パンセ(みたいなものを目指して)

好きなものはモーツァルト、ブルックナーとポール・マッカートニー、ヘッセ、サッカー。あとは面倒くさいことを考えること

ベートーヴェンのアダージョ

2006年12月11日 21時18分37秒 | Weblog
アダージョの作曲家と言えばブルックナーだが
ベートーヴェンのアダージョあるいは緩やかな曲も
印象に残る曲が多い

交響曲では3番エロイカの第2楽章
6番の第2楽章
7番の第2楽章
そして第9の第3楽章

ピアノソナタでは
月光ソナタの第1楽章
ビリージョエルが使った悲愴の第2楽章
ハンマークラヴィーアの長大な第3楽章
そして30番から32番までの変奏曲の楽章

弦楽四重奏では
ラズモフスキーの3番の第2楽章
セリオーソの第2楽章
12番の第2楽章
14番の第4楽章
15番の第3楽章

協奏曲でも
バイオリン協奏曲の第2楽章
ピアノでは4番、5番の中間楽章が心を癒してくれる

そのほかピアノ3重奏では
幽霊の第2楽章
荘厳ミサ曲ではベネディクトスとアニュスデイ

ゆったりした曲はベートヴェンの特徴がでているとは
いえないかもしれないが
自分はこれらの「考えるアダージョ」は
ベートーヴェンの変遷、進化がみえて
興味深く思える

特に後期の作品のアダージョの
メロディーは一般的には美しいというより
渋いというか、なんといっていいかわからないが
それでも深い精神性(あまりこの言葉を使うのは好きではないが
それでもこの言葉が一番適切な気がする)を感じてしまう

当たり前のことだがベートーヴェンはやっぱりいいな!





コメント
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