新城市の新市庁舎の面積が5階建て9000平米の計画
これが分相応ではなく、無駄に大きすぎて
今後の市民の負担になるから、今のうちになんとか
再度考える機会をもとう!と住民投票の実施への
署名活動が始まった
この9000平米の面積が大きすぎるのか
適切なのかはなかなか判断が難しい
確かに当初は人口が52000人
作手、鳳来の支所もそこに入る予定だったが
現実には将来は人口は30000人台が見えているし
2つの支所がひとつにまとまることも無くなったから
想定とは異なるから縮小すべきは分かる
ところが、この最初に出てきた9000平米は
一体何処から出てきた数字なのか
いろいろ調べてみると
国土交通省新営一般庁舎面積算定基準というものがあって
・庁舎内の想定職員数をもとに、執務面積、付属面積(会議室、倉庫、休憩室等)を算出する。
・業務上必要であるが、付属面積として含まれていない諸室については、固有業務室として個別に積み上げる。
・執務面積、付属面積、固有業務室面積により、設備関係及び交通部分の面積を算出する。
というような計算方法があるらしい
まだ他の計算方法もあって、目安としての面積が算出される
ここでポイントとなるのは職員の数
今の新城市の職員の数が一体どうのくらいか
市庁舎で働く事となる人数はどのくらいなのだろうか
いやそれ以前に新城市の職員の数はこれでいいのかが
問題になる
確かに小さな自治体は行政コストがかかる
大きな自治体との比較で小さな自治体の職員数の割合を
適用することは正しくない
それを理解した上で、果たして議会はこの新市庁舎の面積の
検討を真剣に討論したのだろうか?
将来を見据えて市民が気楽に立ち寄ってもらえるような
そして何かが起きた時に対応できるように、、、
大きな建物を建てたほうが良いと判断する人たちの考え
しかし、どうもこの辺りの見込みの甘さが気になる
先ほどの人口の予想の設定もいい加減だし
それに49億円かかる建設費用も実は本当に
どれだけかかるか分かる人はいるのか?
数字がデカイから高すぎるとか
いやいやそのくらいはかかるとか
どちらも根拠の無い印象だけの話
入札するにしても基準の数字を市の担当者が出せるのか
出せないなら、どのように算出したのか
それは公平な納得できる方法だったのか
(つまり何処かのゼネコンにアドバイスをもらうようなことはしていないか?)
実際のところ、こうした目標数字とか
想定数字は案外いい加減なのではないか
そんなふうに思うのは理由がある
国土交通省、経済産業省、中小企業庁などでは補助金が
提供される事業があるが、その際に申請する時、想定の数字を
書かなければならない
この数字が実はチェックが甘くて、審査の対象は
提出された書類の上での整合性だけ
つまり数字の中身は、未来のことは分からない、
外れたのは不可抗力だった
くらいの感じでいいような雰囲気
拡大解釈をしていけば
これらはいたるところに見られる
道路を作る計画の将来の想定交通量はほとんど
多めに見積もってあるのではなかろうか
他にもまだまだ探せば出てきそう
結局、想定数字、見込み数字は誰もわからないから
もっともらしければいい加減でいいことになりそう
本当は洞察力と分析力に満ちた人がチェックすべきだが
バイアスのかかっていないこの手の人を探すのは難しい
それにしても、みんなの代表としての議員
それが市であろうと国であろうと
その人達にまるっきりお任せするのは
どうも危ういということ
ただ悲観的になることはない
そのことに気づいた者は何かしらの活動を
していくことだ
それが多少の勘違いや錯覚があったとしても
問題提起は必要ということ
今回の住民投票を求める署名活動のように、、