ジョン・レノンが凶弾に倒れたその年か
数年後に「イマジン」というドキュメンタリー映画が上演された
タイトル通りアルバム「イマジン」のプロモーションビデオを
中心としたつくりで、見た時は偉大な人物の喪失感が心に残ったが
いま思い返してみると、記憶に残っている部分は少し違う
何故か本質とは関係無いようなところが心に引っかかって覚えている
小野ヨーコとの出会い
現代美術家の彼女との出会いはある作品から
右を見て、左を見て、下を見て
(なんだか子供時代のトイレのいたずらみたい)
そして上を見て(順番はこうではなかったかもしれないがこんな内容)
そこで最後に見つけた言葉が「Yes」(是)
この作品を見た時からジョンはヨーコに惹かれたという
もう一つ、心に引っかかっているのは
ジョン・レノンにある若者がインタビューだったか、質問をした時のこと
若者が「あなたはキャリー・ザット・ウェイトと言ったが、、、」
ジョンは「あれは僕じゃない、ポールだ」(こんなニュアンスのことを言った)
このキャリー・ザット・ウェイトとはビートルズの実質最後のアルバム
「アビーロードのあの素晴らしいメドレーの中の一曲」
ポールマッカートニーの日本公演で今年も一昨年も
最後の締めはゴールデンスランバーからキャリー・ザット・ウェイト、
そしてジ・エンドで終えている
若者が勘違いするように、確かに深い意味の有りそうな
キャリー・ザット・ウェイトは
ポールではなくジョンの作品みたいに思うかもしれない
でもポールの曲
そしてジ・エンドの素晴らしい歌詞
the love you take
Is equal to the love you make
これもポールの作
穏やかで人間的には平凡な、
しかし音楽に関しては破格の天才ポールの
言葉に残したメッセージ、本当に伝えたいことはこれ
だからツアーの最初と最後をこの言葉で挟んでいる
ところでメドレーでキャリー・ザット・ウェイトのところに来ると
思わず大声で歌いたくなる(実際にライブでは歌ってしまったが)
その気持ちよさ、歌いやすさ、肉体的な開放感は音楽の力そのものだ
ということで youtube にアップされていた武道館での
ゴールデンスランバーからキャリー・ザット・ウェイト、
ジ・エンドと続くメドレーを以下に
本当に素晴らしい