イノッチ車両では車酔いしない根拠データ

私の車には運転技能に点数をつけてくれる機能があります。写真のような表示です。5.0が最高点です。前後左右に車が揺れると減点され、スタート、ストップの時に乗り心地よい状態で走ることができると加点されるシステムです。左側が今回の運転成績、右側が過去10回の平均成績になります。10回中1回でも5.0より下になると、平均成績の最高点は出ません。しばらくぶりに右側の数字が5.0になったので、記念に写真を撮っておきました。これがイノッチ車両は人を車酔いさせない根拠になります。
さらに乗っている人の気晴らしになる仕組みを搭載しているため、よほどのことがないと重い車酔いにはなりません。
過去25年間くらいになるでしょうか。これまて車内でもどした人は、一人もいません。


さて、今日の練習は、体験入部の子がいましたので、子供たちの話し合いで、はじめに体育館かくれんぼをしました。なんと3年生2人が最後まで見つからず、鬼は大変でしたね。

次に思いついたのが、動く内容にトレーニングメニューを入れるドンジャンケンです。我ながらよく思いついたなと思える楽しいトレーニングになりました。
①ダッシュ ②サイドステップ ③バックステップ ④アザラシ ⑤両足ジャンプ ⑥ケンケンパ ⑦片足ジャンプ これを並んだ順にやりながらドンジャンケンをするルール。アザラシの順になった子はすこく大変なので、早く負けて次の両足ジャンプの子と交代したいのに、ジャンケンに勝ってしまって進まなくてはならず、結局35メートルくらいアザラシをしなくてはならないという過酷なゲームになっていました。見ているみんなは「負けたいのにまた勝っちゃったね!」と笑って見ている感じ。

次に昨日気づいて、どうすれば効果があるか考えた練習方法でゲーム練習をしました。

ネット系のスポーツ競技は、バレーボールの他に卓球、バドミントン、テニスなどがあります。これらのスポーツの中で、バレーボールだけ違うことがあります。それは主審の吹笛がないとサーブを打てないこと。他のネット競技は、競技者の判断でサーブを打ちます。例えば卓球の場合は、転がったボールを拾いに行く時から次のプレーの作戦を考えています。そしてサーブ前にボールを床についたり、台上で転がしたりしながら、相手の様子を観察し、どのコースに、どんな回転の、どんな長さで、どんな速さでサーブを打つか判断します。さらにはトスを投げた瞬間や、サーブを打つ瞬間に相手の動きを読めた場合、とっさにサーブを変えてエースを取りに行きます。このようなものすごく速くて正確な判断のくり返しが卓球です。バドミントンもそれに近いと思います。

ではバレーボールはどうか?
主審が吹笛しないとサーブの打てないので、卓球やバドミントンでやっているようなかけひきは弱い。また、ラインジャッジがインアウトの判定をしてくれるため、人によっては最後まで責任をもってボールを見ていないこともありえるのではないか。このようなことを考えて出した答えは、部内練習試合では、審判なしで試合をすることです。これによってサーブ時には、コート内の状況をよく見る習慣が伸びそうだ。ライン近くのボールをプレーヤー自らインアウト判定をしなくてはならないから、ボールが落ちるまでしっかり見る力が高まりそうだ。そうすれば相手のサーブやスパイクがアウトだった場合、確実にアウトと判断することができるようになるだろう。

こうして子どもたちに試合をやらせたところ、確かにライン際のボールへの集中力が高まった手応えがありました。都大会に勝ち抜くためには、こんな細かいことも必要なのです。最後の1本を取ることににこだわって、きめ細かい指導を積み上げましょう。
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夏季大会優勝から東京新聞杯都大会出場へ(2003年の辰巳ジャンプの様子から学ぶ)

【はじめの記事は2003年7月27日 辰巳ジャンプ 夏季大会優勝の記事です】
本日、立川泉町体育館で開催された「東京都夏季大会」で、辰巳っ子は見事に予告優勝の快挙を成し遂げました。
「最高で優勝! 最低でも優勝!」
ヤワラちゃんの言葉を借りての指導を1ヶ月間続けてきた結果、勝ち得たものは大きく、これからの辰巳ジャンプに希望の旭日が登り始めた感じです。

