パンセ(みたいなものを目指して)

好きなものはモーツァルト、ブルックナーとポール・マッカートニー、ヘッセ、サッカー。あとは面倒くさいことを考えること

新城市産廃の問題

2015年04月26日 11時26分14秒 | 産廃

先日の議会報告会の最終日に話題となった産廃についての
国会でのやりとりのビデオ(DVD)
同級生の友達から貸してもらって見た

そこから言えることは既に既成事実化している様に見える
産廃業者の操業が、我々の目に見えないところで政治家が
妙なことをしなければストップできるということ

このストップさせる手段の流れは
企業団地には使用を許されるには条件がある
◯反社会的組織とのつながりがないこと
◯行政処分を受けている企業でないこと

これらに該当する企業は企業団地での活動は認可されない

今回ストップさせようとする方法は問題となっているタナカ興業が
下の行政処分を受けるに値する企業であることを(処分される企業と)
県に認めさせることによってストップさせることができる
と言う段取り

そこで、このタナカ興業の現在の活動の違法性を追求する
ところでこの企業は以前に静岡県で肥料と名付けられたものの中に
該当しない産業廃棄物が入っていて、行政処分を受けている歴史がある

そこで産廃をストップさせようとする人たちはタナカ興業が
肥料と称して耕作放棄地に山積みにしている現地に赴いて
そこの土壌調査をして危険な薬物が検出されたし
現実に臭いがすごいことになっていると県に伝えた

この危険な薬物は県の調査では発見されなくて
市民団体の方は検出された
そこで、市民団体は県の人が立会のもとで再調査をすればいいことになるが
そこの請求はまだなされていない

国会でのやりとりは法律的な要素、それも複数の法律にわたっているので
直ぐには理解し難いが、要はある法律では臭いには規制がないが、ある法律には
法律的な制限がある

肥料と称するには現実に10アールあたり何キロと言った使用状況が
肥料としての認定の判断となる
そして肥料として売ったのだから、売った業者が儲けが
マイナスになるようなことはいけない
また肥料の製造については無闇矢鱈と製造できるものではなく
使用先の状況を踏まえて計画的に製造しなければならない

ここで最初の畑に投肥量は山積みになっているので
明らかに目的は肥料としての扱いではない
肥料を山積みの地点まで持ってくるのはタナカ興業
そして積み上げるのもタナカ興業
この手間賃を考えると儲けはないのではないかとも想像される
そして肥料の製造は計画に沿っているか

国はリサイクル法の認定を全国で180数社しており
認可した以上責任があるので、その部分で
産廃反対の市民の会は国に対して返事を求め
そして行政処分に当たるのではと希望した

そこでの国の答え
個別案件であるから愛知県、該当自治体でまともて欲しいというもの
つまり、県を何とか動かせば求める結果は得られるというもの
行政処分についても同じこと

静岡県で行政処分の対象になっており
同じことを愛知県でやって行政処分にならないのは
少し不自然(明らかに先の静岡県の例を反省として
タナカ興業がきちんとやっていれば問題はないが、田原市の例を見るとそうではない)

つまり普通の感覚なら県が行政処分を出せる条件は揃っていて
その為のデータを集めたいなら市民団体は正々堂々と立会のもとで
実施しようと訴える

要は、誰かがひと押しすればこれは行政処分対象の企業であるから
操業はストップできる

しかし、問題はここから
どうも県に対する働きかけがない
この部分に市民団体の「子供を守る母の会」の方々は怒りを覚えている

一ヶ月前の県会議員公開討論会でも、また先日の議員報告会の質問でも
県議、市議とも具体的な行動は取られていない
言葉ではやりますと言っているが、、

正式の認可まで時間が少なくなってきて
早くストップさせないとと焦りを持っていても依然として
行動すべき人の動きは遅い

さて何故遅いのか?
そんなことはないと思いつつも、あらぬ想像が頭をよぎる
そしてそれはヒソヒソと語られつつある話なのだが

そもそものケンメイという潰れそうな会社をあそこ地に
持ってきたことが、全ての計画の始まりだったのではないかということ

人の財布から言えばサラ金に手を出しているような会社を
企業団地に入れて急いで創業させ、予定通り倒産
この土地を競売にかけて売ることになるが一つ悪い条件がついていた
買い戻し特約、この土地は本来製造業、物流業しか求めるこことができない縛りがあった
しかし、8月の数日間でなぜかその縛りが外されてしまって
タナカ興業が高値で買うことになった

それからの動きは、新聞等で紹介されているが
県議、市議の動きが悪いのはその能力の問題ではなく
こうした背景のもととなるものが行動を規制しているのではないか
ということ

こうしたことで問題となってくるのは、さて愛知県の代表者大村さん
かれはこの手の企業から献金を受けていないかどうか?ということ
大村さんだけでなく、わからない方法で政治屋さんたちにも、、、

こんな話は実は想像したくない
ちゃんとまともに行動すればきちんとした反応が得られる
(多少の不満は残るにしても)
それが、当たり前なのだが、どうもそれができなくなっている
妙な話だ

最後に一つ、産廃の操業は県の個別事案
県ときちんと交渉すればストップできるということだけは事実
そのきちんとした交渉ができるか否かだけが問題だ


コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 新城市議会報告会 | トップ | 本の価格(ヘッセ、三島由紀... »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (野田在住)
2015-04-27 03:17:55
新城の産廃問題についてその経緯、問題点、なにをすればよいのか、実にすっきりとわかりやすく理解できました。

結果論ですが、この産廃問題に関しては山本たくや氏が県議に当選していればサクサクと事が進んだと思います。
当選した峰野県議は産廃問題に関しては全くやる気がなかったようですが、選挙間際になって定例会で産廃問題で質問をし選挙公約にもしたようなので、彼をせっついて仕事をさせなくてはいけませんね。

そして腰痛持ちさんの推理された産廃問題が遅々として進まない理由・・・。
私もそんなことは考えたくないですが、地元新城の議会報告会での政治屋の本性というか甲斐性の無さというか、そんなものを見るにつけ暗澹たる気持ちになります。
返信する
Re:Unknown (腰痛持ち)
2015-04-30 05:26:22
本当に何が出来るのか、暗澹たる気持ちになります。これほど酷い状況と感じているのは残念ながらまだ一部の人の中だけ。これがもっと多くの市民の間に広まれば少しは変わるかもしれないと、会う人ごとにいろんな流れを話しています。意見を強要するつもりはありませんが、危機感を持ってもらいたいとは思っています。
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

産廃」カテゴリの最新記事