IKEDA HIROYAのとりあえずブログ

日々の食事や美術展巡り、スポーツ観戦記などもつれづれなるままに書いています。

2011.07.10 ホキ美術館

2011年07月10日 22時15分46秒 | イベント・アートなど
今日は午前中にスポーツクラブで汗を流した後、千葉県のホキ美術館へ。

ルートとしては、荻窪から中央線で東京駅に出て、京葉線で蘇我へ。外房線に乗り換えて土気へ。土気からは千葉中央バス南口3番乗り場から「あすみが丘ブランニューモール行き」で「あすみが丘東4丁目」下車。11:41に荻窪駅から乗って、ホキ美術館に着いたのは13:50頃。約2時間10分かかりました。

 


ところで、東京駅の京葉線ホームに降りるところに以前テレビで紹介されていた顔認識をする自動販売機を発見。ディスプレイが実物のドリンクではなく液晶表示になっていて、自販機の前に立つと顔認識により、オススメのドリンクを示してくれるというもの。試しに立ってみたら、ミネラルウォーター、オロナミンC、コーヒーを薦めてもらいました。ワタシは40代のオッサンと認識したのでしょう。その通りですが(爆)。ただ、ワタシはCCレモンを購入(笑)。


 

 


さて、ホキ美術館。ここは2010年秋にできたばかりの日本初の写実絵画専門美術館。以前、バラエティ番組『PON!』で紹介されており、各種美術系雑誌でも紹介されていたので、今回訪れてみました。

公式サイト:ホキ美術館 HOKI MUSEUM

建物は細長い回廊形式になっていて、1階から地下1階、地下2階へと降りて行くスタイル。直線ではなく、微妙に弧を描いていてなかなか面白い造りです。しかも、1階の一部は宙に浮いています。


展示作品は静物、風景、人物といろいろで、画風も写真と見まがうものから普通に絵だなと思えるものまでいろいろ。写真と見まがうものは、単純に作者の技量に感動しますが、一方で、写真を撮ればいいのでは? と思わなくもない(笑)。それを言うと写実絵画を否定してしまうことになりますけど。



期待していた森本草介 氏の裸婦作品群は、綺麗で緻密。髪の毛やアクセサリーの描写は実物のように見えますが、女性の皮膚感はちょっと曖昧。緑色に透ける血管を表現するぐらい緻密だとよかったのに・・・。


ただ、作品の中には、写真に見えるのではなく、写真以上に立体的に見えるものがあり、これは凄いなぁと思いました。ここまでくると、たしかに写実絵画の意義も感じます。


そのうちの1枚が地下2階のギャラリー8で展示されている島村信之 氏の《西窓》 (2010年)。単に精密に描写されているだけではなく、そこに立体的な実物があるように感じました。ワタシ的にはこの作品が1番。

なお、ギャラリー8では作品ごとに「画家のことば」が音声で聞くことができ(本人の声ではないですが)、作品の制作意図を知ることができて面白いです。普通、美術作品は評論家による解説ばかりですが、むしろ作家による解説の方が重要ではないかと感じました。まぁ、作家が生きている現代美術でしか可能ではないですが(笑)。
上の《西窓》にしても、ワタシは作品の立体感に対して単純に感動しているだけですが、作者は床の描写と壁の描写をそれぞれ変えており、壁の描写はイタリアの古典的な表現方法を使用しているとか(たしか)。


 


絵画を観た後は遅いお食事。15時ごろ、併設のレストラン『はなう』でスパークリングワイン(700円)とアンチョビ・オリーブ・ケッパーのトマトソースパスタ(1,200円)をいただきました。
お味はまぁまぁ、フツーに美味しかったデス。


こんな感じで充実の半日を過ごしました。





コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする