「暴虐の雲光を覆い・・・」(ワルシャワ労働歌)

何でもありの世の中
昨日の右は今日の左、昨日の左は今日の右
と、これこそ「君子(何処が君子かと思う)豹変」
などと知ったかぶりをする

でも、だんだん雲行きが怪しくなってきた
今の日本に改めて古めかしい「組合」原則主義を
立ち上げて連帯したい
と今もまた夢想する。
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公明党に頭が上がらなくなったコイズミさん

2005-07-05 23:35:37 | つぶやき
 注目の本会議。わずか5票差で可決。郵政民営化法案は、自民党内の造反続出の中で薄氷を踏むかたちで可決。コイズミさんはほっとした?
 しかし、これでいよいよ公明党・創価学会に足を向けて寝られなくなったのは、コイズミさんだろう。公明党が、本気で法案を慎重審議路線に切り換えていたら、もう通るはずがなかったのだから。あと3人賛成から反対に回れば、否決になったのだから。
中身がいかにいい加減であっても、ただただ「賛成」という既定路線を突っ走った公明党。政権与党の座にしがみつく公明党は、コイズミを支える中核となった。
 反対する者には選挙協力しない、公明(学会)票を回さない、という恫喝までした神崎党首。コイズミさんは否決したら解散だ、とすごみをきかせた。公明党は、都議選前の採決は、選挙に影響があるから絶対ダメと脅す。選挙に不利になるような内容の法案なのかというのが、一般の人の素朴な疑問。修正案も慎重に審議して、とも神崎さんほざいた。
 けれども、都議選前には採決しない、と自民党執行部がいったとたん、間髪を入れず、修正案に賛成すると回答。まったく党利党略以外の何物でもない。
 そして都議選が終わったとたんに、採決。公明党は、全員、疑うこともせず賛成票。
 しかし、そうした恫喝に屈せず自民党内の「守旧派」は頑張った。その点は評価する、少なくとも公明党の言いなりにはならなかったという点で。もちろん、造反者たちの態度が、郵政民営化法案の欺瞞性をつくことになった、という点の第一なのは、いうまでもないのだが。 
 コイズミさん、首の皮一枚でつながった、公明党のお陰で。参院ではもっと熾烈な駆け引きが出てくるだろう。そうして、またぞろ、公明党は今度は浜四津さんを出して懐柔策に出るかも知れない。軟弱な自民党員はまたウロウロするかも知れぬ。青木さんの手腕の見せ所でもある。
 解散がない分、創価学会に気兼ねすることはないのだから、正々堂々と政策論争をすべきだ。民主党も同様。日本の進路を決める重要な選挙となるはずだった都議選が、公明党の党利党略によって低調に終わった。都議選前に郵政民営化を採決していれば、もっと盛り上がったのだから。
 反面、ここでも、コイズミは救われた、公明党の邪智にたぶらかされつつ。
 それにしても、会員の宗教的情熱を、選挙活動というお門違いの方向へ向けて突っ走る公明党・創価学会の現在の路線に、不審や不満を抱く学会員はいないのだろうか。本来の宗教活動とは全く無縁の選挙活動にかり出される、学会員は無惨である。都議戦中、上りの新幹線や長距離バスには、選挙応援で東京に向かう学会員が、数多く乗っていたとの話も聞く。
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共謀罪って何?

