Don't Kill the Earth

地球環境を愛する平凡な一市民が、つれづれなるままに環境問題や日常生活のあれやこれやを綴ったブログです

根本原因(5)

2023年06月11日 06時30分00秒 | Weblog
 Duel (決闘)をモデルとする格闘技系スポーツ(典型はプロレス)が、「攻撃」衝動の”ガス抜き”であることは大変分かりやすい。
 また、Duel =ゼロサム型の集団的スポーツが、戦争の代用品としての側面を有しており、それゆえ「攻撃」衝動の”ガス抜き”の機能を持ちうることは、例えば、エスタディオ・ナシオナルの悲劇(【実話】観客328人が圧死…サッカー史上最悪の惨事|東京五輪予選)などの例からも分かる。
 これに対し、ちょっと分かりにくいのが、「工具活動」の一つである「走る、飛ぶ、泳ぐなどの場所の移動をする行動 」が”ガス抜き”の機能を持つというところである。
 動物の例だとちょっと分かりにくいが、人間がクルマで移動する場合を考えると分かりやすいと思う。
 コンラート・ローレンツの主張を人間に拡張すれば、クルマを運転して移動することは、やや迂遠な方法であるにせよ、「攻撃」衝動の”ガス抜き”になり得るのである。
 そう言えば、アメリカ人はプロレスが大好きなだけでなく、クルマを運転するのも大好きである。
  試しに、ロサンゼルスやシカゴあたりで、週末に運転してみるとよい。
 多くの人たちが、まるでカーレースに参加しているかのようにクレイジーな運転をしている。
 アメリカでは、プロレスとドライブが、「攻撃」衝動の”ガス抜き”という、同じ機能を果たしているかもしれないのである。
 但し、私自身は、アリゾナあたりの広大な砂漠の中を、夕暮れ時にゆっくりと運転するのが好きである。
コメント
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