1回戦。1セット目を6年生で圧勝したことで、2セット目に新チームを登場させることができました。
「いいかい、負けそうになったら6年生に全員メンバーチェンジするから、かえられないように勝つんだよ。」
と申し付けて送り出した4年生の新チーム。4-3、8-6、13-10、16-13とかろうじてリードをし続けましたが、エースのサーブミスで流れが変わり、16-16。3セット目に行くわけにはいかず、「メンバーチェンジ5人!」あとは6年生任せ。
試合後、4年生に「どうしてスパイクを思いっきり打たなかったの?」と聞いてみると、4年生は「なんかコートが小さく見えて、スパイクが出ちゃいそうだった。」と訴える。なるほどよくあるパターンですね。そういう意味でもリスクを犯して新チームを出場させたことは、子どもたちにとって良い経験になったと思います。

準決勝。事実上の決勝戦と心に決めていた国分寺さんとの試合。
試合前のスカウティング、ミーティングの結果、ブロックで頑張れば必ず勝てると確認。場合によっては4年生エースを入れて「3枚ブロック」で戦うことも想定しておく。しかし、その必要はなかった。6年生エースが絶好調。サービスエース6本を含む8連続ポイントで10-1。これで決まった。その間、キャプテンが、やられたと思った相手のスパイクを床スレスレ片手で拾い上げ、スパイクにつなげるなど、パワー全開状態。まさに今年1番のベストゲームでした。

決勝戦は、大沢ジュニアさんの165・163cmコンビに大苦戦。
高いブロックの前に、アタッカー陣が意識過剰になってしまい、ブロックをさけようとして、まんまとレシーブ網につかまってしまう。13-13、15-15、18-18と胃の痛くなるような第1セット。最後はミスに助けられ21-19。
2セット目も9-11とリードを許す。打点の高いフローターサーブとブロックを破れない。13-13。ここでやっとタイムアウトのたびに指示していたフェイントが決まりだす。一気に20-13。最後はエースが思い切り打ち切り21-15。ちょっと苦しみましたが、優勝のガッツポーズにありつけました。

反省材料もたくさん見えた今日の大会でした。
たぶんこの優勝をきっかけに、辰巳っ子も脱皮できるでしょう。
優勝を予告したからには一歩も引けなく背水の陣で勝った経験は今後に生きるはずです。

さて、長々の書き込みになりますが、今日の夏季大会は八丈島のチームがエキジビジョン参加。八丈島の三根小学校のチームとのこと。辰巳の試合も見ていただき、ありがとうございました。急きょ取材班に変身した私。何枚か写真も撮影し、八丈島にお送りすることをお伝えしました。
八丈島遠征もあこがれるなぁ!(笑)
辰巳っ子も興味津々。「先生、八丈島行っちゃおうよ!」だって・・・

カズ(南葛西) [15/07/27(日)-22:44]      
優勝オメデトウゴザイマス。
帰りが遅くなりたくなかったので、先に帰ってしまったけれど、気になっていました。今週末のIT大会では、八千代さんとの好勝負を期待しています。(それにしても、コートが小さく見えたとは、やはりバレーは精神的なスポーツですね。)

イノッチ(辰巳)[15/07/28(月)-06:01]      
持っている力を出せるかどうか。
4年生にはそれができませんでした。これは経験を積むしかないんだということを再確認させられました。

GO(小金原JVC)    [15/07/28(月)-08:01]      
やりましたねぇ~!イノッチ先生、辰巳っ子!!イェイ~!
これで、夏前の目標が達成できて本当におめでとうございます。
来週の、八千代、辰巳の試合が楽しみです。えェ~うちとの試合も楽しみにしていますが・・・・。
秋の向けての大きな収穫は日々の努力のたまものですね。小金原もこれからの活動に多いに役立つ試合を来週はしたいと思います。

KEN(柏フェニックス)[15/07/28(月)-20:00]      
夏季大会優勝おめでとうございます。(^-^)//""パチパチ
TOPの写真は達成感と自信に満ちたすばらしい笑顔ですね!
6年生チームのOver The Top!へのプロセスは、
4年生達のウエートアップにもなっていくでしょうね。
秋へ向ってさらなる壁を打ち破ってください~e(^。^)g_ファイト!!

お祭り男(三砂)[15/07/28(月)-20:49]      
優勝おめでとうございます。
家も、辰巳っ子に少しでも近ずける用にがんばるぞー!!
本当に、おめでとうー!