2005-07-04 19:18:36 | 平和
都議選が終わったとたん、予定通り早速、郵政民営化法案が衆議院の委員会を通過、明日にも本会議で可決されるとか。もともと都議選前の決着と言っていた自民党が、公明党の党利党略(都議選前は影響が出るから絶対ダメだ。そういう危惧があるほどの悪法なの?)で延期した採決をもう行った。争点隠しもここまで来ると、開いた口がふさがらない。
実は重要法案はこれだけではない。一気呵成にやろうとしているのが、「共謀罪」法案。これには、民主党も賛成らしいし、公明党は勿論、言いなりに決まっている。
 この法案はとても重大な問題を含んでいる。殺人や暴行などが実際に行われなくとも、話し合っただけで処罰することのできるという法律なのだ。
 話し合った内容が法律で4年以上の刑が科せられるものであれば、実際に行動に移されなくとも、共謀罪で2年から5年以下の刑で処罰されというものだ。文字通り言論・主張そのものを処罰できるとんでもない法律。日本の法律で4年以上の刑が科せられる罪名は、約500種類以上にものぼる。
 その対象範囲は、殺人罪から傷害罪、消費税法から相続税法、道交法から水道法まで実に広範。市民生活のすみずみにまでかかわる法律の多くが、共謀罪の対象になるという。これでは、うっかり冗談もいえなくなってしまう。
 「あの上司、威張ってるから、酒の席に乗じてぶん殴るか」「俺も賛成。今度の飲み会が楽しみだな」この話が警察に通報されれば、即、逮捕され、同席者は共謀罪に問われる。そのとき、「あれは冗談ですよ、酒の席の」で済めばいいが、そう簡単ではなさそうだ。
 この法律は、もともと9・11同時多発テロに代表される集団テロ事件への事前防止などを目的とした、世界的な流れの中での日本版である。しかし、ある団体をテロ集団・反社会的団体などと定義することはできるはずもない。にもかかわらず、日本国内の法律を整備することで、新たに「共謀罪」を考え出したのだ。
 人は、前の例ではないが、誰でも法律に触れることを考えたり、話したりする。しかし、思っていること、言うことと、実際に行動することは全く別。相談し、確認することと、実際に行動することとは、別のことだ。これは誰しも、心当たりがあるはず。
 もともと近代刑法は、犯罪が実際に行われたときに、その行為を処罰の対象としてきた。現在の刑法などにも、話し合うこと、相談すること自体を処罰の対象とする法律は一つもない。
 だから、今回提案されている共謀罪は、実際に行った犯罪行為を処罰するという近代刑法の原則を否定し、憲法の保障する言論・表現の自由を侵害するものではないだろうか。事前に犯罪を防ぐという名目で、話し合いや相談を取り締まることは許されるものか。
 共謀罪の対象は、話し合うことの内容。その内容が刑期4年以上に当たれば処罰される。
 それでは、犯罪が行われないのに、どうして共謀を立証するのか、ということになる。実際に犯罪が行われていない以上、何らかの方法で、団体やサークルの会議の内容や会話を密かに手に入れる以外にはない。盗聴することが基本的な手段になってしまいそうだ。
 警察官、ことによると特定の団体・市民の耳と眼が市民生活の隅々までいきとどく、監視社会が共謀罪と一体のものとなって、進行することになる危険性がある。そういえば、公明党の神崎党首、かつて検事時代に、創価学会の盗聴事件に関与した疑いがもたれたことがあった。学会員の中には、ヤフーやNTTのときのように、盗聴はお得意の手合いもいる。何だか恐ろしい!
 不正な手段で入手したものでも、それが共謀罪を立証するとなれば、それは違法的な行為ではなくなる可能性がある。
 既に盗聴法が、マスコミなどの反対を押し切って制定された。また、現在同法の適用範囲の拡大が検討されている。このことと合わせて考えると、本当にお互いが監視合う社会が登場してくるような気がする。まさに戦前の特高体制に日常化ではないか。
 今、ブログなどの匿名性を批判し、匿名はだめだという監督官庁の考えが打ち出されている。これも、インターネットが集団的犯罪の温床になっているという見方が背景にある。
 普通の国民には関係がないような法律(常識的な社会に順応している人たちのとっては)が実はじわじわと本当に普通の人の言動にまで介入し、犯罪と見なされるよう恐怖社会が登場しつつあることを見抜かなければならない。
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選挙運動はいつまでその2

2005-07-03 16:31:19 | 世間世界
 今日は、都議選の投票日。小生、あまり関心もなくて、どうしようかと思ったが、棄権するのも何だから、と近所の小学校まで出かけてきた。
 午後3時過ぎ。時間帯が時間帯だからかもしれないが、実に閑散としていた。これじゃ案の定、投票率も低いのじゃないか、と思ったほどだ。それでも、子ども連れの夫婦や、杖をついてやってくるお年寄りなど、三々五々やってきていた。
 帰宅したところ、共産党の候補者の事務所から、投票はお済みですか、というがあった。済みましたのでと答えて、受話器を切った。しかし、ふと今の電話はいったい何なの?
 投票の啓蒙は選管がすべきことのはず。候補者の事務所からかかってくるとは!いったいいつまで選挙運動をやっていいのか疑問に思ったのだ。
 その電話は、「投票はお済みですか」「済みました」で終わった電話だが、「まだです」と返事したら、どういう展開になったのだろうか?勿論、自民党でも公明党でも同じような電話をかけまくっているように思う。
 公職選挙法だか何だか分からないが、我々有権者が、戸別訪問まがいのことをしたら、さっそく警察官が飛んでくるのに、どうも政治家たちは、自分たちのほうは適当にやって、お目こぼしをもらっているのではないか、どの政党も。
 選挙のときだけ頭を下げ、格好のいい演説・公約を声高に叫び、当選すると、公約など知らん顔の政治家が多すぎる。昨日も、区議会議員のボーナスが支給されたことに対して、他党の議員を批判している区議が演説していた。経費節減と言いながら貰うのは矛盾している・けしからん、自分はそう言わないから有り難く貰った???
 この程度の代議制は、もう衆愚政治以外の何物でもない。
 それよりも都議会を含めて、どの議会も上は国会から村議会まで、大幅に議員を削減するか、議員報酬を大幅に削減して、報酬や利権目当ての議員を選ばないことが、今、国民運動として早急に取り組むべきことではないだろうか。
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皆さんお元気ですね

