俳句指導・・・積み重ねが本当に大事だと分かった

写真画像は、この記事とはまったく関係なく、なかなか手に入らない「ニャシュマロ」というお菓子の画像です。
期間限定販売のお店にわざわざ買いに行って、私の勤務校の職員全員に配ってみました。あまりにもかわいいので、「これは食べられませんよ~」という女性教員もけっこういました(笑)


さて、今日はバレーボールではなく、私の仕事の話題となります。
それもたまにはよいでしょう。
教育の話題を期待している方もたくさんいらっしゃいますから。

私の勤務校は、東京都言語能力向上拠点校という研究指定校として3年目の研究を継続しています。東京都言語能力向上拠点校という取り組みは、「古典文学の音読や暗唱、説明や討論等の言語活動を取り入れた授業の実施など、伝統的な言語文化の理解や、社会生活に役立つ言語の技能の育成を重視した具体的な取組を推進する。」というねらいのもとに、各校独自の研究を進めているものです。

勤務校では、古典的文学の推進については、「俳句指導」に力を注いできました。3年前の研究をスタートした時点では、「どうして俳句ばかりやらせるんだ」というご批判がけっこうあり、理解をしていただくまでに乗り越えなくてはならない山がたくさんありましたが、ねばり強く指導を続けることで子どもたちの言語能力がとても向上し、今では何かあれば俳句をひねることが当たり前の学校に成長してきました。

自校だけの取り組みに終わると自己満足になってしまいますので、江東区教育委員会学校支援課俳句指導担当の小山正見先生に直接ご指導を仰ぎながら取り組んできました。小山先生とは、2003~5年頃に江東区の学校ホームページ充実への取り組みを通して知り合い、以来様々にご指導を仰いできた私の教育上の師匠のお一人であります。小山先生は江東区内全小中学校の俳句指導を支援されている方でもあります。

小山正見先生のブログ「十分間俳句」

言語能力向上拠点校として俳句の研究に取り組むなら、外部のコンクールにどんどん応募することが、最も客観的に評価ができるというご指導通りに、我が校の子どもたちは年に何度もコンクールでの腕試しをしてきました。この12月、9月に応募した「角川ジュニア俳句」の結果が届きました。開けてみてビックリ。重要な入選作に、我が校の子どもたちが10人も入っていたからです。素晴らしい成果をおさめることができました。

バレーボールのプレー感覚が練習量と比例することと同じように、俳句作品を創ることについても、できるだけたくさんの俳句をひねることが、言語感覚向上に結びつきます。

新年に向けて、次の新たな俳句企画も考え済みです。学級担任ではなかなか実現不可能な取り組みになります。管理職という立場にあるからこそできることにチャレンジするからこそ楽しい。この新企画が実現し、成果を上げられたならば、取り組みをまとめた上で、教育界に発表してみようと思っています。
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