日本の今優れているものにシャワートイレとアニメおよびマンガがある。これらのうちでアニメおよびマンガは世界に普及をしていて、中国から来たある留学生がセイラー・ムーンのファンだということを最近聞いた。
昨夜のドイツ語コースでシャワートイレ談義があった。発端は小児科医の I さんでシャワートイレがヨーロッパ、特にドイツでどれくらい普及しているかとの議論になった。ということでドイツ語コースのはずが日本語コースになってしまった。
R氏によれば、ドイツではウォシュレットと言われるようなシャワートイレはほとんど普及していないらしい。新しいものがドイツにないわけではないらしいが、いつでも普及に問題があるのだとはR氏の意見である。
ところがO氏がどこかで読んだのかテレビで見たのかわからないが、ある女優さんか女性タレントかはたまた女性作家かが少し便が残っているくらいのことを気にするような男性は男性らしくないといっていたとかいう。そこで私が「それは痔になったことのない人の言い草だ」と口をはさんだら、K夫人から「そう来ましたか」と言われた。
それで話は終わりそうになったが、I さんの娘さんは小児科医・内科医だが、その方の意見としてシャワートイレは細菌の感染の恐れがあるとの見解もあるとの I さんのご意見が出た。もっとも家庭内では問題があまりないのだろうとのことである。
現在どのくらいいわゆるシャワートイレが日本で普及しているかはデータをもっていないが、かなりの普及度ではあるだろう。多分各家庭の半分を超えているのではないだろうか。
今朝、朝食後に妻にその話をしたら、ヨーロッパには雨が少ないために、水が少ないという問題があるのではないかという指摘があった。水資源は日本ではそれほど問題ではないが、ヨーロッパではかなり大きな問題である。
それで水を多量に使うようなシャワートイレはあまり普及しないのではないかという。使える水が限られているという、水の貴重さとともに水代もかかるということで、普及が遅れているのではないかという。それも一理はあるだろう。
なんでもそれぞれの状態には理由がある。シャワートイレの普及が遅れているからといって、新しいものを取り入れる進取の気性に欠けているととるのも一つの考えだが、そのほかの国民性とか実利的な側面の考察が欠かせない。