不死鳥(八千代フェニックス) [茨城]   [15/07/28(月)-21:37]      
辰巳ジャンプ、夏季大会優勝おめでとうございます!!
「最高で優勝! 最低でも優勝!」を現実にしてしまう、凄いですね!それに子供たちの潜在能力は計り知れないものがありますね。
8月3日は燃えてきましたよ~!!今度は八千代がビジターで辰巳がホームですね、IT交流では万全の体制でチームを作り行かせていただきます(笑)

イノッチ(辰巳)[15/07/28(月)-22:12]      
みなさん、ありがとうございました。
IT交流会は素晴らしいパンフレットができつつありますよ!
お楽しみに!
3日の日、都小連の役員さんたちは、午前中から全国大会の準備に大忙し。私的には、ちょっと気が引ける主催交流会なんです。準備委員会に今年から参加させてもらって、あらためて裏方の仕事って大変だなぁと実感しています。
かわりに3日には、私は裏方に徹しますので、皆さん大いに盛り上げてください。

keitann(大四)[15/07/28(月)-23:24]      
皆様ご無沙汰です。といっても、イノッチ先生とカズ先生には、昨日お会いできましたが…
今年はIT大会いかれなくて残念です.みなさんによろしく!
いま大四は3年生が急に沢山入部してくれて、新人君、さんでごった返しています。チームの外にでるのが大変です。
昨日の夏季大会に大四も隣のコートで試合をしていました。結果は3位でした。
支部決勝で勝ったチームに負けてしまいました。といってもこちらの体制が変わっていたので、ありえる結果でした。でも、この結果が秋に向けてのエネルギーになってくれると信じています。またみなさんに力をお借りしにいきたいと思っています。

三砂Jr.さっちゃんママ[15/07/28(月)-23:52]      
先日は合同練習をしていただきありがとうございました。
うちのJrの子供達が辰巳っ子にお友達ができたと、とても喜んでいました。そんな辰巳っ子のみなさんが夏季大会優勝と聞いてとても嬉しく思い、おもわず書き込みさせていただきました!
イノッチ先生!辰巳っ子のみなさん!
夏季大会優勝、本当におめでとうございます!\(⌒O⌒)/

イノッチ(辰巳)[15/07/29(火)-01:15]      
多くの方々に、まるで自分のチームのことのように喜んでいただけるのもIT交流のなせる技ですね。こういう嬉しい書き込みがたくさんあると、またまた管理人業に燃えてしまうわけです。
keitannさん、三砂Jr.さっちゃんママさん、ありがとうございます。

タニコー [茨城] [15/07/29(火)-06:10]      
優勝おめでとうございます。
「最高で優勝! 最低でも優勝!」という考えが、潜在意識の中に刷り込まれていたのですね。本当におめでとうございます。
この間、KENさんとお逢いした時も、今度のIT大会は、八千代さんとの対戦が見物ですよと話していました。
IT大会でも、素晴らしい試合を見せて下さい。
あ~、IT大会、行きたかった(T_T)。

ブラボーパパ(南葛西)[15/07/29(火)-06:53]      
優勝おめでとうございまぁ~す。\(^o^)/
子供達の写真の笑顔が、すべてを語っているようですね。
IT交流会でも頑張って下さい。うちの子供たちも少しは、辰巳っ子を見習ってもらいたいものです。

KEN(柏フェニックス)[15/07/29(火)-08:10]      
私も今回の楽しみは八千代、辰巳の対戦でもありますが、
今年始めの八千代&辰巳を見ているので、各監督が目指しているイメージにどれだけチームが成長しているか?
ここまでチームを成長させる為のプロセス、このへんが、一番の楽しみのポイントですね!

カズ(南葛西)[15/07/29(火)-09:01]      
なるほど、そういう見方をしてくれる人がいると、その人の意見がとても参考になりますね。
ぜひ、KENさんのお世辞のない意見をイノッチ先生、不死鳥さんに伝えてあげてください。
うちのチームは6年生がいないのでボロボロですが、今年のチームを見ていただいて、来年コメントをいただければ、と思います。来年は、今年のチーム+4年のサウスポーが育ってくると、強力になると考えています。

イノッチ(辰巳)[15/07/29(火)-09:24]      
おはようございます。
皆さん、朝から熱心なバレーボール談議。
超長々ツリー状態になりましたね。(笑)
ますます交流会が楽しみになりましたね。



