パンセ(みたいなものを目指して)

好きなものはモーツァルト、ブルックナーとポール・マッカートニー、ヘッセ、サッカー。あとは面倒くさいことを考えること

ビートルズの新アルバム?「love」

2006年12月20日 20時46分47秒 | Weblog
買うべきか、買わざるべきか
ハムレットではないが悩んでしまっていた
ビートルズ?の「love」

サー・ジョージ・マーティンが息子ジャイルズ・マーティンとともに
プロデュースし、ザ・ビートルズのすべての
トラックを聴き直し、楽器やヴォーカルなどのトラックごとに解体し、
別の曲を組み合わせて新たなサウンドを生み出したアルバム、
と広告にはあるがチョッとゲテモノじゃないか心配で買うのを
ためらっていたわけだ

だから、誰か買わないかな、買ったら貸してもらおう
と思っていたのだが、昨日身近に購入した人がいて
早速貸してもらって今日の通勤の車の中で聞いてみた

まず感想は、
ゲテモノどころじゃなく、結構楽しめた。
いや、むしろ楽しませてもらった、
と言うほうが正確かもしれない
これなら自分用に購入してもいいかもしれない

ビートルズはいいコーラスグループなのだろう
最初のBecause でその実力が発揮されているが
この曲のフレーズとフレーズの間の休止(無音)は
わざとなのか、それともテープ自体がそうなっていたのか
いずれにしてもそれなりの効果はあって
少々まどろっこしいが刺激的ではあった

確かにいろんな曲のいろんな音が
全然別の曲にくっつけられているが
それは無理やりの受け狙いと言うより
こんなもあり、と音楽的で前衛的でもある

Octpus's Garden にGood Nightのバックを使ってみたり
Get Back にSbt Pepper's Lonely Hearts Club Bandと
A Hard Days Nightnの一部を使っていたり
いったいどこからこの音を持ってきたのかと
探す楽しみもある

しかし、改めて感じるのはビートルズは
やはり凄いまでの音楽性を持ったバンドであったことだ
久しぶりにまじめに聞いてみると
音が詰まっているし、アイデアに富んでいる
そして何よりも楽しんで聞くことが出来る

改めて感じたことのもうひとつ
ポールのベースは音の動きがきれいだな、ということ
SomethingやHey Jude のあのコーラス部分の
背後に演奏される音自分は好きだな
(ここにはないが、With Little Help From My Friendや
 Dont Let Me Downのベースラインも好きだが)

このアルバムの印象的な曲のひとつに
While My Guiter Gently Weeps があるが
途中からオーケストラで盛り上げていったが
出だしのようにアコースティックで通したほうが
良かったのではないかと思ってしまった

まだ聞き流しただけだが
どうやら何度も聞いても楽しめるアルバムであったようだ


コメント
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