クロモジの冬芽
<クスノキ科クロモジ属>
山地に生える落葉低木。
枝は暗緑色で黒い斑点が多い。
葉は枝先に集まってつき、
卵状長楕円形で先はとがる。
若葉には白い長毛が密生する。
裏面は帯白色。
3~4月、
葉と同時に小枝の節に散形花序をだして、
淡黄緑色の小さな花を多数つける。
雌雄異株。
果実は球形で9~10月に黒く熟す。
樹皮や材に独特の香気があるので、
楊枝や細工物に使う。
葉や種子からも香油がとれる。
くろもじの冬芽は解りやすい。
細長くとがったような形のものが葉芽で、
先のとがった球状のものは花芽です。