【ここからの記事は2003年10月11日の記録です】
思い返せば苦しい苦しい3ヶ月間でした。
子どもたちを鍛えるために、勝負の時まで鬼に徹してきた3ヶ月間でした。
この夏、千葉県チームの皆さんをはじめとして、各県のトップレベルの各チームの方々に声をかけていただき、鍛えていただけたことが実を結びました。心から御礼申し上げます。本当にありがとうございましたm(_ _)m

「都大会に出たい!」
これが子どもたちの本音でした。
「出られるならどんなことでも頑張ってみせる。」
何度も何度も子どもたちの気持ちを確かめ、「苦しかったらやめる?」と何回言ったことか知れません。そのたびに「いいえ!都大会に出たいんです!!!」と言い切ってきた子どもたち。何回も泣いた。私にアドバイスを受けてもなかなかできない自分の情けなさに自然と涙があふれてくることしばしば。でも、それが今日、最高の形となって勝ち取れたんですから、「本当によく頑張ったね。」と言いたいです。

試合は4チームのリーグ戦。2位までが都大会。何せ第3支部(江東・江戸川)は1~10位くらいまでが実力伯仲。どこが勝ってもおかしくない都内最激戦区。いつも全国大会で勝つよりも厳しい支部予選と言われている。今日も苦しい試合でした。

1試合目は江戸川9位の葛西さん。
朝に弱い辰巳は1セット目にミス連発。4連続でスパイクミスした時にはどうなるかと思いましたが、いったんサーブを切ってからは順調に得点を重ね、(21-12,21-5)でまず1勝。

次が都大会をかけて南星さんと大激戦。
1セット目。6-6,10-9,12-11と一進一退。ここでエースのサーブが回ってきて、サーブで崩してエースが決める辰巳のパターン。4連続、3連続の得点で21-16と第1セットを取る。
2セット目。序盤に辰巳の弱点(秘密!秘密!)を徹底してねらわれ3-9。12-18。追いつけない。ここでタイム。このセットは捨てる覚悟でチームの立て直しをはかる。今回、私にしては珍しく、指揮官冥利に尽きるアドバイスができた!(笑)
劣勢に立ったとき、セッターも弱気になる。
「本来の辰巳のバレーであるネット8mを全部使った攻めをするんだ!自分達のバレーを忘れてエースに頼ってしまうから苦しくなるんだ。レフト、ライトを使うと決まらないのがこわいから、エースにばかりあげているんだよ。セッターが勇気を出して3人のアタッカーを使っていいんだよ!」
これで19-20まで追い上げる。しかし最後は19-21で落としてしまった。
3セット。2セット目終盤の追い上げで、チーム全体は自信を取り戻していた。序盤6-5と競るも、4年生のサービスエースもあり、中盤で12-6と引き離す。こうなるとノリノリの辰巳っ子。そのままラストスパート状態で21-13。
都大会の切符を勝ち取りました。

3試合目の小松川戦は(11-21,16-21)。力負け。
都大会までの次なる修正ポイントが明確になった。

さあ、道がつながった!
次は「関東大会出場」を目指して2週間の練習です。
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どうも不思議なことばかり起こる

NHKドラマ「坂の上の雲」


今、NHKでドラマ「坂の上の雲」が放送されています。

じつはこの夏休みの猛練習の陰で私は、故・司馬遼太郎氏の「坂の上の雲」と「翔ぶが如く」を再読していました。
明治維新後の国を建設していく困難な過程と、その後の日本人が世界各国を相手に国家建設をするために、どのような人材育成をしていったのかを確認することが、小学生バレーボール3チーム目のチャレンジに挑んでいる私の指導に、プラスの影響があると感じたからです。

「坂の上の雲」の主人公は3人いて、俳句や短歌の中興の祖である正岡子規。日露戦争で日本を勝利に導いた兄弟、陸軍の秋山好古、海軍の秋山真之です。日清戦争(1894年 明治27年)、日露戦争(1904年 明治37年)という時代は、私が校長をさせていただいている矢口小学校としても無視できない時代なのです。なぜなら、1891年(明治24年)が矢口小学校の開校年となっているからです。

さらに「翔ぶが如く」の時代。西南戦争という国内戦争があった1877年(明治10年)の翌年、1878年(明治11年)が矢口小学校の前身である薫泉學校が創立されています。

