梅の花
<バラ科サクラ属>
庭や畑で栽培されるが、
暖地では野生化している。
若枝は緑色で無毛。
葉は互生し、
倒卵形で先端はとがる。
花は2~3月、
葉にさきだって開き白、紅色、淡紅色のものがある。
花弁と萼片は5個。
雄蕊は多数で、花弁より短い。
雌蕊は1個で、子房に密毛がある。
果実はほぼ球形で
6月頃、黄色に熟す。
<俳句歳時記>春
梅(うめ)
[白梅・野梅(やばい)梅林・梅が香・盆梅]
夜の畦を匍ふ梅ありて行きがたし 水原 秋桜子
匂ひくる梅に吾より寄って行く 梅木 景太郎
東より春は来ると植ゑし梅 高浜 虚子
崖急に梅ことごとく斜めなり 正岡 子規