今年はあまり本を読んでいない
なにかと忙しかったせいもあるが、すこしばかりヤバイのが
気力と記憶力の低下
まだあった、老眼による視力の低下(白内障もそろそろの感じ)
なにか言い訳を見つけて弁解しているが少し反省
今挑戦しているのが
ドストエフスキーの「カラマーゾフの兄弟」の新訳で評判となった亀山郁夫氏の
舞台を日本にしたカラマーゾフの兄弟の続編みたいな作品
(まだ読んいないので分からないが、そういうことらしい)
登場人物はドストエフスキーの作品をを連想させる三兄弟と
グルーシェンカ、スメルジャコフ、ゾシマ神父に繋がる人物を
現代の日本に当てはめている
しかし困るのが自分の記憶力の情けなさ
一晩おくと、ストーリーがどんなだったか怪しいし、人物が誰だったかもおぼつかない
(それでも読んでいくと思い出せたりするが)
でも、この「カラマーゾフの兄弟」は 自分が読み返した数少ない作品で
舞台でも(豊橋で浜畑賢吉が出ていた)映画でも見たなにかと縁のある作品
この作品は、ツボにハマると本当に面白い
濃密な時間が流れて、この作品を読んだあとは
他の作者の作品があまりにも軽く感じてしまうこともある
亀山郁夫氏のこれは、本歌取りみたいな要素があるらしい
頑張って最後のページまで行くつもり だが
さて今年の読書 今思いかえすと
ピケティの「21世紀の資本」
デイヴィッド・イーグルマン「意識は傍観者である」
それから佐伯啓思の「20世紀とは何だったのか」
これらは面白かったという記憶はある
しかし、内容を説明しなさいと言われたら、、、
人に説明するために読んでいるわけでないので、ま、いいとするか
そういえば、図書館から借りた大きな文字のアルセーヌ・ルパンシリーズも面白かった
流石にフランスの作品でひと癖あって単に謎解きだけでないのが
何かひっかかる
「813」はその中でも面白かった
それにしても、つくづく思うことは、何でもできる時にやっておかないと
あとでできると思うのは間違いということ
冒頭に戻るが、読書を歳とってから十分楽しもうと思っても
体力・気力・視力の関係でできない
できる時に消化不良でもいろんな経験はしたほうが良い
(食べることも、呑むことも、馬鹿騒ぎすることも、そして旅も)