学校創立の時代背景を確認することが、私の立場では必要なことと感じて、すき間の時間をぬって本を読んできました。
文庫本で「坂の上の雲」が8巻、「翔ぶが如く」が10巻ありますので、まだ読み終わっていませんが、私の中には確かに新しい気づきが生まれています。

私がこのような読書活動をしている過程で、HNKが「坂の上の雲」をドラマ放送すること(私は事前には知らなかった)が、どうも不思議なタイミングの一致を感じてなりません。いろいろなことが、ピタリピタリと当たっているように思えてきます。
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兀兀地 非思量(こつこつち ひしりょう)

今日も矢口タートルズの子供たちは、自分たちでいろいろなことを試し、楽しそうに練習をしていました。
練習の最後に、6年生チーム対5年生中心の新チームの試合をやらせてみました。このところ5年生の成長が著しく、そのため夏季大会も優勝できましたし、東京新聞杯の選手層はとても厚くなりました。

さて、そんな練習中に、突然と私の脳裏にうかんだ言葉が題名の難しい言葉です。
私は高校生時代に卓球部で活動していました。活動場所は剣道場で、剣道部と1日交代で練習していました。東京市立一中という伝統校の流れを組む高校だったこともあり、剣道場には大切な掛け軸を飾る場所が道場の前壁中央にありました。そこに飾られていたのが、この「兀兀地 非思量」という禅の言葉です。

なぜこの言葉が、天から降ったように思い出されたのか? あらためて意味を確認しました。

兀兀地とは、何にも動じない大きな山の上の方にある、草木も茂らないような土地のことで、どんな風が吹いても、草木がないからザワつかず、フラつかず、大山の土地だからビクとも動かない不動の境地を示す。努めて休まず、学び続ける姿となります。

非思量とは思量するに非ず。つまりあれこれ考えず、静かな心を保つこと。

二つをつなげれば、私たち矢口タートルズは、何があっても動じることなく、堂々と、これまでやりきってきたことをそのまま発揮すればよいのだ。このように言えそうです。


実は今日の授業で6年生は、狂言師、野村家の方々の演じる「柿山伏」をわけも分からずといった雰囲気で鑑賞していたのてすが、そんな日本の超伝統的な刺激も感じて、突然、「兀兀地 非思量」の言葉が出てきたのかもしれません。

矢口タートルズの子供たちは、そこまで練習を重ねたと自信を高めましょう。
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昨日休んで一気にチーム上昇状態に

普通のチームなら、この予選前には土曜も日曜も練習試合をしているところですが、先週土曜日に行った練習試合の様子を見ていて、子供たちは相当疲れているなと感じましたので、あえて日曜日を休ませました。

そして今日の練習です。
期待通り、子供たちのエネルギーが完全に回復して、予選に向けての様々なフォーメーション練習を楽しそうに行っていました。
また、今日はサーブのトスの高さと、フォロースルーのやり方を、私自身が昨日、海外のコーチが子供に指導している動画をみて勉強しました。なるほどサーブがこんなに変わるものなのかと理解した上で、初めて指導する内容で、確かにサーブが良くなった子が複数人いました。このように指導する者が新しい指導技術を手に入れることで、自分史上最高の指導レベル状態になるわけです。その結果、子供たちが成長していく。つまり「指導者のひきだしを増やす→選手が伸びる→さらに指導方法を学ぶ→ますます選手が伸びる」というプラスらせん状態を続けられれば、何年たっても無限に上がっていける。これが私のやり方です。


ギリシャのプラトンという哲学の巨人が、師匠であるソクラテスに問いかけました。
「ソクラテス先生は、なぜそのように人を感化するお力があるのですか?」
ソクラテスいわく、
「シビレエイという生き物がいる。周りの生き物をしびれさせることができる。それはなぜかというと、シビレエイは自分自身がしびれているからなのだ。私の哲学や会話が人に伝わるのは、私自身が学ぶことや考えることにしびれているからなのだ。それを感じ取った人はまた、人から言われなくとも、自分自身から学びの道に入っていくのだ。」
この逸話は、私が大学生の時から座右の銘にして、長い教員生活の精神的な柱にしてきたものです。今、教員生活終盤戦になっても、この柱はまったく変わることなく、私のことを支えてくれます。教育哲学という最強の武器です。

