日本の社会では数学を教えるのも受験と大きく関わりあっている。
それで昔から考え方の藤森良蔵、良夫親子の大学受験参考書(昔は旧制高校の受験)とか秋山武太郎の数学の叢書とかが有名である。私もそれらの全部ではないがあるものは集めてもっている。
私の年代だとチャート式数学とかいうものがあったが、私自身はこのチャート式を買ったことがない。しかし、これは有名であったので何度か覗いて見たことがある。
今もっているのは「チャート式物理」でこれは数学者の友人のNさんから勧められてインターネットで購入したものである。
受験から外れると志賀浩二先生の数学のシリーズがあるが、そのうちの岩波書店発行の「数学の生まれる物語」「数学が育っていく物語」はもっている。
しかし、朝倉書店から出されている志賀先生のシリーズは1冊ももっていない。その代わりというわけではないが、松坂和夫さんの「数学入門」「解析入門」(いずれも岩波書店)はもっている。
もっていても通読をするということはないが、いつも辞書代わりに使っている。知らないことが出てくると索引を調べて説明があれば、読む。
これと同じようなシリーズを遠山啓さんが書いている。これは数の広場シリーズで、幼稚園から高校程度くらいまでである。これも辞書代わりに使っている。これはホルプから出ていた。いまは絶版で古本市場でぐらいしか手に入らない。
その他に最近だと秋山仁さんのいくつかのシリーズがあるが、これはかなり広範になりすぎてとてもではないが、集め切れない。
それにあるシリーズはもう絶版で、どうしてだかとても値段が高く2万円くらいするものもある。その他のものでも5000円から8000円もするのがある。その駿台文庫に入っているもの以外はそれほど高くはない。
私の知らないものがこれ以外にもあるかと思うが、これらは個人的な数学の体系をつくっていると思う。