「座席数は僅か77席。スペースを絞り、お客様小人数で開催いたします。
目の前(1~2m)でワールドクラスのダンサーが踊る、超ライブ感覚の舞台です。
トップダンサーの躍動する筋肉の動きや、繊細な手足の動きなども全てご覧いただける体感型バレエ公演。
ダンサーとのトークセッションなどの演出も加わえ、特別な空間をご提供いたします。」
ダンサーとのトークセッションなどの演出も加わえ、特別な空間をご提供いたします。」
今回は趣向を変えて、スタジオでの”超ライブ感覚”のダンスである。
「欧米ではおなじみというショーイング、すなわちスタジオ・パフォーマンス=稽古場(けいこば)での演舞。」
というわけで、バーレッスン、次いでセンターレッスンを間近で見ることが出来る。
これによって、どんな超絶技巧も、基本動作の積み重ねの上に成り立っていることが一目瞭然である。
スポーツ選手などもそうだと思うが、いわゆる「士業」に従事している私なども、「基本動作」に立ち返る必要性を痛感する(具体的には、依頼者の話を「よく聴く」、「証拠をよく見る」などといったところだろうか?)。
さて、ダンサーの皆さんは、みんな十代のころから単身で渡欧し、研鑽を積んでプロとして活躍している方たちである。
外国で生活する/仕事をすることの大変さは私も身に染みて理解しているつもりだが、怪我による休業・廃業のリスクに日々直面しているダンサーという職業(実際、何人かの方は脚を手術しているそうだ)の大変さは、想像を超えるものがある。
ただ、このリスクにばかり目を向けていると、メンタルを病んでうつ状態に陥るおそれもある。
先日来日したパリ・オペラ座のダンサーたちのように、日本に来て温泉・スパや登山を楽しむというのも、メンタル・コンディションを整える一つの方法なのかもしれない。