哲学といえば、江戸時代のある藩のおばあさんの話があります。
そのおばあさんは、毎年かなり苦労して農作業をして、年貢を確実に納めていました。ある人がおばあさんに言いました。
「おばあさん、そんなに頑張らなくてもいいんじゃないの。」
するとおばあさんは、
「これはお殿様に召し上がっていただくものだから、一生懸命作るのは当たり前ですよ。」
理屈や打算を超えて、こうすることが当たり前、こうすることが私の生き方、これが哲学である。この逸話もまた、私の教育哲学でもあります。
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体調を整えましょう

どうも夏季大会優勝をゲットするために、チームの調子のピークをもっていってしまったようで、その後の調子が良くありません。怪我人も多く、なんとか東京新聞杯の二次予選には間に合わせてくれることを祈るしかありません。体調の復活が、東京新聞杯のテーマとなってしまいました。

休めるときには、しっかり休みましょう。

監督の私自身も、ここ2週間休んでいないことによる、かなりの疲労感がありますので、明日はリフレッシュの日にさせていただきます。どうやってリフレッシュするかの計画も、実は立てています。

パリオリンピックに出場した選手たちも同じような状況を見せているように私には思えます。オリンピックにピークをもっていったことで、その後の試合成績に影響が出ているように見えます。バドミントン銅メダルのシダマツペアは、8月末の試合では負けました。体調不良が原因でした。卓球団体で銀メダルを取った未成年の張本美和選手は、早くもカザフスタンへの海外遠征をしています。昨日の試合を動画中継で見ましたが、日本選手に負けました。明らかに足が動いていない。オリンピックで活躍した攻める試合にはなっていませんでした。精神的に休む必要があると私は思いました。しかし、次のマカオの試合にも出るようです。金メダルを取った中国選手も休んでいるのにね。


さて、今日は全日本の都大会に出場している地元チームに来ていただいての練習試合でした。
Bチームを新チームのスタート活動にするために、Aチームのレシーブの要となっていた5年生をはずし、6年生だけで試合をさせました。厳しい試合の経験だけは積めたかなという内容で、相手の練習にはあまりならなかったように感じます。

Aチームは相手のパワーあるサーブやスパイクに手こずっていました。
Bチーム(新チーム)の試合で出した2,3年生の活躍は、夏休みの練習の成果がたくさん出ていました。


個人成績上位3人です。
【サーブ得点率】
1位 T.H(5年) 70%
2位 K.Y(3年) 54.5%
3位 F.Y(6年)N.A(6年)I.A(6年) 42.9%

【サーブ成功率】
1位 I.H(6年) 100%
2位 K.Y(3年) 90.9%
3位 T.H(5年) 90%

【サービスエース率】
1位 T.H(5年) 56.7%
2位 K.Y(3年) 36.4%
3位 S.Y(2年) 33,3%

【スパイク成功率】
1位 I.H(6年) 63.6%
2位 T.A(5年) 62.5%
3位 T.H(5年) 54.5%

【総得点】
1位 T.H(5年) 27点
2位 I.H(6年) 12点
3位 T.A(5年) 9点
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第44回 全日本バレーボール小学生大会 全国大会決勝

第44回 全日本バレーボール小学生大会 全国大会決勝


今年の全国大会決勝戦の動画です。
自分と同じポジションの子だけを見ると、動きの参考になります。
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今日は1回クールダウン

昨日の熱戦を勝ち抜いた優勝、そして暑い体育館に1日いた疲労を考え、今日の練習はクールダウンをしました。

軽めのボール慣れ練習と、子供たちにチームメンバーを考えさせての部内練習試合を4セット。さらには、ポジションをセットごとに変えることとして、ほぼ子供任せの練習にしました。ゲーム練習は子供たちにとって一番面白いでしょうから、気分転換のためには一番かと思います。

それでも勝敗がかかると、いろいろと工夫して点を取る作戦を考えるものです。女子エースが試合中に言った言葉が私にとってはとても印象的でした。
「みんな楽しんでバレーをするんだよ!」
と大きな声で伝えていました。
これはきっと岡山県・大元スポーツ少年団さんが、8月9日に矢口小学校に来てくれて、楽しそうにバレーボールや交流ゲームをする姿を見て、よい経験になったのだと思います。大元さんと試合をしていた時の彼女の表情も、レベルの高い相手に自分の力を試していくことを楽しんでいる様子でした。そして昨日の夏季大会でも、矢口タートルズの試合は、みんな楽しそうに勝負していたと私は感じています。

