れんげの画像日記

移り変わる季節の庭の花々、お散歩途中で見つけた野の花、
里山での風景などを、日記風に綴って行けたらいいと思っています。

ネコヤナギ

2013-01-21 05:38:31 | 野の花日記

ネコヤナギ(猫柳)
<ヤナギ科ヤナギ属>

川辺や山の渓流まどに野生している
ヤナギ科の落葉低木。
早春、
まだ寒さを覚える頃、
葉が出る前に銀ねずみ色をした楕円形の花穂をつける。
苞から出た絹毛が密生して
仔猫を思わせるのでこの名がある。
花の少ない時期、
花穂の輝きは人目を引き、花材にも使われる。
雌雄異株で雄蕊が目立つ。

<俳句歳時記>春
猫柳(ねこやなぎ)
<えのころやなぎ>

 猫柳高嶺は雪をあらたにす   山口 誓子

 猫柳着地の下手な雀です    谷 今日子

 せせらぎの言葉あつめて猫柳  黛 執
 
 晩年や思うところに猫柳      手代木 唖々子

 

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ハンノキ

2013-01-20 06:56:05 | 野の花日記

ハンノキ(榛の木)
<カバノキ科カバノキ属>

低地の湿った所によく生える落葉高木。
樹皮は紫褐色で不規則に浅く裂けてはがれる。
若枝は灰褐色。
葉は互生し、長楕円状卵形で基部は楔形。
ふちには鋸歯があり、裏面の主脈の基部に赤褐色の毛がある。
高木で雌雄同株。
早春、
葉の出る前に細長い円錐状の暗褐色の雄花を小枝から下垂する。
雌花は暗紅色の楕円形で同じ枝の基部についている。

<俳句歳時記>春
榛の花(はんのはな)(はりのはな)
赤揚の花(はんのはな)

 雪ゆるぶ曇り日つづく榛の花      篠田 悌二郎

 榛の花きょう一日をよく眠る       野崎 芦舟

 榛の花雪嶺かすかに光り暮れ     岡田 日郎

 幹のぼる水かげろふや榛の花     山田みづえ
 
 航跡の沖にとゞまる榛の花       森田 正美

 

 

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ネズミモチの実

2013-01-19 05:42:25 | 野の花日記

ネズミモチの実
<鼠黐>別名タマツバキ
<モクセイ科イボタノキ属>

暖地の山地に生える常緑小低木。
葉は対生し、
卵形で先はとがり革質で光沢がある。
6月頃、
本年枝先に円錐花序をだし、
白い花を多数つける。
花冠は長さ約5ミリの筒状漏斗で4裂し、
裂片がそる。
果実は
楕円形で黒紫色に熟す。

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ベニバナボロギク

2013-01-18 06:42:21 | 野の花日記

ベニバナボロギク
<キク科ベニバナボロギク属>

アフリカ原産の1年草。
山地や空き地にはえる。
花序全体が下を向くオレンジ色の花を咲かす。
下部の葉は羽状に切り込みがある。
やわらかく春菊に似た香りがある。
第二次世界大戦中は南洋春菊と呼ばれ食用にされた。
(伊豆の山にて)

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ナワシログミ

2013-01-17 07:24:06 | 野の花日記

ナワシログミ(苗代茱茰)
<グミ科グミ属>

暖地の海岸近くに多い常緑低木。
葉は互生し
長楕円形で革質。
ふちは波打ち、裏面日は褐色と銀色の鱗片が多い。
10~11月
葉腋に数個の薄黄色の花を開く。
果実は
長さ1,5センチの長楕円形で、
翌年の5月頃に熟し食べられる。

↓は伊豆にて

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マンサク

2013-01-16 06:36:33 | 野の花日記

マンサク(金縷梅・万作)
<マンサク科マンサク属>

早春、山で一番先に咲く落葉低木。
万の花にさきがけて咲くのでマンサク。
花弁のちぢれた黄色い花。
花弁4・雄蕊4・萼片4の
まるで切り紙細工のよう。

<俳句歳時記>春
金縷梅(まんさく)

まんさくや杣の負荷に鎌ひかり    吉沢 卯一

まんさくや行者の岩に鎖垂れ     曾祇 もと子

まんさくの咲いて真水のうまい家   一ノ瀬タカ子

まんさく咲きしか想いは簡単になる  金子皆子

人も狸もまんさくの下通りぬけ     前田 保子

まんさくや一重瞼のいとこたち     杣木 紀子

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フユイチゴ

2013-01-15 05:33:43 | 野の花日記

フユイチゴ(冬苺)
<バラ科キイチゴ属>

山地に生える常緑小低木。
全体に曲がった短い毛がある。
刺は無い。
長い匐枝(ふくし)を伸ばし、
その先に新苗を作る。
葉は互生し、心形でふちは5浅裂し鋸歯がある。
表面は毛が少ないが、裏面に軟毛が多い。
杔葉はおちやすい。
9~10月頃、
枝先に5弁の白い花を咲かす。
果実は球形で赤く熟し食べられる。

<俳句歳時記>冬
冬苺(ふゆいちご)
[寒苺(かんいちご)]

 

冬苺海一枚となり光る      深見 けん二

冬苺摘み来貴船の道すがら   新井 修二

石垣のぬくみも摘みて冬苺    小俣 幸子

冬苺きらきらとあり見て過ぎる  林 桂

 

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ヤブコウジ

2013-01-14 07:00:16 | 野の花日記

ヤブコウジ(藪柑子)
<ヤブコウジ科ヤブコウジ属>

山地の木陰によく群生する常緑小低木。
地下茎をのばしてふえる。
葉は3~4個が輪生状に互生し、
長楕円形でふちに細かい鋸歯がある。
7~8月、
葉や鱗片葉のわきから花序をだし、
散形状に2~5個下向きにつける。
花冠は白色で5裂する。
果実は球形で赤く熟す。

<俳句歳時記>冬
藪柑子(やぶこうじ)

 番地とぶこの家は隠れ藪柑子     庄司真青海

 藪柑子夢の中にも陽が差して     桜井 博道

 モダンジャズ遠くにありぬ藪柑子   遠藤 久子


 うゐのおくやましばらくは藪柑子    松澤 雅世

 藪柑子本音たてまえありにけり     佐々木 克子


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海の浮きと漂流物

2013-01-13 06:36:54 | 野の花日記

海の浮きと漂流物

 

 

 

 

 

 

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ツルソバ

2013-01-12 07:37:13 | 野の花日記

ツルソバ
<タデ科タデ属>

暖地の海岸にはえる多年草。
茎は長く伸びて枝を分け、地に伏してつる状になる。
葉は卵形か卵状長楕円形。
杔葉は薄く筒状で斜めに切れる。
花は枝先に数個が頭状につく。
萼は5裂し、白色または淡紅色。

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