先日、小規模の高校の同期会があったということはこのブログでも書いたことだが、その中で世話人のK君の話が興味深かった。
それは3年前に徳島で同期会があったときに、このK君は同期のA君と徳島に行く電車で一緒になった。そのときに、これからはインターネットでのビジネスが大切になるとのヒントをA君からもらったらしい。
そして、その同期会から帰って新聞を見ていたら、楽天のインターネットビジネスの説明会が I 市であることが出ていた。それで彼の子息と社員の女性をつれて、その説明会に参加したという。それから帰って楽天のインターネットビジネスに参加するようになった。
彼は理容器具とか理容用品の販売が専門なのだが、その手始めに理容用品か何かをインターネット販売をはじめたという。ところが8千円くらいの定価のものを間違って1800円の定価をつけたら、注文が殺到した。その数は数万だったという。はじめは大赤字を覚悟でその商品を販売したが、それではたまらないということで楽天と相談の上で間違ったというお詫びのお知らせとお詫びの粗品とを送って定価を訂正した。
その後売り上げは順調に伸びて、彼の会社の売り上げの半分を超えて2/3に迫っているという話であった。その話の後で当のヒントを出したA君ともちょっと話したが、彼は当然だという感じで別に大したことを教えたという風でもなかった。
別の同期生によれば、ヒントを与えた方も方だが、それよりもそのヒントを直ぐに生かすことができたK君の賢さに感心していた。K君は人と人との出会いに感謝の念を強くしていると感じた。
私自身もK君の今度の同期会をするときの用意周到なことに感銘を受けた。そういう才能を彼がもっていることまったくいままで気がつかなかった。