事情があり、しばらく休んでいた「秘密兵器」くんも、今日から練習参加しました。練習中に彼が思わず言葉にした内容が、この夏休みに休まず練習参加した子たちの成長を証明していました。
「えー!どうしてそんなサーブが打てるようになったの?」
「みんな前とぜんぜんちがうバレーをしている!!!」
大丈夫。君も同じように成長してもらって、東京新聞杯で活躍してもらうから。これでセッターもアタッカーもできる子がまた一人増えました。どこまで厚い選手層のチームなのでしょう。そんな子供たちのいるチームで、大人も子供も最高に楽しんで、東京新聞杯にチャレンジしていきたいですね。
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きらぼし銀行『夢』カップ 東京都夏季大会 初優勝

保護者の皆さんがたくさん写真を撮ってくださった中で、私がベストショットに選んだのはこちらの写真です。
ぜんぜんバレーボールではありませんね。応援団に手を振っている写真です。でも、それがよいのです。

私がお手本としている岡山県代表チームの「大元スポーツ少年団」チームの、全国大会での様子にとても似ているのです。はっきり言って、そっくりパクっていると言えましょう。それでよいではありませんか。全国優勝、ベスト4など数々の成績を残しながら、決して子供たちを追い込むようなことをせず、チーム全体でバレーボールを楽しんでいるのが大元チームです。「たくさん試合をしたいから、3セット目まで行くことが嬉しい!」というようなチームに少しでも近づくことができれば、私たち矢口タートルズの愛する子供たちも、もっともっと輝く姿を見せてくれるでしょう。

それにしても、夏季大会初出場初優勝です。本当におめでとうございます。子供たち、やりましたね!!!
立派な表彰状と、優勝盾を手にして、この夏休みに一生懸命頑張ってきたことが間違いなかったんだと確信したことでしょう。

優勝後のミーティングで、子供たち全員発言をしてもらったところ、全員が「この夏休み、毎日練習を頑張ってきたことが、試合で出すことができた」と言っていました。
ある面から見れば、ありえない優勝だったと思っています。なぜなら、正セッターが第1試合の3セット目に、足の負傷でいなくなるという大ピンチに直面したからです。1セット目を取られ、いきなりのピンチ。2セット目も大接戦。10-10、15-15、19-16とリードしたのに、サーブミス、スパイクミスが出て20-20。一瞬、また2点差で負けるのかと心配しましたが、相手のスパイクミスとこちらのサービスエースで、22-20となんとか取り返す。
3セット目は、前半にサービスエース5本とスパイク2本を決めて10-6とリードしましたが、ここから相手の追い上げに合い、なんと10-9でセッターがラリー中に軽打を拾おうとしてしゃがんだ瞬間に足を負傷して退場というアクシデント。6月までの矢口タートルズだったら、ここで試合終了でした。ところが、今の矢口タートルズは、正セッターがいなくなっても、まだ3人はセッターができるように夏休み中に練習をしてきました。これがバッチリ機能しました。5年生を急造セッターとして試合継続。13-13と本当にナイスゲームになりましたが、なんと最後には、この夏休みに急成長したブロッカーがサーブで相手を崩して14-13。最後はネット上にあがったボールをブロックで相手コートに落として15-13。課題としていた最後の2点をしっかり取りましたね。これこそ練習の成果です。

さらには、チームの保護者の皆さんがチームを組んで、ものすごい高さのブロックで、子供たちの相手をたくさんしてくださったおかげで、アタッカー陣の点を取る手段が、強打だけでなく、たとえばアンダーハンドやオーバーハンドでも点を取れるという、頭の良いバレーボールに成長してくれました。相手が何をしてくるのか分からないほど、小学生が混乱することはないでしょう。打つと思ったら、前に落とされ、前をカバーしようとしたらエンドラインに落とされる。軽打を拾おうと動き出したら、強打で決めていく。

落としたセットも含めて、すべてのセットで、この夏休みに練習してきたことが出ていたので、不思議なことに私は負ける気はしていませんでした。

あらためて、ものすごい選手層になったなと感じています。
夏休みに立てた強烈な作戦を出すことなく、今日は勝ってしまいました。
もう少し練習を重ねて、「控え選手も含めて、全員で守って、全員で攻める」という、小学生バレーボール界であまり見ることのないチームにして、関東大会を目指しましょう。