2005-07-02 23:21:28 | じじばばがゆく
 久々に高校の同窓会があり、久々に出席しました。
 中学校のクラス会とかちあってしまって、そちらはまたの機会にして、と出かけました。
 同窓会ですから、あまり若い人はいません。
 何しろそれなりに伝統・歴史のある学校なので、40・50は洟垂れ小僧の世界です。
 小生ですらやっと洟垂れ小僧から抜け出しつつあるというおそろしい世界。
 なにしろ、9?才の方が乾杯の音頭をとるという。
 その方は目も見えない、耳も聞こえないし、と言いながら、延々と、それもかくしゃくとお話しされて長いこと長いこと、やっと乾杯までたどり着くという、実に元気な会合でした。
 一応世間的には、功なり名を遂げた方々ばかりですが、それはそれ、同窓会のよさ。先輩も後輩もなく、和気藹々のうちに懇談会が進みました。
 ホント、あっという間にテーブルの食べ物はなくなり、飲み物も次々と運ばれ、家では食事制限だとか、何だとか言われていそうなおじいさんたちが、けっこうぱくぱくと食べていました。
 飲み物のグラスをやたらかまわずに置くやら、人のコップを手に取るやら、そのへんはほとんど認知症もどきの方も目立ちましたが。
 途中で挨拶があっても、ほとんど気にもとめず、話しているマイクの前で関係ないグループが記念写真をとったり、早くやめろ!ヤジを飛ばしたり、もうほとんどめちゃくちゃ。
 その前にみなサン、「年次総会」と言うことで静かに予算だ、決算だ、事業計画だ、とか議事に従ってやっていました、というよりほとんど寝ているという感じ。
 小生、かつてとてもお世話になった方の姿を久々に見かけたので、声をかけました。
「お元気そうですね、おいくつになりましたか」(耳が遠いので無視されました。)
「あの人も随分年取ったなあ。」(指さす方向を見るとどうみてもこの方よりも若い!)
「山田さんを見かけましたが、おいくつになられましたか」
「あの人は僕の一つ上だから80才だよ」
「えっ、もうそんな年でしたか、僕らの時にはばりばりの現役でしたが」
「そういうけど君だっていくつになった」
「はあ」
「もうそのくらいでも可笑しくないよ、ハハハ」(
人間、自分の方はなるたけ若くさばよんでいるのだという現実を見せられました。小生もどう見ても老境の域。なるほどね。
 こうして元気な老人会も終わりました。帰る頃に、の留守電に気がつきました。中学校のクラス会のメンバーからでした。二次会で駅前のカラオケにいるから探してでてこいというきついお達しでした。やれやれ、まだまだ続きますね、こうした会は。
   
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いよいよ大型増税へ

2005-07-01 22:45:58 | 平和
 都議選が終わると郵政民営化法案が衆議院で採決。法案修正にあれほど抵抗したコイズミさん、今は「修正されても中身は変わらず。文言が変われば修正ですから」と、全く意に介さない様子。猪瀬氏が10チャンネルでいかに民営化が大事かと力説。よく聞くと、郵貯を減らすことで、公共事業への投資を減らせる、民営化になれば、東京駅前の一等地にある中央郵便局も売れるとか、超高層ビルを建てることが出来るなど、と相変わらず腹話術みたいなしゃべりで、煙に巻いていた。  なんということはない、街の郵便局つぶしと土地ころがし・売買などの土建屋話。集めた預金をどうするか、このことは国会では議論にもなっていないまま、相変わらずの利権構造にメスを入れることもあいまいなままで・・・。なにがなんでも民営化というコイズミのお先棒担ぎを演じているだけ。所詮無能な男に変わりはなかった。
 そして、今度は、大型増税が俎上に。何でもボーナス1回分がふっとぶような、サラリーマンへの増税策。あるJR駅前、公明党の都議候補者が品の悪いだみ声で、こうした増税は許さない、認めない、と口角泡を飛ばしていたが、どうせまたずぶずぶの妥協路線。
 なにしろ支持基盤の学会員は、自営業や零細事業主が多いとか、サラリーマンがどう苦しもうと知らぬが仏路線になるのは、もう今から目に見えている。
 消費税もそろそろ超アップになりそうな気配。コイズミ内閣・自公連合政権の、相変わらずのばらまき政策のつけを、またしても国民への過酷な負担増で乗り切る算段。これも、中小企業には抜け道(今でも、消費税を消費者からもらっておいて、黙って自分のポケットに入れる輩も多いと聞く)を用意して、うまく支持層の利益は守ると見た。
 石とかいう税調のトップも、御用学者として役人の言いなり。国民はいよいよ自衛手段をとるしかない。そこで、サラリーマンは会社の天引きを止めて大変だけど自己申告にする方法でもできないか。
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