微積分のe-learningのコンテンツの演習問題のところへ入っている。ところがこの演習問題はもと同僚がつくったのだが、関数の極限の問題で解き方のわからないのが数問出てきており、考えあぐねている。
とはいっても世の中の秀才諸氏だったら、なんなく解いてしまうような問題なのだろう。私は若い頃から問題を解く能力がない。どうしても解けなければ、誰かに聞くことになるのだが、それにしてもこんな問題が本当に技術的に必要なことがあるのだろうか。
そうはいっても、解けないのは悔しいのでクイズを解くようにあくまで解を見つけるつもりである。だが、どうもこの問題は生産的ではないような気がする。そうはいってもみても負け犬の遠吠えのように聞こえるだろうから、何とかしようと思っている。
それとは別だが、数学・物理通信の第5号の原稿というつもりでだろう、友人の数学者Nさんからの印刷された原稿が届いた。これを昨日から読み始めた。いくつかの書き換えてほしい項目が出てきた。
もっとも計算の詳細がわからないところもある。だが、これもわかりそうでわからないということなので、もう少し自分で考えてみたいと思っている。このテーマはGauss積分を普通は2重積分で評価するのだが、このNさんのは2重積分を使わない方法である。
Nさんは基本的に微積分のテキストにある曖昧さをなくすように、書き換えたいという意図をもって、こつこつやっているのだが、彼は持病があり、なかなか進まない。しかし、その持病も命には別状がないらしいので、Nさんの仕事が無事に完成することを願っている。