東京新聞杯予選には、今日いなかった「秘密兵器」も登場させます。




個人成績

【サーブ成功率】チーム82.2%(合格は90%)
1位 I.H 94.4%
2位 T.H 92.9%
3位 F.Y 91.3%

【サービスエース率】チーム20%(合格は30%)
1位 N.A 50%
2位 F.Y 30.4%
3位 I.H 27.8%

【サーブ得点率】チーム45.6%(合格60%)
1位 F.Y 60.9%
2位 I.H N.A I.A 50%

【スパイク成功率】チーム過去最高79.5%(合格90%)
1位 I.H 80.8%
2位 F.Y 75%

【ブロック決定数】
1位 I.A 2本

【総得点数】
1位 I.H 30点
2位 F.Y 23点
3位 I.A 6点
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夏休み練習 圧巻の打ち上げ

8月31日。夏休みの練習が終わりました。これまでの30年以上の指導者生活でやったことのない練習日数をやりとげました。6週間の夏休みのうち、4週間(28日間)をバレーボール指導にかけてきました。

今日は練習を休んだ回数が3日以内の子に、毎年やっている「夏休み監督賞」をプレゼントしました。監督賞をもらった子が7人もいることにまずは驚きです。各家庭のご理解、ご協力ありがとうございました。キャプテン一人は欠席数0日。たぶん中学校や高校でもこれほど練習する部活動はめったにないでしょうから、たぶん人生で一番練習した夏休みということになるでしょう。

今日は私だけが知らなかったサプライズもありました。保護者代表の方から、「皆勤賞はキャプテンだけでなく、もう一人います。」と言われたときに、正直、(それは間違いでしょ。欠席0日は1人しかいないはず。)と思いましたが、そのあと、「もう一人の皆勤賞は先生です。」という発表。ああ、なるほど、確かに私自身がすべての練習に出ていたんだなぁと、なんだか不思議な感じがしました。ということで、私にも皆勤賞をいただくことができて、ますますやる気になりました(笑)。

夏休みに、こんなに体育館にいる校長は、日本のどこにもいないと自信をもって言えます。が、他の校長や一般の教員たちはどう思っているのでしょうね。教育界の誰が見ても、やりすぎだろうと思うでしょうが、う~ん、これが生きがいだからしょうがないとしか言いようがありません。いつも思っているのですが、この活動に対して、どんな立場(上下内外関係なく)の方であっても、その誰かが私に文句を言った瞬間に、私は現職を辞職をしてでも、この活動を続けるという覚悟をして行動しています。体育館にいる私は常に「背水の陣」で勝負している戦国武将だと思ってください。

また、私は学年経営や授業については、ありえないほどの自信をもっています。いつでも担任を引き受ければ、信じられないような高いレベルの学級集団に子供たちを育て上げる自信があります。それを捨てて、教育管理職になった理由は、この無私で行っているバレーボール活動には、財政的な後ろだてが必要であり、管理職手当(東京都の場合、月に副校長職約8万円、校長職約10万円)をそれに当てようと思ったからです。つまりそれほど、この小学生バレーボール指導を通して、子供たちが信じられない成長をとげていく姿が、たまらなく大好きだからです。

夏休みの3分の2を練習に明け暮れた矢口タートルズは、間違いなく過去最高レベルのチームになりました。明日の夏季大会ではとうぜん優勝をねらいますが、それは通過点でしかない。目指しているのは11月の「関東大会」です。それをねらえるだけの片りんを、今日の練習の最後に試してみました。もう少し時間をかけて練習すれば、セッターも含めた「6人攻撃」ができるチームに仕上げることができるでしょう。そんなチームは全国大会でもなかなかありません。

どこまでやれるか、自分たちの可能性にチャレンジすることを最高の楽しみにして、練習を重ねていきましょう。

私がイメージしている秋の試合は、このアンジュルムのような「ドンデンガエシ」です。
もりあがっていきましょう!

アンジュルム ドンデンガエシ / COUNTDOWN JAPAN 23/24


ついでに試合をしていて、このくらいにぎやかにできればいいなぁと思う。
矢口タートルズの子供たちは「大器晩成」です。
どんな試合もひっくり返せ!!!

「大器晩成」/アンジュルム(2024.6.19 横浜アリーナ) 佐々木莉佳子 FINAL「愛情の世界へ、君もおいでよ」
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