オネゲル:交響詩『夏の牧歌』
ショスタコーヴィチ:ピアノ協奏曲第2番 ヘ長調 Op.102 *
R.シュトラウス:交響詩『英雄の生涯』Op.40(ヴァイオリン独奏 石田泰尚)
ショスタコーヴィチ:ピアノ協奏曲第2番 ヘ長調 Op.102 *
R.シュトラウス:交響詩『英雄の生涯』Op.40(ヴァイオリン独奏 石田泰尚)
「 辻井さん登場」ということで、例によってチケットは完売。
今回はショスタコのコンチェルト2番で、演奏時間は約16分と短い。
今回の辻井さんでいちばん感銘を受けたのは、ショスタコではなく、アンコールの
ショパン:夜想曲第20番 嬰ハ短調 《遺作》
であった。
この曲は、先日のオーケストラ・アンサンブル金沢との共演の際もアンコールで演奏されたのだが(オペラのアンコール)、今回の演奏はそれを明らかに上回る、素晴らしい出来ばえだったからである。
私は、「もっと長時間弾いていたい!」という辻井さんの心の声を聴いたような気がした。
プログラム後半の「英雄の生涯」は、初めて聴く曲。
初めて聴く曲だと、比較の対象がないために、「好演」といってよいかどうか自信が持てない(直感的には ”good” だったか?)。
11月のベルリンフィル来日公演でも聴くので、比べてみたいと思う。