妻がときどき気の利いた小物を買って来ることがあり、どこで買ったのかと聞くと近くの100円ショップで買ったという。100円ショップはデフレの産物みたいなところがある。
いま、私の旧著「数学散歩」のミスプリを訂正しているのだが、その校正刷りが来たので、その訂正箇所を示すためにpost itを買いに100円ショップに行った。なんとか目的のものを買ってきたのだが、どうも思っていたものとはちょっと違ったらしい。
ほとんどの商品が100円ということで他のものを5品目ほど買った。これが結局100円ショップの目的なのだろう。別に衝動買いというほどではないが、それでもpost itだけ買うつもりが余分に500円分買い込んだ。
もっとも100円分の買い物のつもりが余分にあと500円分買ったといってもどれほど日本の経済に寄与するかというとまったくゼロに等しいだろう。だが、これは私だけではなくてこの100円ショップに来る人が同じようだとすると少しは日本の消費経済に寄与することになる。
もっとも100円ショップでも100円ではなくて300円とかのものもあるが、やはり基本は100円である。それで、書類のフォルダーでハードな表紙のものがあるかなと見て回ったがそういうものはなかった。これはいろいろな書類のコピーをファイルして保存するために探したのである。
もちろん、どこの文房具店でも売っているものであるが、500円くらいの値段がしてそんなに安いものではない。だから、それを100円ショップで見つけようとするのが本当は無理なのである。すでにいくつかのフォルダーを買ったのだが、それでもまだ十分に論文や本のコピー等の整理ができないでいる。