日本0-0シンガポール
圧倒的していたが得点の臭いがしない試合だった
キーパーが当たりだすとこういうことはありうる
入るとしたら何かの加減でリズムが変わる時と思っていたが
一試合を通じてリズムは単調だった
今日の苦戦の原因は試合の入り方
プロだからそんなことはないと思いたいが
試合をする前からホームだしFIFAランキングも下だし
自分たちが勝つと決めていたのではないか
以前少年サッカーのコーチをしていた時もこんな試合があった
普段練習試合をしていて割合簡単に勝てる相手と公式戦になった時のこと
いいところまで行くがなかなか点が入らなくてイライラし始め
相手はますます調子に乗ってくる
ハーフタイムの時に選手に聞いてみた
「試合前から勝てると思っていただろう?」
「うん」とほぼ全員
「でも、勝ち負けは試合が終わった後結果として出るもので、
する前から自分たちで決めるもんじゃない。
ちゃんと必至にならなきゃダメだ」
幸い後半は普段の姿勢に戻っていつもと同じようになった
これをプロの世界と同じものと考える訳ではないが
それでも今日の試合の入り方のミスの連発は
緊張感にかけて甘く見ていたのではないかと思わせる
もしそうだとしたら精神の仕切り直しをしても
肉体の方まで作用するにはなかなか時間がかかる
でも確かにシンガポールの人数をかけての守りは粘り強くて
キーパーも今日は彼の日!と言った感じで運もついていた
そしてサイドバックもアジリティに富んだ守りで宇佐美も大田も
そんなにいいところは見せられなかった
アジア人の機敏さは割合日本人には適合してしまうのかもしれない
やっぱり選手として安定しているのは本田
岡崎はひたむきで心動かされるけど
うまくいかない時はだいたいこんな感じ
後半の選手交代は香川、宇佐美、と読んでいたが
結局は香川に代わって大迫 柴崎に変わって原口
宇佐美に変わって武藤
大迫を使いたくなった気持ちは分からないでもない
ポストプレーでもう少し落ち着かせる為
しかし今ひとつインパクトに欠ける(イラク戦もそうだったが)
宇佐美のムラはまだ若いから仕方ない面もなるが
香川の不調は少し心配かも、なにか慌てて余裕が無い
長谷部もパスミスが多かったから交代させられるかと持ったが
替わったのは柴崎の方で自分の予想とは違った
大の大人が必死になって戦ってくると
簡単には勝つことができない
そんな当たり前の事実に改めて気づかされた試合だった